Gusto RCAが優しい・・・・

実は昨日まで出張であった。
最近旅行記を書くには 出張内容が生々しすぎて 個人のBlogにかく内容ではなくなってきたことから かけないが多いのだが・・・・
ちょっと今月は出張が10日もあって 食傷気味だった。
その上、想定しないトラブルに襲われたりと 疲れ気味だったのだ
だが、我が家に帰ってみると 我慢できないことがある。
それは 自転車に乗りたい・・・なのだ
 
前回の出張が終わって 週が終わるころに到着した私の自転車。
だが、組み上げる作業をお願いして 出来上がってきたのが火曜日。
水曜日に初めて乗って 木曜日から出張だったのだ。
こんなに悲しい話があるだろうか!!
その上、どうにもこうにも乗れていないし台風が・・・ イライラが募った段階で出張に出かけたのだ
で、帰ってきたのが昨日だ。
日が変わろうという所で帰ってきて 翌日朝から会議なので寝るしかなかったのだ。
今日一日はのりたい気持ちが・・・・ もちろん、他にも我慢していたことがあるので そちらのストレスもこちらに乗るのだ。
 
今日は仕事に帰ってくると どうしても乗りたかったのだが先週の失敗がある。
ご飯を食べる前に出かけるとガス欠を起こすのだ。
ご飯を食べて出かけるためには 数十分のインターバルが・・・と言いたいところだが帰るのが遅くなった。
ご飯を食べてすぐに出るのか、今日は我慢するのか・・・・
勿論、今の状況から言えば 当然前者である。
辛くても出かけたい!!
 
着替えて、自転車に乗って出かけた。
いつもの通り、上町台地に向かう。
大したことはないのだが 大阪市内では最も長い坂なのだ。
勿論、道によるわけだが・・・・
そこに向かって走り出すのはいつもの儀式みたいなもの。
軽い坂とは言え 上れば体調も判ろうというもの。
だが、笑えるほど前に進まないのだ。
それはそうだ、10月には4度しか自転車に乗っていない。
なまりきった体もそうだが、胃の中には鉄でも入っているのかと言うほどに重いのだ。
自分が重すぎて前に進まない。
 
駄目だ帰ろうと思ったのは 坂の登りはじめである。
信号で休憩できたものの スピードは限りなく10k台の遅さだ。
息も上がって 変な汗が出る。
説明が必要だと思うのだが いくらなまっていてもこうはならないのだ。
昨日は 立っているだけでめまいで世界がゆっくり回っている状況だったのだ。
これは、波の荒い海にクルーザーでパーティーに出かけたからだ。
しゃべれない英語を聞き取ろうと思うと 全開で相手の仕草からおそらく何をしゃべっているのだろうという事を想像して考える必要がある。
だが船に強くない私が そんな速度で頭を回して 近い相手に焦点を合わし続けると間違いなく今日一日の栄養を 全部海にお返ししてしまうのだ。
結果、効果があるのかどうかわからないが 胃の中にビールを詰め込み 酔っぱらってふらふらと海を見続けるという荒業を使った。
パーティーから帰るころには 船酔いをしているかどうかの判断が付かない状態だった。
勿論、まっすぐ歩けていたかどうかには自信が無かったが コンビニで飲み物を買うぐらいの理性は残っていたようだ(買った覚えはないのだが)
故に朝起きると 勿論胃の中がパニックなのは当然 ベッドの中が熱いのか寒いのかもわからない。
汗が流れ続けるので 水分の補給が止められずに それ故にお腹はそれに耐え切れない。
で、仕事があるので出かけたが 油断をすると 世界がぐるぐるとまわってしまうのだ。
その、今日は翌日だ。
朝からなにかが食べれるはずだと 迷っていたぐらいだ。
 
走っていて 良くない汗が出る。
勿論、足が回らない。
ようやく90回転に到達する程度。
私の足にはトルクが無いので その速度だと坂は重すぎて登らないのだ・・・・
もう駄目だ・・・・と信号待ちの間は思っていた。
信号が変わって 坂がもう駄目だと思えば帰ろうと。
速く上ることを諦めれば とりあえず前に進む程度。
インナーに落とすかどうかすら迷っていた。街中でだ・・・・
椅子に深く座って とにかく体力を使わないように前に進もうと。
そうしてみると自転車が軽いというのは効果が高い 今まで以上に上るのは楽だった。
ギアを発進から上げずに 開店を上げてゆくと少し楽になった。
スピードも少しずつ上がってゆく
踏んでゆくと すっと自転車が軽くなって前に進む点があった。
勘違いかと思ったが そういう瞬間が何度か訪れる。
何だろうと思っていたが なんとなく体が理解した ギアチェンジだ。
次に軽くなった瞬間にギアを上げた。
そうすると重くはなるが 前に進む。
そして 回転を速くしてゆく そして軽くなって またギアを上げる。
勿論、体力が回復しているわけでもないので 辛いのだが ちゃんと汗が出始めた。
動いてかく汗に代わってきた。
そうすると今まで感じてなかった風なのだが 向かい風だった。
エアロなRCAだからか いつもより風が優しく感じられている自分に気が付く。
上本町の交差点辺りで坂がもう少しで終わる瞬間に風が変わって ふわっと前に押し出された。
そして 坂を上りきった。
速度は全く出ていない せいぜい30kぐらいだが ちょっと気分が良くなった。
 
胃は相変わらず重い
重しをしょっているような状態だが 椅子に座れているので かなり楽にはなった。
全く何もしていないわけではなかった。
調子の悪い時に足が伸びていない気がした。椅子を上げたいと。
だが、調子の悪い時の思い込みなどろくな事が無い。
出かける前に少し椅子の高さを下げたのだ。
高いままだと、パワーが出るのだが続かないのだ。
椅子に座ったかどうかも思い出せないほどに。
故に逆らって少し下げた。
サドルの後ろがそれで使えるようになった。それが体を楽にしているのは間違いないが それにしてもなんだか自転車が私に無くをさせてくれるような気がしたのだ。
常時 ギアの変化を教えてくれる。
横風が流れるハンドルをと思えば それは障害物の知らせだったりする。
どうしても疲れてくると 前を見て下が見えなくなって 良くマンホールのふたを斜めに踏んだりして滑ったりするのだが 今日はそれが無いだけで楽になる。
 
でも、怖さは消えていない
調子に乗って足の回転が120回転を超えたあたりから 性格が変わる。
それだけ踏めるなら 前に出ろって 押し出しに来る。もちろん、それにこたえる力は調子の良い時でも私にはないのだ。
30k台で ぼちぼちと走るのをゆっくり楽しめた。
やはり少し良い自転車に乗ると 懐が深くなるようだ。
前に出ようとばかりする走り方だと 体ばかり疲れて続かなかったが 疲れていても楽しむ走りをするぐらいの懐の深さがRCAにはあった。
速度こそは全く乗ってないが もちろん体は重くちっとも前に出ない。
だが、ちょっと楽しい夜のお散歩になった。
僅か11kの軽い散歩だったが。

written by HatenaSync