ほんのわずかな差

一昨日、よる自転車で家を出る前に ハンドルの調整をした。
僅かなことです。
ハンドルをステート固定しているのは 4本のトルクスビスだ。
この四本を緩めると ハンドルは左右にも動きますし くるくる回転することもできるようになります。
じゃあ、何故緩めたかというと ハンドルを回すためです。
 
自転車のハンドルの中でも ドロップハンドルというのは少し特徴的なハンドルで
横から見たら開きが右側にあるU字型をしています。
ハンドルにはブレーキレバーが取り付けられていて 最近ではSTIと呼ばれるブレーキバーと変速レバーが一体化されたものもついています。
その部分を親指と手のひらの間に挟み込むように持つスタイルをブラケットというのですが このU字の開くが完全に真後ろというわけではなく 少し上だったり下だったり二傾いているわけです。
じゃあ、方むっくとどうなるかなのですが
角度によって 椅子からの距離と向きが変わるので 手で持った時の距離感と持ち味が変化するわけです。
 
前回にハンドルを固定する部品のハンドルステーを椅子からの距離の長いタイプのものに交換したのは腕が長いので ハンドルが近すぎるという状況を改善するため。
一応、元通りの角度につけてはいたわけですが これで乗り出してみると違和感が・・・実は感じてなかったのです。
ただ、スピードが必要な時に ハンドルの前の部分を握ってより低く構えて空気抵抗を減らす時に ようやく
「あれ?」と気が付いた。
角度がおかしくて はドルを持ってるとひじが少し上がってうまく動力を伝達できないことに・・・
こりゃあダメだと。
で、普通に持ち替えた時も意識してみるとの違和感なのだ。
 
ねじを緩めての角度調整なのですが ほんの2度ほどの変更だけでした。
これは椅子に座って ハンドルを色々な握り方をしてみて 体の一と腕のさばきがどうなるかで適当に決めてみたわけです。
で、ねじを締めこんで出来上がりという簡単な作業なのですが・・・・
 
で、乗り出して数分はポジションが変わるので違和感があるものの
走り出して 表通りに出て速度が乗ってくると ぐっと頼もしくなってくるわけです。
あれ、違う! と
加速を続けて もう一杯かなというところで体を低くハンドルの前の部分を持って もうひと漕ぎと力を込めると ギュッと前に進むのは
「この感覚だ」と思うわけです。
エンジンが弱いので続かないわけですが・・・・
ブラケットを持っていても うまく指がかかり 少しぐらいならトルクがかけれるように
ふらしぼー効果??
いわゆる思い込むからそうなるということかもしれないと指摘されそうですが そうかもしれません。
ですが、エンジンが人力なので思い込むことで速くなるならそれはそれで・・・・
 
その日は最後梅田から中央王通りぐらいまでの距離を 前に背中にたすきにかけたロードバイクに乗った若者が 前を走っていて
30kぐらいのペースで前を走り抜けたのでちょうどいい感じだったので 後ろについた。
ついたのがわかったからか 速度を上げてゆき 最終的には35kぐらいの巡航に入った。
わたしもその速度では辛いのですが 何とか後ろについてゆく
で、川を越えるのに 登りがあってそこを超えるときに彼は失速して私が追い抜くところまで追いついて
抜くつもりはないので 斜め横から後ろについて
また川が来ると・・・を繰り返した。
「抜いてもらって結構ですよ!!」
と肩で息を切らす若者に 年寄りに無理をさせるなというようなことを言って 途中で笑って別れました。
ハンドルのほんの数度の角度差で こうも違う(と思える)のかと 自己満足な夜でした。 

written by HatenaSync