日本の空気が綺麗な訳

日本は気候的には亜熱帯に含まれている。
湿度が高く 熱くなりやすい気候なのであるが アジアの多くはそういった気候なのである。
非常に植物などの生育がよく、日本の場合四季もあり豊富な自然資源が多いわけだ。
逆に言うと困ったこともあって 細菌などの繁殖も良く育ったりするわけです。
食品が腐りやすく 保管にはいろんな工夫があるわけだ。
逆にそれを生かした発酵食品が他国では例がないほどの種類を生み出すこととなったのだ。
勿論、日本を含めてという話なのだが。
 
そういった気候の中で、日本は非常に空気が綺麗だ。
中国のPM2.5等の話をしているというわけではなく 日本の空気が比較的きれいだという話なのだが
多くのアジアの国は 空気中で繁殖する雑菌に関しては止むおえないものだという認識で 日本もそれに同調しているわけだが
前述の雑菌に関しても日本の気候の割には少ないのだ。
勿論、神経質なほどに 手を洗ったりアルコールで消毒したりと衛生面で気を使っていることもあるが それだけでは説明できないほどに嫌いな部分もあるのだ。
街の整備なども進んで 土が露出している場所が少ない もちろんそれもあるだろうが
この先の トンでも理論もちょっと心の片隅にあるかもしれないと 思ってほしいわけだが・・・
 
衛星写真で夜の日本を見ると どの国よりも光かあが焼いている国なのです。
逆に近くの国でいえば北朝鮮などは 真っ暗な国なのです。
なぜこの差が起きるのかなのだが 日本では照明に力を使っているので 非常に明るくなっているのだ。
その照明の一つはいろいろなビルを飾るイルミネーションなのだが 他にも道路を照らす街灯など
そして、各家庭や企業の中を照らす照明なのだ。
比率は上がっているのであるが 多くは蛍光灯でその次にLEDなどが登場するのだ。
 
LEDの特徴は省エネルギー
物によるのではあるが 蛍光灯の2/3ぐらいの省電力に繋がっているので 最近では電力不足と 経済効果の面から(交換が少なくて良い)採用されている。
半分以下と誤解されているが たとえば40Wの直管型蛍光灯が20Wになるので半分だという説明はしているが 実際のところ蛍光灯でも最近は32WのHfタイプが主流となりそれが20Wになったところで倍というのはちょっと無理のある数字だ。
当然電気代の計算も 半分に成ったら・・・という前提で書かれているので 話半分に聞いておかなければならないのだ。
ちょっと話がそれたが、その蛍光灯のLEDに対する効率の悪さは 二つの電極の中で発生した紫外線を ガラス管周囲の蛍光素子にぶつけて光を出しているので この蛍光塗料の性能が効率を決めているのだ。
100%の変換率にはならないし 熱になって消えて行く部分も少なくない。
その上、LEDのように 非常に幅の狭い明かりを出せるわけではないので 広いエリア 目に見えない紫外線から赤外線まで広いエリアの光を出しているのだ。
中でも原理上紫外線を蛍光塗料にぶつけて光を出しているので 漏れ出る紫外線の量は少なからずあるのだ。

医療関係の人なら良く使っていると思うのですが 紫外線灯というものがある。
これは医療器具などを消毒するのに使うのだが 強い紫外線には細胞膜を破壊する機能があるので 単細胞な細菌などは多くの確率で破壊されてしまうので これを使うのだ。
紫外線には殺菌効果がある。
蛍光灯にも微量ながらそれが出ている。
微量という表現も正しくないかもしれない。結構出ているのだ。
だとするともしかしたら それが日本を清潔にしているのかもしれない。
 
で、なのだが
最近、その 日本で最もよく使われている照明の座が脅かされようとしてる。
言わずもがなLEDの照明器具の登場だ。
解るであろう、LEDの利点の中には 「虫が寄ってこない」というのがあるのだが さもありなんで前述の紫外線成分がほぼ出ていないからだ。
その点、蛍光灯はたくさんの紫外線が出ているわけだが(明るさで寄ってきている虫は 別で 白熱球にもよってきます) LEDにで出ていない。
だとすると 今まであったせっかくの殺菌効果も徐々に薄れて行っているという事だ。

時を同じくしてではないかもしれないが
インフルエンザやノロウイルス等、ウイルスや細菌起源の病気の流行が最近増えてきている。
それが、必ずしも照明の変遷と一致しているとは言い難いのですが
流行の発端となる 不特定多数の大人数を収容する商業施設などは 最も早くLED化の進んだところ。
ここが起点となるなら 殺菌力の弱まりは 直接の影響を受けているはずだ。
 
空気の清浄は海外からの汚染物質や 放射能などの影響も出ている。
だが、それ以外で・・・・がないとは言い切れないのだ。

written by HatenaSync