アップデートしないことは良いこと?

WindowsOSでよく聞く不満点は何と言っても 突然来るアップデート。
マーフィーの法則ならぬ、アップデートの法則は忙しい時に限ってやってくる。
昔がどうだというのではないが、アップデート中にはPCが使えないとか 終わると強制的にアップデートとかはないのだが、一日が終わってPCの電源を消すと突然始まって 翌朝来ても終わってないとかもある。
朝から、手も足も出ない時間が続いたりすると結構イライラするのだ。
その点、SmartPhoneはという事もなく これらもアップデートからの再起動中には電話すらできなくなるわけです。
それをもって、ガラケーが良かったという話がないわけではないのです。
どうせ電話だけだし・・・・
 
音声による通話は、アナログからデジタルに変わり 現在はデジタルでも音声専用の回線を使うのではなく LTEのデータ通信回線に優先領域を確保して音声を通そうとする仕組みが増えている。
そうすると、音声用とかデータ用とか分けずに済むから話が簡単になります。
ガラケーはというと 音声専用端末に別にデータ通信機能を付加したような作りとなっています。
限定されたネットワーク人だけつながるという仕様が殆どだったために その中で動くコンテンツが発達したわけです。
ユーザー減少によりコンテンツが大幅に減少し、ゲートウエイを介したインターネット網よりデータを得ることが割合として増えてきています。
それでもバッテリーの持ち時間など利点も少なからずなので 頑として使い続ける人がいるわけです。
 
Windowsとの比較でいうと、ガラケーの多くはWindowsXPの世代のもの。
現在はその後VISTA、7、8、8.1、10と変わっていてています。
で、VISTA以前のOSは既にセキュリティの関係でサポート外。
Windows7も最終のサービスパックの当たったもの以外はサポート外となっています。
アップデートしないという事であれば 現行のWindows10ですらサポート外扱いなわけです。
アップデートがめんどくさいというのもありますが しない選択は基本的に無いような状況ではあるのです。
 
では、Androidのばあいはというと 現行は4.0以前のOSはサポート外扱いとなっています。
iPhoneでいえば4〜5ぐらいの古さでしょうか。
残念ながら OSのアップデートというのはキャリアやメーカーの事情で受けられたり受けられなかったりします。
私の持っているXiomiの端末の場合 基本姿勢として メジャーバージョンで2つまでは最低アップデートに対応する方針のようなので MI5はAndroid6で2015年に買っているので 今年の秋ごろのバージョンアップで Oreo(Version8)へのアップデートが予定されています。
無くても、セキュリティアップデートは定期的にされているのである程度の新しさを保っているわけです。
 
ですが、最近問題になているのが4時代のOSの端末についてです。
もう、すでに5年近くたっているのですが 未だ数十パーセントの人が4世代のOSを使っています。
と、いうか今でもSmartPhoneでないもの 例えばTVボックスだったりAndroidプロジェクターだったりはこの世代のものが現行でたくさん売っています。
ガラケーの頃だと 5〜6年は当たり前で10年もつ端末も珍しくなかったわけですが いまは当たり前の時間が セキュリティ的には許容範囲の限界となっているわけです。
特に、日本のキャリアは端末に専用アプリケーションをインストールしているためにアップデートにかかる手間が大きくアップデートされない端末が多かったために余計にそういうことが起きているわけです。
Mi5の場合2015年に購入2018年にアップデートされたとすると そこから5年大丈夫とすると全部で8年以上のセキュリティ寿命となるのですが アップデートされない場合は OSの登場が端末の発売2年前だとすると そこからたった3年でセキュリティ寿命となるパターンもありえるのです。
 
やっぱりガラケーがとなるわけですが、多くのガラケーガラケーだったころの(現在はAndroidベースだったりと見た目だけのものが多い)端末は暗号化規格の古さで 既にアクセスできないサイトがたくさん増えています。
逆にアクセスできるところはセキュリティ的に問題を多く持っているサイトである可能性が高く安全性の確保はわからないわけです。
ルーターがハッキングされたように、これらの電話がハッキングされないという事はないのです。
それを検証する人も各賞を取ることもなく使い続けている状態は決して安全ではないのです。
Androidベースのガラケーなどは、そもそもバージョンがいくつかも分からず使っているでしょうから・・・・
 
もちろん、アップデートによりより新しい問題を抱え込むことはあるでしょう。
しかし、アップでとしないことは それを選択することは危険を覚悟した使い方であるというなら それを覚悟の上なら問題はないのですが、いろんなアプリケーションを入れて パーミッションってなに?となんでもYesと返事するような使い方で わからないというならアップデートも無理やりさせないと危ないというわけです。
現状、ある一定以上古い端末はそもそも携帯電話網につながらないようにするというアイデアも出ています。
そもそもが内蔵式のバッテリーが増えて バッテリーの交換ができなくなり 寿命を3〜4年が限界にするようなことも増えています。
強制的なアップデートと強制的な買い替え 両方をもって安全だといわれると ガラケー世代に人には怒られちゃいそうですけどね!!
 
ただ、それだけのスピードでセキュリティは弱くなってゆきます。
数年前に最強のセキュリティだったものが、実はアニメのチーズのように穴だらけだったと証明される時代です。
AIに仕事を取られるのと同じで、その開発速度は加速していってます。
今だからこの程度で済んでいますが 数年後には朝起きたら毎日アップデートという日が来てしまうかもしれないですね。