もしかしたら アプリケーションメーカーはOSアップデートを望む??

SmartPhoneのOSはアップデートが繰り返されています。
iPhoneでいうなら iOS7の世代に入りました。
Androidは4.xの世代なのですが この世代は非常に息が長く、4.00の世代と 4.1.xの世代では設定画面などは大きく変わっています。
 
ユーザーは携帯電話キャリアにアップデートを望み 新しい機能を使いたがるが できる限り釣った魚に餌をやりたくない主義の SmartPhoneメーカーや通信キャリアは なかなかにそれを望んでいないわけです。
ゆえに、ユーザーレベルでは キャリアの悪口やメーカーの悪口がよく聞こえてくるわけです。
もちろん、最新のSmartPhoneには最新のOSとしたいのは SmartPhoneメーカーで OSが新しいだけでまるで新製品のように宣伝できるわけですから悪くない制度として考えていることでしょう。
広告によっては 「最新鋭のOS」なんてのが特徴の一つそれも前のほうに書かれているわけですから それはあなたが偉いわけではないでしょうと突っ込みたくなってしまう点もあるわけです。
 
OSを作っているところにとってはOS単位のシェアの問題もあるので ほかの機種に負けられないというのが一つと もう一つこれが重要なのですがセキュリティの対応アップデートとしての改善が必要な要素として計上されるわけです。
セキュリティに関しては手を変え品を変え 悪い人たちが狙っていて 思いもよらない方法で穴を突いてくるので塞ぐのに必死なのです。
結果的に どのOSでもかなり使い勝手が悪くなっている部分も出てきています。
特に、ネットワークに関しては何度ものアップデートが繰り返されて すべてのアクセスの権限があった昔から現在ではあれこれと制限がたくさんついて 昔できたのに・・・ということが少なからず存在するわけです。
それ以外にも、グラフィックの部分ではアクセラレーターへのAPIが変化したりもゲームなどにとっては大きな変革となるわけです。
カメラだったり、マイクだったりも情報源として使うには 盗聴器や盗撮器とならないようなアップデートも行われています。
日本の端末では カメラ撮影時に音が鳴らなければいけないというルールがあるので それらもローカルルールとしては大きな変更点です。
 
新製品の販売という意味では悪いことばかりではないのですが 端末の製造メーカーにとっては旧来の端末への対応や 新機能向けの回路の変更などOSの変更は非常に急な対応を求められるものとなっています。
うれしさ半分、悲しさ半分というところでしょうか・・
ユーザーもOSのバージョンで操作方法が変わったりとよいことばかりではありません。持っている端末が人世代古くなったと思い知らされるときでもあるわけですから。
ところが、以外にもアプリケーションベンダーのなかにはOSのアップデートを楽しみにしているようなところもあるわけです。
 
前述通り、OSのアップデートでネットワークや接続機器の扱いがよく変わるのですが その際に困るのはアプリケーション側。
今まではアクセスできた情報などを得ることができなくなったりの変更が多く起こるわけです。
そのたびにアップデートを行う必要があり そこに大変さがあるわけですが
じゃあ、なんで喜ぶ人がとなるわけです。
AndroidiOSも登録ユーザーに アプリケーションの購入が紐づきます。
故に、PCのソフトのようにパッケージがあったり ダウンロードコードなどの特別な仕組みがなくても OSにあるアプリケーションマーケットで購入しダウンロードでプログラムを入手します。
100円に満たないものから数万円程度まで多種多様なものが存在します。
そして、そのユーザーを使い続ける限り端末を切り替えても利用できます。
クラウドシステムから 何度でもどの端末(SmartPhoneもTabletも)に向けてもダウンロード可能です。
ソフトウエアーの供給元に向けては対応だけの仕事で儲からない・・・・というのも事実なのです。
ところが、それを望んでいる人がいるってなんでしょう?
 
一度購入してもらうと 永年使えるということで その後サポート費用だけがかさんでゆくという困った形の商売をしていない人たちがいるわけです。
会社を作って 小さなアプリケーションを登録して毎日を生きている会社たちです。
OSのバージョン決め打ちで 非常に安価なソフトを提供している会社。
ミニゲームなどで数十円とかのものです。
これらの販売は基本的にOSメーカーのアプリケーションストアからですが OSが限定されているのでOSのアップデート後の端末では存在そのものが消されていて 見えなくなるわけです。
じゃあ購入した人は・・・となるわけですが 数十円などのアプリは比較的すっと忘れられてゆくわけです。
そして 同じ会社だったら気が付いたでしょうが いつの間にかほとんど同じゲームなどが別の会社から出ているわけです。
見た感じだけが変わってです。
 
非常に小さなコストで会社として認めさせさえすれば 極端な話個人でも登録できるわけです。
軽い宣伝でも ネットでの宣伝は効果があります。
レビューでも付けば御の字で それだけの利益で十分にやっていけるどころか それだけでも受けている人たちも。
特徴はOSのバージョンを非常に狭くとらえ 同じようなアプリを 非常に安価で提供していること。
そして 基本的にアップデート対応が基本的にないということ。
そして マーケットには バージョン違いのものがたくさん存在するということ。
よくやっている単純なゲームが バージョンが上がって使えなくなったら同じようなものを探して 数十円で新たに購入するだろうという非常に巧みなビジネスが・・・・
ネット社会というのは 新たなビジネスモデルを面白いように登場させるものです。