手を汚すって楽しいと思うのは男の子だけ??

昨日、ほとんど組みあがった自転車の部品を組み付けるだけだったにもかかわらず結構楽しい思いをしました。
自分で弄っているという実感がするわけです・・・
 
以前にも書きましたが 電化製品も自転車も単車もそれなりに弄ります。
正しくは弄りましたが正しいので 最近はあまり触れてないというより 新しくなったのでもう触れないだろうと お金を払って頼むことが増えていました。
特に電子回路などは既に目が付いてゆかないので コネクターをはんだ付けしなおすぐらいとなっているわけです。
もともとは、ジャンク屋さんで修理を見て育ち 家庭環境も犯行上のようなところ。
移動手段は自転車で これは全て自分の整備なので何かあっても自分のせいだったわけです。
故に、特に安定しなかったのはパンク修理で うまく貼り付いていなくて走っているうちに空気が抜けてゆくなど色々なわけです。
ここで注釈入れときますが、昔はパンクの時に貼るゴムも接着剤も今ほど性能が良くなく 1年程度で能力を失ってしまう接着剤(そこまで激しくパンクしないので 気が付いたらつかない糊になっている)がダメだったり なにより、充てるゴムが今のように加工されたものでは無いゴムの板を鋏で切ってちょうどいいサイズにしていたので 今のほどちゃんとくっつかないのです。
この接着のゴムは、天然ゴムのチューブと充てのゴム板を簡単に言えば溶かして 乾いた時には溶けたものをギュッとくっつけると両者が融合してしまうというものです。
ところが、端になれば端になるほどこの融合の度合いが悪くなるのは ゴム板の性質で塗った方と逆の方に向けて反ったりする 
若しくは膨らんだりして 張り付きが完璧でないことがあるので 鉄のローラーでごりごりと押さえつけて隙間を無くすように思いっきり押さえつけるわけです。
うまく押さえつけなかったり、ノリがちゃんと乗ってなかったり、間にゴミが挟まったりすると そこからじわじわと空気が漏れ始めるわけです。
で、そのころの自転車のチューブは空気圧を高めるとびっくりするほどに大きく膨らむので ある程度の空気圧で水の中の中に沈めても漏れてないけど 走っていると徐々に抜けてゆくような漏れ方となる訳です。
困るのは、一度貼ったところに重ねて貼る事も出来ませんし その張り付き方は上に書いた通りで引っ張って剥がれる貼り方ではないのでもうダメなのです。
一応、その張り付けた部分全てを隠すほど大きなゴム板を充てて貼り付けるのですが そうなると 真ん中が浮き上がったところに貼り付けるので・・・・
私の頃はそれでも ゴム板の片面に紙が貼ってあって直接空気に触れなくしてあって チューブの方だけを紙やすりで削って貼り付けたのですが その前は両方をやすりで削って貼り付けるというやり方だったのでもっと失敗が多かったわけです。
ちなみに 今は、ゴム板を二層構造にし 周囲の部分の厚みを薄くして浮かび上がったり剥がれたりしにくく 端の方が一体化し易くしてあるわけです。
故に、失敗など 過去の話となっている訳ですが・・・・
じつは先日話を聞いて驚いたのですが 今や、ロードバイクではその修理もしなくなって 穴が開くとチューブは交換だそうです。
重さが振れるのと、高圧をかけるので乗り味が変わって長時間持たないのが原因だそうです。
 
話はどんどんそれるわけですが
そうやってパンク修理をしていると解る事もあるのです
例えばタイヤの減り方。
今ほど細くなかった事もあるのですが 完全に綺麗に減っている訳ではありません。
そして、リムにあるこすれ傷からブレーキの辺りがちゃんと当たっているかとか ブレーキの減り具合などもそういうチャンスには目につくわけです。
昨日書いていたリムの振りなども この時に気が付きます。
単純にタイヤをフリーにして くるんと回すと何周かして止まるわけですが その場所が毎度同じだと重量が偏っている訳です。
大体は空気を入れる口の所が一番下に来たりするわけです。
そして、もう一つはリムの振りで、中心からスポークという針金のようなものでタイヤを支えるリムを引っ張って円を固定している訳ですが 
乱暴な乗り方で 自転車に衝撃をかけ続けたりすると その辺りが曲がってきて どちらかに引っ張られ始めます。
当たり前で、真ん中の部分は横幅が10cmぐらいあって そこから交互に引っ張っているので どちらかの力が勝方に振られてゆくわけです。
勿論、今回の例のように最初のくみ上げの時に締め付けが片方に寄っていて振る場合もあるわけです。
その場合、吊っているハリガネをねじで止めているので その螺子を締めたりゆるめたりすることで その振れを抑えることが出来るわけです。
ただ、緩めても戻らないので引っ張る力にも限界があるので それほどに調整範囲があるわけではないのと 何本もあるスポークを 全体的になだらかに締め付けをコントロールするというのが難しく 未だにうまくできたことが無い訳ですが 工具だけは今でも持っている訳です。
 
バイクも、自分で修理してましたし 車もFRの車のデフを外して修理工場に持っていったりしていたことも・・・
まあ、若くて暇が有ったから(寝る時間を削ってでも出来たからともいう)できた話です。
いつの頃からか 人に頼むようになってたのですが
初めてのカーボン車となると ギュッと締めすぎて一巻の終わりとかの可能性もあるわけですが 今回は廉価版の自転車なので恐れずどんどん進めるので 自分で頑張れるわけです。
で、やってみると ちょっと手間取りながらもまるでプラモデルを組んでいたころを思い出すかのように楽しいわけです。
変速機の調整も スタンドに乗せてドライバーでちょこちょこやるのも楽しいのですが 特に下側の1〜3ぐらいは入れ方によって微妙なかかり具合なので 実際に乗ってトルクをかけてみるとガチャガチャと音を出したりするので ドライバーと懐中電灯を持って 走っては調整を繰り返す時間などは なんかうれしくなってきてしまうのは性格なのでしょう。
昨晩もようやくばちっと決まって フロントがどちらに寄っていても まあまあの感じで動くように調整できると 妙な達成感が有ったりするわけです。
昔の物と違って マニュアル通りにやれば誰にでもできる事なのですが・・・・・
 
以前も書きましたが 「メカに強い」という俳優さんの事を表現するのに テレビの配線を自分でやったということを根拠に行っているのを見ていて あはは・・・と力の抜ける話だったのですが、今回のもブレーキワイヤーの張りと、変速機の微調整(来た状態でも 少し音が鳴るけどちゃんと動いた)と各部の締め直しと、ペダル取り付けぐらいでも
「専門店に任せる方が良いでしょう」とかってレビューに書かれている訳ですから 私たちの子供の頃なら子供ですら誰でも出来たような気がします。
パンク修理も久しぶりに見ましたがフィリピンでは焼コテをあてて溶かしてタイヤにゴム(古いタイヤを切った物)を当てて貼り付けるとかも普通にやっている訳ですから 技術さえあれば道具は・・・・という所でもあるわけです。
で、そういった作業を私は楽しいと思う訳なのですが 他の人はどうなんでしょう?
男の子なら楽しいと思う所かななんて思うわけですが・・・・・
如何なものでしょうね!?
written by HatenaSync