恒例の関西サイクルスポーツセンター及び大阪サイクリング協会主催のサイクリングイベントに行ってきました。

 

 

日本でも珍しい 自転車のテーマパーク関西サイクルスポーツセンターが 自転車の楽しさをみんなに解ってもらえるように 大阪サイクリング協会他いくつかのグループの協力で行われるイベント 「南紀黒潮サイクルツアー2018」に参加してきました。

実はこのツアーなのですが 場所を変えて5回目となるもので

初回の「しまなみ海道」からスタートして「しまなみ海道リターンズ」、「小豆島」、「島根 宍道湖」といろいろな場所のサイクルツアーが行われていて 皆勤賞の参加率なのです。

 

実は、スタート前は少し心配で 前回自転車に乗ったのは・・・・と考えると「宍道湖ツアー??」という感じで 前回のイベントから乗ってないのでは!?という状態。

ふと下のほうを眺めると おなかについた贅肉が・・・・

もちろん、足のほうも象の足のように重いのです。

カーボンで非常にスパルタンな私の繊細な自転車に乗り込むと よく言って「サーカスの熊」ですし 何よりこけずに乗れて前に進むかが心配。

前回の ツアーで見つかった自転車の不具合の修理も未だされてなかったので 前日の夜に自転車屋さんに駆け込んで直してもらう付け焼刃なのです。

ツアーそのものは 過去のツアーでは小学生が最後まで走り切った ハードのものではないのですが 小学生以下ではないかとの心配もあるわけです。

不安を抱えながら翌日に至ったわけです。

その不安をあおるかのようにしとしとと雨も降り続いていたわけです。

 

朝起きると やっぱり雨です。

でも、走れないほどでもない霧雨程度

昨晩かった巻きずしを口にくわえながら 準備にいそしみ出発です。

家が比較的近いので 集合時間の1時間前に出て合流場所の 森ノ宮駅前 大阪城公園に向かいました。

驚くことにその時には雨はやんで 空の雲が薄くなってきていました。

集合時間は8時で出発は8時半なのですが、この30分の間には自転車をトラックに積み込む時間も入っています。

そうなんです、このツアーの最もうれしい点は 大阪から和歌山までトラックで大切に自転車を運んでくれるのです。

お願いしますと自転車を預けると、5年目となるともう知った顔の多いこと。

旧交を深めているといると出発時間です。

もちろん、初参加の人もたくさんいらっしゃいます。

一泊二日 全食事付きで2.5万円で 自転車まで運んでくれるツアーは無茶苦茶お得です。

旅行会社が大々的に売り出せば あっという間にソールドアウトなのでしょうが いくつかのホームページと 口コミだけの集客で 約60人の参加で リピーター率が非常に高いことからもよいツアーだとわかると思います。

 

バスは出発後すぐに 阪神高速から阪和道に

乗ってすぐに 今回のツアーの景品を頂いて お茶とコーヒーが配られます。

ワイワイとやっていると 「紀ノ川SA」に着いてトイレ休憩をはさみ

その後はうとうとしている間に 一気に「印南SA」で2度目の休憩

11時前に着いたここでお弁当が積み込まれます。

トイレから帰ってくると お弁当が配られます。

結構豪華なお弁当で おなかを満たして眠くなったころに 古座に到着します。

眠い目をこすりながら 自転車に乗るんだと体を起こします。

乗る用意をしている間に スタッフの方々は早々に自転車を下ろし始めます。

で、このツアーの良いポイントの一つとして この時に体一つで自転車に向かえます。

飲みかけのお茶も食べかけのミカンもバスの中にそのまま置いておいて ライドに向かえます。

コースは違うものの、バスは自転車で走るみんなの近くにいて 時にはレスキューカーに今日の後半にはきつい上り坂があるのでその直前で走るコースを選ぶこともできるように並走しているのです。

なので、買ったおみやげ物もそのまま置いておけます。

私はウエストポーチだけをもって外に飛び出しました。

 

自転車を下ろし 一応自分で点検

トラックに積み込まれていて物がそのまま来るので カーボンフレームの自転車でも安心です。

サイクルコンピューター、懐中電灯、スポーツカムをセットして出発です。

準備を怠ってはいけません。この時に家を出るときに確認はしていたのですが どうも載せているときにスイッチが入ってしまったようでテールランプの電池が切れていました。

今日のコースは 海岸を走るコースなので トンネルを抜けたアップダウンがメイン。

長いトンネルもあるので 注意はされていたのですが迂闊でした。

100均商品は要チェックです!!

そんなことをしていると スタッフの方が空気圧は大丈夫ですか?と確認に

私は出る前に入れてきたので大丈夫でしたが 見られて入れたほうが良い人もいました。

これが、ロードバイクだけのツアーではあまりないのでしょうが 街を走っている普通の自転車も参加するツアーなので。

ちなみに、自転車を持っていない人も参加可能です。さすがに 乗れないと乗るところからでは参加できないのですが 非常に安価でレンタル自転車することができます。

主催が関西サイクルスポーツセンターなので 自転車はたくさんあります。

 

しばらく軽いアップダウンの多い山の中を進むと 海沿いの道に出ます。

川沿いで強い日差しのおかげで半袖でもポカポカする絶好のサイクリング日和に雨から変わっています。

川沿いには大きな一枚岩の崖が見える景色の中をトンネルを縫うように進んでいきます。

そして、海沿いの道に出ると一気に景色が広がります。

日本海側ではない 明るい緑の海と、落ちたら痛そうとしか思えないごつごつの岩が沢山海の中から顔を出しています。

一気に 「道の駅 抗岩」まで進みました。

で、なのですが ここから登坂ルートに入ります。

自信のない人は・・・・自転車をトラックに積んでバスで移動となります。

そっちへ行きたかったのですが それっぽい自転車に乗って自信がないとは 知り合いも多いので言い出せずに 行きましょうとなったわけです。

実は長い間乗っていないので お尻は痛いし 股関節もぎすぎすしているのですが。

 

目指すは「潮岬」

本州最南端の岬です。

で、なのですが 辛かったです。

体が重いので、平たん路なら風のように軽い自転車が いきなりトレーニング器具に早変わり。

体を起こして立ちこぎして 負荷を減らそうと思うのですがギアを一番下まで下げているので体重をかけて乗るには軽すぎて立てない。

ギアを変えると失速しそうなのでそれもできなくて ひたすら座ったまま汗をかきながら進みます。

もうダメかなと思ったときに頂上が見えました。

このままこの先には上り坂がありませんようにと祈りながら 下りを快調にすすみます。

そして、潮岬に着いて自転車を積み込んでほっと一息。

ここからはバスでの移動なので その解放感も含めて 広い海の景色を堪能しました。

ここまでも、何カ所かの景色の良いところで止まって みんなで記念撮影もしていますし スタッフは 先に行っては写真を撮って 最後まで行ってまた前に行くという地味につらい作業をずっとしてくれていました。

写真は、その後ネットを経由して配信されます。

解放感で みんなでバカな写真を撮ったりしながら 最後の景色を楽しんで今日は終わり・・・のはずですが そんなこともないのです。

 

このままホテルにバスで行くのですが

今年のホテルは非常に豪華です。

17時過ぎに到着して 19時の食事時間までには ホテルの大きな浴場に。

部屋に荷物を置いて そのまま大浴場に向かうと 中には知っている人が沢山。

みんな考えることは一緒ですね。

露天風呂からは沈みゆく夕焼けがかろうじて見えるなか 温度は低いながら後で熱くて汗が止まらなくなった温泉で体を休めます。

そして、その後はお食事に。

ここ5回の中では最高に豪華なご飯を頂きました。