季節がよくなってきたので 土の中から・・・

啓蟄という言葉があるが 春の知らせを伝える季語として使われる。
3月の6日ごろの話なので 先週の末頃の話だ。
土の中で冬眠していた虫たちが 土から出て活動を始めることをいうようなのですが・・・
 
冬というのは 寒いのである。
当たり前の話だが
比較的 健康な私は その寒さに備えるために 高カロリーな食べ物を沢山捕食して 体に蓄積してゆくわけです。
そのタイミングは 大晦日だったり、お正月だったりと 事欠かないのである。
おかげで、久しぶりに体が重いと感じることとなったわけです。
そして、図らずもがな 足音が重くなってきたわけです。
 
やれやれ昨年度のせっかくの努力が・・・となるわけですが
問題は、自転車の重量制限です。
自転車に乗って 体重をうまくコントロールできたことに味をしめて 又はじめようと思ったら 私の自転車の体重制限は85kという非常に厳格なもの。
確かに、ギリギリ感なあるボディなので そして、台湾のお店の人も体重制限ゆえに試乗もしていないということだったのです。
これはもしかしたら危ないかもしれない と 啓蟄を待たずに ごそごそと家の中から出てくることになったのです。
もっとも、昨年末にはこういうこともあろうかと 購入した自転車用ローラーというものがあったので大半は家の中でだが
 
一度書いたが
自転車用のトレーニング機器に三本ローラーといわれるものがある。
私のは Minouraというメーカーのモッズローラーと呼ばれるローラーの中では最も廉価な部類に入るものです。
前輪を支えるパイプが1本、後輪は前後を挟み込む形で二本のパイプでできており、当然ながらそのパイプが回転することで その上に乗った自転車の車輪が回っても自転車は前に進まずその場で走り続けるわけです。
ただ、乗っているだけなので そのままであればコケてしまうので その上で頑張って走る必要がある。
後ろのパイプと前のパイプはゴムひもで結ばれていて 後ろのタイヤが回れば前のタイヤも回るようにつながっている。
回ることによって 前輪と後輪のジャイロ効果(駒が回っている間はコケないというあれです)で自転車は立ち続けるわけです。
これは外を走っている時と同じです。
ただ、ハンドルを切ってバランスを取ろうと思うと 上に乗っているだけですし ハンドルを切ることで回転が下がりジャイロ効果が急激に低下するので ハンドルを切って平衡を保つことが難しい。
というわけで 安定した体制を作るためには ジャイロ効果の強化が必須で 最低でも25kぐらいの速度を常時続けることが必要になるわけです。
で、私の実力はというと まあギリギリかなってぐらいなので ほんとうにギリギリの状態が続くのです(笑
もちろん、生来のバランス感覚の悪さも手伝って ふらふら乗り続けているわけです。
 
そんなことを言いながら一週間もすると(実は去年も乗ってたので 一週間で乗れたわけではない)15分程度は乗っていられるようになって 今は20分ぐらいは何とかというレベルです。
休憩を挟まずに走り続けることのつらさ(信号で止まる前提で街中は走っているので 休憩を繰り返している)や実際の道路を走っているより少し重いペダルに苦しめられながらなのです。
で、出張の一週間でその努力を無駄に期するところまで吐き出してしまったのです。
 
これではいけないと 一昨日は自転車に乗って出かけ
ヘロヘロになりながら37kmほど走って、昨日は再び20分ほどのローラーに乗ってみた。
体重は いまだ減ったレベルではないが とにかくしばらくこういう感じで動いてみようと思うわけです。
暖かくなって むくむくと土の中から出てくるのは 虫だけではなかったようです。
同時に 物欲の虫も・・・なんてのは 後の話でしょうか?

written by HatenaSync