フラッグシップのその後

このBlogを始めたころ、世の中にSmartPhoneという名前がなくPDAとかそれこそ機種名を指してPalmといっていたりしました。
PCも毎月のごとく新製品が当たり前に出て CPUのメーカーも4〜6社ほどがしのぎを削っていて それこそ安いタイプであれば 価格競争の成果もありやすくなりました。
また、PCそのものも CPUとビデオカードチップセットもノース、サウスと二種類存在し そのうえI/Oとなる シリアルやキーボードマウス接続ポートサウンドも別基板だったので 各機能毎に別々の会社がやっていました。
故に、組み合わせ多数で その組み合わせ毎に検証するからPCサイトも賑わったのですが 今は昔。
最近でこそAMDが新しいCPUを出してIntelに対抗していますが それでも、CPUとマザーボードはセット品でグラフィック機能もCPUに内蔵されているので他の会社の手出しする余地がないのです。故に、Intel選びますか?AMD選びますか?の状態でその範囲で機種も決まるので特にデスクトップなどは 各社の差は全くと言っていいほどないわけで すし、進歩も牛歩のようで5年前のものが現役で使えたりすると無駄な買い替え需要も起きないわけです。
故に、PCの買い替えのスパンはどんどん長くなっていったわけです。
 
逆にPDAからSmartPhoneへの時代は 本当に出たころから見てきているのですが 正直売れるかどうか判らないもの 実際PDAという意味では完全に商売としては失敗作で 通信機能が着いてSmartPhoneとなってようやく商用ベースに乗ったわけです。
故に、発売ペースも1年に1機種出ればよい方で 長い時には2年に1回とかペースなのでそれらを文字通り買いあさったところで お財布的には何とかなったわけです。
帯に短し襷に長しで、CPUの性能に限界があったので 高解像度にすると遅くなって 低い解像度のものが良いといってみたり バッテリーを全開で使ってあっという間になくなるけど高速の機種とか 欠点全開の機種を選んで使っていたわけです。
それからSmartPhoneになったとしても、通信単価が高いので せっかくの機能を抑制された形での導入だったので結果的には海外での大ヒットを待たなければ日本での流行はなかったわけです。
その当時には世界は広く 通販で入手する方法は非常に難しかったことから現地にSmartPhoneを手に入れるために行ったりと 本体代金より高いコストをかけることもありましたがそれはそれで楽しかったのです。
それでも、スローなペースなのでほしいものを手に入れるには困らなかったわけです。
 
現在なのですが、SmartPhoneもPCと同様にどこのメーカーの機種も大きく変わらなくなりつつあります。
CPUはARM系で独自の QualcomかMediatekSamsunghuaweiだったりと数社で分け合ってますが機能的にはそんなにも変化がなく、トップエンドは異なるもののミドルレンジからは正直どこを買っても同じぐらいになってきています。
PCと同じで差別化が難しくなってきているのです。
 
で、なのですが 最近はFlagship機の型落ちを買うペースとなっています。
ここしばらくでは Xiaomiを追いかけることとなっていて Mi5からMi Note2と買っています。
やはりハイエンドの機種としては メーカー的に安く癖がないというのが特徴かと思います。半面、日本語が入ってないので(MIUI9以降は入っています)少しごちょごちょする必要があります。
Mi5は ハイエンドながら驚きの安さという触れ込みで登場した商品で 当時最速のQualcom Snapdragon 820を搭載していました。
2G RAMが標準の時代に 3Gもしくは4GのRAMだったことも PCのSSDに速度的に匹敵する高速の(途中で機種によって使っているものが違い問題になる)ストレージとか サイズやデザインはともかく フラッグシップにふさわしい機種だったわけです。
それを 一周遅れで手に入れたのは 後継機種Mi5Sが登場した時。
Snapdragonが820から821になったことと Dualカメラと大画面の流行の大型液晶モデルが登場した時でした。
この時に、じつはMi6はFlagShip機ではなくなっていたのです。
同時に登場した MiNote2がFlagShipとなり、Mi6は高性能ラインナップの一つとなったのです。
現在、Mi Note2が壊れているのでそのMi5を使っているのですが 現時点でもパフォーマンス的には問題のあるものではありません。
ベンチマークでも 現行ミドルクラスのトップをSnapDragonでいえば660というのがありますがこちらと比べてもわずかですが上回っているわけですから。
上位版なので RAMは4G ストレージも128Gと現行の機種的にもトップエンドの性能です。
ただ、長らく使っていることでバッテリーが疲弊していて 1日の運用が苦しいのが玉に瑕なのです。
念のために、バッテリーを取り寄せているわけですが 自分で交換できるかは謎です。
 
Mi5のバッテリー問題と、当時OSの混沌期でアップデートするたびに異なる不具合を発生させる状態で 完全な対応がつい今年の1月のMiui9を待つ必要があったことから 買い替えとなり 次のFlagShip機Mi Note2を購入したわけです。
その時には次の世代のFlagShip機が SnapDragon835という新しいCPUを搭載して登場していたから 比較的安価に入手可能だったこともあるわけです。
Xiaomiの端末は正直市場では性能のみでしか評価されていません。
安価なモデルはことごとく失敗し ようやくインドを皮切りに復調してきた状態です。
故に、型遅れになるとぐっと価格が低下して お手ごろになるわけです。
 
Mi note2は有機ELを採用し綺麗な画面と両サイドをGalaxyのように湾曲させたデザインが特徴で 背面もまるでピアノのように輝くボディからも性能だけでない所有欲を満たしてくれる端末です。
ですが、価格は香港でですが 日本の家電量販でSIMフリーのミドルクラスの価格です。
非常に美しい端末ですし Snapdragon821は現在でもトップクラスの性能で 気持ちよく使っていて もう1年ぐらいは・・・と思っていたところで 壊してしまったわけです。
最近は常にガラスの保護シートを貼っていたのですが MiNote2はその湾曲した画面故に貼るだけでタッチが悪くなってしまうことから 3種類目を試して過去最高にいまいちでちょうど剥がして4種類目をどうしようと探していた 時に画面を下にしてそのまま落下させて有機Elパネルまで壊れる衝撃を与えて壊してしまったのです。
突然のトラブルなので自分の買い替えペースを乱してしまうと 買う端末に困ってしまうわけです。
最低限今の端末以上の性能となると 決して安くない買い物だからです。
 
できればFlagShip機の型遅れと思っていたのですが 悩ましい選択になり
結果的には現行のFlagShip機を手に入れることになったわけです。
購入手配したのが 旧正月期間中で、一昨日に発送連絡があり最大45日をかけて到着するわけですが 発送連絡と同時にFlagShipの新機種の発表があったのはマーフィーの法則というものでしょう。
値段の下がり始めというタイミングだったわけですが 新型の情報を見ながら新しい端末を待つわけです。