1万円コンデジだからと舐めてはいけない

まず、この写真なのですが

この写真ですが 全く撮ったっきりでリサイズもトリミングもしていません。
で、このクレーターの辺りわかりますか??
 
先日、F800EXRというFuji Filmのカメラを1.2万円ぐらいで入手したわけですが・・・
このカメラ、WifiでSmartPhoneと繋ぐことができるという訳で じつは目的的には別の事を考えていたわけです。
勿論、F100EXRからF200EXR、F300EXR、F550EXRとレビューでお借りしたF600EXRとかなりこのカメラの世代には付き合っているので そんなに形も変わっていないのでその使い心地は言うまでもないわけです。
故に、買ってみると持って歩いてみたい気が・・・・
そして、自転車で出かけるときに 本気になればなるほど腰に付けたGX1が重くなってきたのです。
勿論、背中にしょった鞄にも入っていますし 歩きで出かけるときは間違いなくGX1なのですが
 
F800EXRの特徴はF770EXRから始まった ズームがすこし長くなって光学20倍のレンズが搭載されています。
光学20倍というと 簡単に言うけど結構すごいことなのです。
一眼系で換算するときは 35mmカメラの画角で比較するわけで35mm換算という言葉を使うわけですが これで500倍のズームとなるわけです。
広角側が25mmからなので人の目より広い画角から 500mmと凄い幅のレンズなのです。
そして、最近流行のPanasonicではEXズームというのですが 近接した画像からデータを作り出すことで(一部では瞬間的に複数毎の写真を撮影し それを合成して解像度を上げる)画角を2倍に上げて1000mmのズームレンズとなるわけです。
前述通り これはデジタル的に作ったものなので 実解像度ではありません。
 
で、冒頭の写真となるわけですが これはその機能を使って1000mmのズームレンズで月を狙ってみると クレーターまで結構見える写真となったわけです。
勿論、1000mmのズームレンズとなると この距離の月をこれ程にとらえるわけですから 手をじっとしているつもりでも 月までの距離で考えると100k単位のズレがあって 地球の自転までもがぶれの原因となるほどのものなのですが 最近のカメラでは強力な手振れ補正機能が ほんとに立って手で持ってそのままシャッターを押すだけで取れた写真なのです。
本当に FujiのF800EXRが凄いなと思った瞬間です。
 
1.2万円のカメラが侮れないな!!という訳なのですが 実はこのカメラの値段の方が実はおかしいのです。
これはFuji Filmの機種のラインナップの計画性のない 新機種投入が生み出したもので
現在、価格COMを見てもらっても判る通り
F770EXR、F800EXR、F820EXR、F900EXRと4機種が現在販売中のカメラとしてラインナップされています。
そして、各自発売時には3.5万円ぐらいの上の下ぐらいのクラスのコンデジなのです。
ところが、店頭に4機種も世代が並んでしまうと 最も高いF900EXRの3.5万円をトップとすると その下にそれより下のクラスが並ぶ必要があるわけです。
ところがF800EXRの後継がF900EXRとなるわけですが F900EXRは少し高めで発売したので廉価版のF820EXRが用意された。
つまりF820EXRは機能によってはF800EXRより劣るにもかかわらず F800EXRより番号の多い つまり新しく機能アップしたものという感じでラインナップされてしまうわけです。
というわけで 3.5万から 下位機種に向かって 1万円づつ安くすると こういう価格体系になってしまうわけです。
それも半年に一度新モデルを出すのでこんなことに・・・・
 
じゃあ、F800EXRはお得なんじゃない?というのは間違えてないかと思うわけです。
実際のところ、カメラメーカーの多くは1年に一度程度のこのクラスのラインナップの更新はしないので 旧機種ながらほかのメーカーと比較すると発売時期はそう変わらないという事で機能的にも横並んでしまうわけです。
実際、F600EXRまでにあった 樽型の歪みなどは驚くほど解消され ズーム域でのピントの迷いもぐっと抑えられました。
なにより、ピントが合うのが速くなって連写機能も普通に使えます。
で、で・・・・・
いかがですかね!?
written by HatenaSync