八の字運転

なんでもそうですが基本って大事だなってことなのですが・・・・
 
先日、自転車のツーリングに参加した時に 途中で時間が余ったので即興の初心者向け自転車講習が始まって参加してきたわけです。
なんのかんの言っても 中学生の頃の遊びを除けばロード歴半年程の私ですからまだお尻に卵の殻の付いた状態です。
色々と本を読みながら直して行ったり 先達に相談しながらとなるわけですが それも自らの主観の範囲での話でなかなか目に見えて良くなることは少ないわけです。
先日も、初めて80kほど走った時に お尻が痛くて・・・なんて書いていて これで私も自転車乗りの一員と 苦しさをみんなと共有した気になっていたわけですが、よくよく聞いてみると私ののは筋肉痛によるポジションの変化によるもののようでみんなが言うところのサドルの痛みではどうもなさそうなわけです。
今回のツーリングに同行した人の話からも トイレに行けなくなるかも・・とか座るぐらいなら立ちこぎしたほうがましという程のこともなく お尻を付けていると擦れて痛いというのは 「違和感」のレベルで 共有したなんてとんでもないなんて・・
まだ、距離が不足しているようです。
主観的には「痛い」なのですが、これはみんなのいう「涙を流すぐらい痛い」とは別種のものだったという話なのです。
 
で、その初心者向け講習会で八の字走行というのをやったわけです。
自転車を斜めに倒して走るときの話なのですが 自転車のタイヤは 特にロードバイクのタイヤは細くて高圧なのでどうしても接地面積が小さくて 滑りやすいのですが カーブを曲がるときなどに自転車を倒すことによって非常に滑りやすくなり精神的にも怖いものなのです。
で、そこで教えていただいたのが自転車を倒してペダルに足をかけずに押した状態と、ペダルに足をかけ踏ん張った状態で押した自転車の挙動の違いです。
体重をペダルにかけた自転車は タイヤの接地抵抗を稼ぎやすく滑りにくく そうでないものは簡単に滑ってしまいます。
で、カーブを曲がるときには内側のペダルが上死点の位置に上がっている必要があるのは 地面を擦ってしまわないためで 反対側のペダルには常に力をかけておくと良いわけです。
これを実感するために 駐車場にボトルを二本置いて ここを八の字走行します。
ボトルの距離は2〜3m程で 周囲は開けているというアスファルトでした。
勿論、教えていただいた方はスムーズに回るわけですが 人によっては曲がりきらないわけです。
曲がりきらない人は私にもわかる 自転車を倒すという行為がほとんどできていない人。
じゃあ、倒せていたら大丈夫かというと実はそうでもないのです。
 
人間の体は頭の向いている方向に対してまっすぐいるというのが左右対称の人の体にとって自然にできているわけです。
というわけで八の字走行に入ると ちょうどターンする中心にボトルがあるのでそちらを見るとそこに対して体はまっすぐになってその状態で回り切ろうとすると自転車の倒れている角度とカーブの曲がり方に違いが出来てしまうわけです。
きれいに回ろうとしても 自転車の倒しこむ角度と合ってないので 手首でハンドルをコントロールして調整しながらなのでどうしてもぎくしゃくして回ってゆきます。
うまい人はというと非常にスムーズで それは目線の持ち方が違っていて ボトルではなく自分の走る方向の道路に目線を置くときれいに・・・という事のようです。
私は二番目に走ったのですが 一番目に走った人が注意されていた分 恐らくその点は解消してたのではないかと思うのですが
まったく良かったとも、悪かったとも評価されないままでした。
その次の人は、ハンドルの握りの場所からペダルの送りまで注意されていたのに ちょっと悔しい!!
勿論、私の前の人にも・・・
他の人にはともかく、私は まあいう程もなくということだったのかな?なんて、思ってその日は終わったわけです。
 
先週は風邪だったようで 一日しか走れてなかったわけですが
いつものように車道の端のほうを走っていたら 違法駐車の車両が止まっていて それを避けざる得なくて右に寄ったら私の後ろを走っていた車からクラクションを鳴らされてしまいました。
右側の車線を走っているならともかく私と同じ車線を走っていて 車をパスするついでに追い抜こうと思ったのかもしれませんが だからと言ってクラクションを鳴らすのはお門違いだということがわかっていない車のようでした。
それでも、ひかれて痛い思いをするのは嫌なので 車を通過したところで速やかに左の車線に戻ったわけですが
その時にイメージしたのは数秒後の自分の位置。
そして、そこでまっすぐ走っている自分の姿。
前が開けたから一瞬でイメージできたのでしょうが まっすぐの道の車線変更ですが そのまま切れ込んでまるで左に平行移動したかのようにスムーズに移動できました。
意識知るほど姿勢も変わらずにです。
 
イメージができると自然と体がついてくるもので  これってあの八の字と同じかもしれないと。
思えば、スムーズな移動が出来たことも納得がゆくわけです。
私にとってはあまり為にならなかったと思った練習も、実はやっただけで体は覚えていて 必要な時にはしっかり働くものだと。
練習ってこういうものなのかな?なんて思って
基本って面白いとは思わないけど 結果的に必要だったと思えることの積み重ねかなって ちょっと思ったのと
みんなとは知る機会も必要かな?なんて思ったわけです。
出来れば、また 講習会に参加してみようかなって 思ったわけなのですが 次は10月ですね
是非、関西圏の人たちは一緒に
http://www.kcsc.or.jp/1801-cycle_life.html

そういえば先日行った時に コースを走る講習が時間の関係で受けられなかったことで 終わってからコースを一周だけさせてもらったわけですが 行使の方も準備が出来てたようで
「走るのなら教えてくれたらよかったのに・・」と言っていただいて
貴重なチャンスを・・・・と公開してしまいました。

written by HatenaSync