Amazonがセキュリティ分野に力を入れることを発表した。

Amazonがセキュリティ分野に進出したが、Googleもおそらく狙ってゆくだろうと思う。
現在、Googleではストリートビューで街のすべての景色を求めるべく写真を撮り続けている。
これらはビッグデータとしてどこよりも大きな画像データとして保管されている。
また、過去にさかのぼることも可能な媒体として今後も進んでゆくだろう。
だが、それらは あくまでも過去のデータで今のデータではない。
 
衛星による写真も今はある一定の過去で現在ではない。
なぜなら、うつされたら困るものなどを処理する時間が必要だから。
ストリートビューでは個人の肖像権を阻害するようなものだったりするわけだ。
進んできた画像認識能力はAIによるもので かなりの確率での判断を行うことができるようになったし それを立体的にとらえるというなら 写真と本物の人間を区別することも難しくはなくなってきたのだ。
では、それらの技術を進めるための実験を行いたいと思うのだが・・・・
 
例えば、Amazonが自宅に監視カメラをつけませんか?と言ってきたらどうだろう?
Prime会員は 初回限定で無料ですなんて言ってもらったとするなら。
それらには人を検知するセンサーがついていて、あなたのスマートフォンに長い時間 とどまっている人がいたら携帯電話に連絡が来るとか 怪しい動きがあるととかの機能がついていると思ってほしい。
用意するのはカメラを駆動する電源と、ブロードバンド回線だけだとしたらどうだろう?
申し込んでみたいと思わないだろうか?
これが夢の話ではない。
もし、家に監視カメラをつけたとすると そこからの画像はAmazonクラウドに送られ その画像を判定しサービスを行う。
だが、それと同時にそのビデオはビッグデータとしてAmazonのサーバーに蓄積されてゆく。
おそらく静止した画像の前を動くのは人か車ぐらいなので 圧縮効率の極めて高いデータとなるだろう。
 
設置と称して 衛星の超高精度測定で位置を決めること。電子コンパスで角度を設定すればそのカメラのデータが出来上がるのだ。
すべての世帯にこのサービスが開始されれば ストリートビュー相当のサービスはリアルタイムのサービスとなる。
監視カメラとして多くのデータを蓄積しいるうちに 人を人として判断することやプライバシーに考慮しなければいけないパターンをいろいろなところで学習して そう遠くない未来に設置した数分だけ早くそれは完成するだろう。
また、AmazonGoogleにはそれだけの資金力があるのだ。
 
以前も書いたが、AIでなくなる仕事ということで 最も早いと思うのは マーケティングの仕事だと思っている。
もちろん、それを提案する人は必要だが 結果的にはどれだけ大きなデータを持っているかが勝負で 100人に一人が買う商品で売り上げを上げたいなら 10万人 100万人が来る場所を選ぶべきで 野中の一軒家で人が通らないところでは売れないのだ。
AIはデータからそういったものを効率的に選ぶであろう。
もちろん、田舎でここしかないという商売 つまり逆張りのような商売もあるがそれらは少数だから成り立つ商売で 競争が発生するようになったら生きていけないのだ。
それらはマーケティングとは言えないものとなるからだ。
 
データという意味では 人に家がある限りそこにカメラを設置してデータを撮り続けるとするなら リアルで正確なデータが測定できるわけです。
家を出るところから店舗で買ったもの、見るだけで買わなかったものまですべてを知られることになるわけですから。
そこまで来ると思うなら、カメラの設置ぐらい先行投資と考えると必ずしも無駄にはならないわけです。
ただ、だれが先にやるかだけなのだから。
もちろん、衛星による監視もあるでしょうが もっと詳細でもっとリアルな監視が始まるかもしれませんね。