i-OSとMAC OS

iPhoneの登場時に話題になったのは
MAC OSの動く電話が出るという話。
サブセットながらそのままのGUIを持ったOSが動作しているとか
実際はご存知の通りのものである。
OS単体で考えれば空前のヒットOSと入れるのがi-OSとなるわけだ。
 
では、Windowsなどでは その名前を継承したWindowsCE等が出ているにもかかわらず そういう見方をされなかったのはやはりキーボードありきなインターフェースであるというのが大きなポイント、そしてもう一つはCPUの問題があった。
APPLEMAC OSに関してはハードウエアに関しては紆余曲折がある。
もちろん、APPLE2の6502までさかのぼろうとは思わないが・・・
そういえばあれって初代ファミコンと同じCPUなんですよね。
家庭用テレビにつないで滲みで色を出して足りのテクニックは やっぱりAPLLEとおんなじなんて見てたんですが・・・まあ、関係ない話です。
MACに関しては 68000というMPUからスタートしています。
そして、大きな変革時期RISCM系である Powerと言われる現在IBMが作っているCPUに変わったこと。
この時はPowerMacと呼ばれるMACが登場するときです。
そして、最近でいえば Intel MACと呼ばれるx86系のi5やi7を搭載した現在のMACである。
実はサンドアーキテクチャーの全く異なるCPUの間を渡り歩いてきたのである。
こrがWindowsとなると MS-DOSと言われるグラフィカルなインターフェースを持たないころから 8088/86というx86系のCPUと共に進んできて 現在を持ってなお そのプラットフォームを変えていません。
例外的に 最近でいえばWindowsRTというARMで動作するものや 64bitの新しいアーキテクチャーのプロセッサーを登場させるものの 成功したとは言えない状況です。
つまり、APPLEならあり得るかもしれないと思わせたところなのである。
 
じゃあ、という話になるのですが
再度MAC OSをARM系に変更・・・・という選択肢も実はあったのではと私は思っているのですが
何故なら MAC BOOK Proならともかく MAC BOOK AIRとなれば多くの人はライトなMACを求めているわけです。
複数の高速な処理をできるx86系のCPUで無くても 軽量でバッテリー寿命の長い iPADの延長線上のMAC BOOK AIRも十分にあり得るわけです。
WEBのブラウジングやテキストの入力程度ならMAC OSのARM版の動くものでも成り立つはずなのです。
おおよそ、そのことはAPPLEにとってはそう難しい作業ではないはずなのです。
故に、近々発売されるであろう MAC BOOK AIRにはいろいろなうわさが飛び交ったわけです。
 
ところがIntelもそれに対抗する新しいCPUを用意してきています。
ATOMプロセッサーは利益の確保という点ではIntelにとって良い商材ではなかったのかもしれませんが
Tabletに採用され 少なからずの機種を登場させてきています。
これは、省電力で過去への互換性の高いプロセッサの登場を予感させるものでもあるわけです。
実際、今回発表されたIntelのロードマップではi5相当で今までの数分の一のバッテリーで動くであろうプロセッサも出てきているわけです。
それと同時に MAC BOOK AIRの想像図も 現在の延長線上のものであるとの予想が高まっているのです。
そして、Intelのチップのリリースと同時に 発表されるであろうことをみんなが予想できるレベルになったわけです。
 
APPLEにとって MAC OSの存在はどういったものでしょう?
アプリケーションの互換に関しては ここまで3回のアーキテクチャーの変更を痛みを伴いながら進めてきたわけですからできないわけではないと思います。
また、アプリケーションベンダーも十分についてきてくれると思います。
しかし、それでは解決できない問題があります。
APPLE自身が公開している Bootcammpというアプリケーションを提供していることから WindowsOSを動かすことができるのもMACの特徴なのです。
一粒で二度おいしいというものでもあるわけ、私の周りでも多くの人が両方のOSを使っています。
ただ、Windowsでなければいけないという人は今後減ってゆくだろうということは容易に予想ができます。
MAC OSだって実はどうなるかわかりません。
それほどに、Tabletの進出やWEBアプリケーションの機能が上がってきているのです。
 
スティーブジョブズがいてれば・・・なんて問いかけは新製品が出るたびに言われているもので陳腐化した評論だとは思うのですが
あえて、ここで考えてほしいのは もしいたらこういった変化を望んだでしょうか?
勝つか負けるかに関してはわかりませんが 4度目のアーキテクチャーの根本的変化を望んだのではないでしょうか?
Windowsとの決別と  新しいMAC OSのスタートは同意語で・・・と壇上でスピーチしたような気がしているのは私だけかもしれませんが。
今回はいいチャンスで それを軸に勝負をかけてほしい気もしたのですが スペックアップにとどまるとしたらiPhoneではないですが 些末な点ばかりを論う評論の餌食になりそうな気が・・・・