東京に来ている

仕事で今週一週間は東京にいる。
 
この仕事に関しては ここ数年毎年来ているのだが・・・・
忘れられないのは 3年前だったかのこの同じ時期の出張だ。
最終日の夕方に 震災が起きたのだ。
当時、Wimaxを常用していた私は SmartPhoneを使いSkypeで連絡を取り合ったこともあったが
何故か、徒歩で動ける場所にホテルを取り 混乱続く新幹線を避け 適度な時間に飛行機の予約も終了しており
変な話 何事もなかったかのように帰ることができたのだ。
ラッキーだったとしか言えない。
 
怖かったのは海沿いのビッグサイトにいたわけだが 持っていたDocomoのSmartPhoneの電池を気にしながら見る ワンセグの映像。
「少しでも高い山側に避難してください!!」
という放送が続くし、悲惨な津波被害の映像も伝わってくる。
ただ、海の上の埋め立て地にいる私には 高台そのものがない。
モダンな形のビッグサイトの逆三角形のビルは もう一度大きな余震が来たら・・・津波が来たら 上から落ちるのではないかと感覚的に恐怖を覚える対象だったような気がする。
携帯電話のパケットも使えない情報が長らく続いたので ワンセグのみが情報源だった。
WiMaxは場所次第だったので・・・・
 
で、思ったのだが
日本では携帯電話のシェアの一番はiPhoneだそうだが
この端末にはワンセグはついていない。
正直、電波が飛んでなければ役に立たないのである。
勿論、Android SmartPhoneにおいても同じである。
ただ、その中の一機能である ワンセグに関しては携帯電話のパケット通信が成立していない状況でも使えたのだ。
 
南海トラフ地震というのがあるかもしれないと しきりにマスコミが煽っているが 実はそれほど高い確率での予測ができているものではない。
ただ、起きる可能性は高くなっているとは聞く。
そして、規模的には主要都市圏全てを含む災害になる可能性もあるという。
そういった場合、果たしてパケット通信は成立しているのでしょうか?
テレビの場合、放送局は大きなアンテナと自家発電装置など 災害に対する対策はかなりの規模のものを用意している。
ただ、小さなアンテナの集合体の携帯電話網はそこまでの施設を用意してはいない。
実際移動通信局などを設置して対応したのだ。
 
神戸の地震の時には 津波がなかったが都市部が大きな火災に包まれた。
海沿いの人で山側に向かって逃げた人の中にはおそらく火災に巻き込まれた人も少なくなかろう。
逆に東北地区では 津波の被害で山側に逃げた人だけが助かったわけだ。
その、どちらに逃げるかの判断が その情報をどこで入手するのだとなった時に パケットでの利便性だけを追求した端末でよいのだろうか?
普段は必要ないと思っているし 自分の端末で使ったこともないが もしかして、こういった際には生死を分ける状況になるのではないかと・・・
 
ガラパゴス化などというが
災害大国である日本の場合 環境に対する進化方向は違って当たり前という事もあったのかもしれないわけだが
グローバルモデル以外はまるで悪い物のように言われる 所に関してはどうだろう?と思わされる部分でもあったりもする。
written by HatenaSync