スピーカーの仕組みってご存知だろうか?

音というのは 空気の振動です。
それが耳の中に伝わった時に音として認識できるわけですが
もっとも分かりやすい 音を発生する装置というなら スピーカーでしょうか。
スピーカーは電気信号を音に変換する装置で 大きくはコイルと磁石と振動板でできている。
コイルの内側に 磁石を置いてその磁石に振動版がついていて 電気の流れに合わせて反発する磁石の力で発生する振動を振動板で増幅して耳に伝えるわけです。
 
先日、中国の通販でちょっと面白い実験キットを見つけた
SPYイヤフォンというような書き方なのだ。
何がSpyかというと まったくイヤーレシーバーが見えないという触れ込みなのだ。
どれぐらい小さいかというと 3mmの直系の円形で厚みは1.5mmという小ささだ。

装着場所は実は耳の穴の中。
言う事をそのままとらえると 耳の穴の中鼓膜に当たるようにそのレシーバーを耳の中に押し込めというのだ。
中に入って取れなくなったら・・・・という心配のために 長い棒のついた(といっても3cm)の磁石付きの棒が一緒に入っていて取り出すようになっている。
とにかく 小さいので外から見つかることはないのです。

ワイヤレス用のユニットは 二つに分かれていて
一つは3.5φのミニジャックにマイクユニットが付いたもの。

もう一つは、9Vの角型電池を取り付けるコネクターが二つ付いている 電線である。
こちらは首にかけて使うとなっている。
一応小型の回路ボックスのようなものがついているが おそらく中はアンプが入っているのであろう。

 
実際に使ってみた
正直怖がりなので 耳の穴の中にイヤーピースを落とし込むのは怖いので 机の上でならしてみた。
電源をつけてつなぐと 確かに小さいながら音がする。
おそらく鼓膜に直接当たってるとしたら大音量となるのだろう。
試しに耳の穴の中にセロテープでそーっと貼って入れてみると 結構な音がするのです。
結構すごいと思ったわけです。
 
なぜにこれが使えるのか?
簡単なことで コイルと磁石と振動板なのです。
コイルは首に巻く電線で 磁石はイヤーピースで振動板は鼓膜をそのまま使うというわけです。
なので 耳の中にスピーカーを直接埋め込んだ形になるのです。
ウエアラブルという意味ではすごい商品だと思うわけです。
 
ただ・・・・・
安全性とか何も考えていません。
耳の穴の中に 油で表面処理された磁石を入れるわけですが 雑菌の繁殖が心配です。
でも、そんなことより 鼓膜を振動板に使うということは いきなり大音量が来たとすると鼓膜が破れかねないですし ちゃんと固定されていないので なんかの拍子に耳の中を転がった磁石が鼓膜を傷つけないとも限らないわけです。
あと、首の回りに磁界を発生させますので 肩こりは治るかもしれませんが電磁波障害とかいう意味では電磁波の磁界の中に脳みそを置くわけですからよいわけはないでしょう。
 
ただ、このおもちゃというか
変に面白いです。
何か使えそうな気のする・・・・・