Mi Wifi Routerを買った

シャオミのWifiルーターを購入した
いつものように海外通販なのだが・・・・
Wifiルーターを何故海外で??
おそらく誰もがそう思うだろう。
おそらくそれは私とは異なる理由だよ思う。
 
おおよそ、このサイトを見ている方なら気にはならないのだろうが
最も大きなポイントとして 電波を発する機器に関しては 日本では電波法の管理のもとにあり海外から持ってきたものをそのまま使うことは電波法違反となるという点が最も大きな点であろう。
ただ、この法律そのものが問題ありで WifiでいうならWifiリアランスの規格を設定しその範囲内に収めていることから国内で販売している機器と同等にもかかわらず使えないという実質と法律がかい離しています。
海外から来た観光客向けにはWifiは使わず 3G、4Gの電波は使っていいという変な話をしながら 海外の観光客向けにWifiスポットを用意するというのが自治体という変な図式で まったく法律としての一貫性を欠いているわけだ。
と、愚痴っていても始まらないのだが 結果だめなのである。
子の話は関係ないので 先に進めよう
もう一つは言葉の問題である。
説明書は中国語オンリーで 何かあっても設定できないだろうとなるわけだ。
そんな危ないものに手を出さなくても いっぱい日本にはある。
携帯電話キャリアに行くと ただでくれたりするし・・・・なんて感じである。
おおよそ買わない理由はこんなところだろう。

私の理由は異なる。
多くのものに対してなのだが、日本以外で買うと高いというのが大きな理由なのです。
ここしばらくの円安で私の気持ちが加速しているのですが 海外に行くと高くて買えないのです。
同じ種類のものが高くて海外で買うメリットがないのです。
例えば、同じようなWifiルーターを台湾で購入しようと思うと 良くあるバッファローのものであれば日本で購入する際に定価販売の価格でしか入手できない。
それも、特価品を選んで尚だ
じゃあ、現地のものをとなるわけだが 例えばD-Linkのものもわざわざバッファローよりも安くしたりはしないのでそれぐらいの値段となる。
家電量販店に行っても 3割引ぐらいは当たり前なのにわざわざ低会場で買う必要はないわけだ。
おおよそ、PCにしてもメーカー品であればマウスもキーボードもである。
SmartPhoneは??となるわけだが 同じ機種であれば中古でしか入手できないが日本のほうが程度も含めて安い場合が多い。
ただ、二本にはない機種があるので とくに西濃的に人世代前のハイエンドに近いミドルクラス端末は国内では中途半端すぎてほとんど出てこない。
故に、価格では無く価値観として購入するのだ。
最近ではMVNO向け端末として 販売されていたりもするので必ずしもでなくなっているのでもあるのだが・・・・
それが当たり前となっていたわけなのだが・・・・・
 
シャオミという会社なのだが、当初SmartPhoneメーカーとして始まった。
機種固有のメニューなどを作るソフトウエア会社が、端末を作り中国製としては珍しい ハイエンド端末を非常に安価で販売し 販売数も少なかったことから中国中でプレミアがつき拡大していった会社で 現在ではデジタル家電一般を作っている。
テレビなどにも最近は手を出している会社だ。
少し前に、携帯電話を充電できる持ち歩き用モバイルバッテリーが中国台湾でたくさん売っていた。今も打っているのだが メーカー品としてはかなり安い部類になる。
つい先日には アクションカムを購入したのだがSonyの高性能CMOSを使っているので非常に明るくきれいな画質で1万円ほどという びっくりするコストパフォーマンスなのだ。
で、今回のWifiルーターも新製品として出してきたのである。
私が購入した価格は 予約特典価格でUS$ 26.99という価格で日本国内までの送料も込みとしての価格である。

ではスペックはどうなのだろう??
現在販売されている Wifiルーターの規格で最も新しいものと同じ 802.11acという規格に適合したものを使っている。
これは 適合機種同士だとすると 2.4G帯で300Mの通信速度、5G帯で最大867Mの通信速度となり 二つの周波数帯域を束ねると 最大1167Mで通信することができるのだ。
バッファローのモデルとすると (http://finance.sina.com.cn/realstock/company/sh000001/nc.shtml)辺りが同等品となるのだろう。

Amazonでの価格は5830円となる。
本体写真を見て分かる通り これはアンテナ内蔵型で、シャオミのタイプは外側にアンテナを出したタイプで おそらくシャオミのタイプのほうが遠くまで電波を届けるのではないかと想像する。
だとした場合、中古で国産を入手する価格より安く新品が購入できるようになるわけだ。
 
中国製だから 「安かろう悪かろう」だろう・・・・という想像はおそらくシャオミに対しては成り立たない。
実際、ハーウェイの携帯電話やWifiルーターが問題を起こしたかというとそういう話を良く聞くわけでは無い。どちらかというと Apple製品の品質がばらついているという話を良く聞くぐらいだ。
中でも最も品質の良い部類に上がっているシャオミがである。
こんなものが世界に出てくると・・・・なわけだ。
 
一つのポイントとして、商品に使う部品がちゃんとしたメーカーのものだけを使っているという点がこのメーカーの特徴で CPUなどは間違いなくアメリカ企業のものを使っている。
そして、シンプルな梱包と大量の生産がこの価格をなしているのだ。
それだけなら多くの企業がまねのできる点であろう。
シャオミでいえばそれ以上に注目したいのがその値付けである。
周りの会社に合わせたりとか対抗したりでは無く 材料コストから考えられる価格を最初から提示してきている点です。
もちろん、商品の企画にかかったお金や金型代などは含まれている。
ただ、もともと生産コストの安い中国での商品は 多くの企業が多くの利益を確保するための値付けが殆どでそこに無理するから品質が下がって不良品の処理などで予定以上のコストがかかって 次回生産にはその為のコストを上乗せした値付けを・・・というループに入っている。
物が良ければその後のコストを低く抑えることができるから 商品を安く提供できているという点にシャオミの企業として 中国の今までの企業にない方針があるのだ。

シャオミだけで見れば 会社がすごいと思うだけなのだが
中国で成功したビジネスモデルとしてみんながそれに気が付いたらどうなるのだろう?
もちろん、政府の意向が強すぎてそれを認める土壌にないといえばそうだろう。
役人は金で動くような国では 正論は役に立たないからだ。
しかし、そういう企業が出てきたということは一つのターニングポイントとなるのではないだろうか??
 
正直、購入した物の実使用しようとは思っていない。
電波法上の問題もあるが 試してみたいのはUSBのメディアサーバーとしての機能だけでWifiルーターはすでに持っているもので満足しているからだ。
ただ、ハイエンドや売れる物だけでなく周辺も含めてという域に入ったシャオミという会社のというか 中国の企業のターニングポイントのマイルストーンではないかと思った限りです。
 
ちなみに、中国国内では現在US$35程度で取引されている。
商品が少なく入手が難しいことから プレミアがついているのだ。
ユーザーもそういったものを評価する土壌が出てきているともいえる数字なのだが。
 
一応開梱と 中身である。