わかりにくい Fake

先日書いたのだが覚えてられるでしょうか?
USBメモリーを購入したのだが・・・という話
で、昨日到着したのだ。
 
256Gと512GのUSBメモリーが 日本買っても4000円弱で送料込みというのだから中国は怖いという話でした。
もちろん、当時も書いていますが 偽物の可能性は大なのです。
で、昨日到着して確認できたのは 偽物でした(笑 ということなのです。
とりあえず届いたのはこれです。

見ての通り 何の変哲もないUSBメモリーです。
ガードが回るようになっているタイプで こんな感じで開いて 端子を出します。


唯一変わっていると思えるのは

こちら側の端子で この端子はマイクロUSBになって 試してみたのですがOTGでSmartPhoneやTabletで使えることがわかっています。
WindowsPCでマイクるUSBを持っているタイプにも使えましたので 小型の8インチTabletなど用にも便利になっています。
USB Bootにも対応なのでCDやDVDインストーラーの代わりなどにもなるのはうれしい感じです。
 
で、PSに入れてプロパティを見ると

512Gのモデルはこんな感じです。
ですが・・・・なのです 
一応実験のために 動画ファイルを移してゆくと 途中でサムネイルが作られなくなって コピーがー続くという状態となります。
これは、Fakeの症状です。
 
中国ではまれにこのタイプのものが出てくるわけですが・・・・
さすがにこういったもの売っている国は違うわけです。
で、中国のフリーのチェックツールを使うと(ツールそのものの安全性が解らないので ここでは名前とスクリーンショットは出しません)容量は8Gと表示されます。
ではこのタイプのUSBメモリーはどういう仕組みになっているのでしょう?
簡単な仕組みで 8Gのページをたくさん持ったメモリーという認識となってます。
8Gのページがあふれたら 次のページにと書き込んでゆくわけですが・・・・
あふれたときに 新しいページに切り替わるはずが 切り替えたように見せかけてそのまま元のページに上書きします。
つまり、前に書かれたものの上に書き込むわけですから 前のデータは消えてしまいます。
で、新しいデータも その次のページにわたって書き込まれるような場合には崩れてしまいます。
と、いうわけで ここに書かれたデータそのものには全く何の保証もなくなるわけです。
 
じゃあ、8Gとして気を付けて使えば・・・となるわけですが 必ずしも頭から書き込まれるとは限りません。
書く場所はランダムに近い形で決まることと ワークファイルなどが書かれたり消えたりするので 場所に関してはどのファイルのどの部分から消えてゆくという法則はあるのですが外から見ていてわかるわけではありません。
ある一定の確率で 書き換えたりするだけで壊れてしまうこととなるのです。
つまり、やはり使えないものとなってしまいます。
 
もともと予想できていた事態ですが 8G程度の少ない容量でやるとばれるのも早いわけです。
おおよそ16Gもしくは32Gぐらいでやるかな?と思っていたので 思った以上にもったいないこととなりました。
ただ、だまされた〜と販売店にクレームを入れてみると 
「その事例は初めてだ 工場のほうに確認を入れて厳正に対処する」というようなメールが返ってきた。
見え見えなれど モール側への対応もあって こういった配慮した回答になったのではと。
 
おおよそ、返金対応がなされると思うのですが
今後の展開に期待・・・・なわけです。
ちなみに SDカードなどのメモリーカードでも同様の手口は可能なので ご注意ください。