景色に隠れたウイルス

最近、Mi Mix2sに携帯を変えたのだが そのカメラはかなり多機能になっている。
今はやりのAIという言葉を使っているが かなりのシーンの文政期を行い最適な撮影をしてくれる機能だ。
やりすぎともいえる、人の顔を撮影するときのビューティーモードも 究極と言っていいほどの強力なモードも入っているぐらいだ。
殆どの状況において 最適な撮影をとなっているので 正直私なんかよりはずっといい写真を設定してくれるのだ。
素晴らしいとしか言えなくてびっくりしている。が、まもなくバージョンアップでもっとすごくなるようなのだが・・・・
で、そのカメラの設定の中に「QRコードをスキャン」というものがある。
 
AIカメラというのは 写真の中の物体をある程度認識してその状況を確認しているので その物体がQRコードだとするなら読み取ろうという機能を生かすかどうかの設定なのだと思う。
故に、QRコードを読んだらクーポンがというようなときには非常に重宝するのだ。
カメラの中にQRコードをとらえると 「QRコードの詳細」というタブが現れて選択するとURLに飛ぶ画面だったり テキストだったりが表示される画面になる。
専用のアプリを立ち上げなくて済むのは非常に助かる。
これは、どちらかという試験的な機能のようで インターフェースなどが洗練されていない点が残念だ。
そのうち、URLからオブジェクトを表示して 着せ替えができるとか面白い使い方ができたりとするなら面白いななんて思ったわけです。
 
ところが、この機能のON/OFFが設定なる時点で気になったのですが 切らなければいけないパターンがあるのかと。
勿論、撮影中にタブが現れたら鬱陶しいなんてのもあるでしょうが いまは手順がたくさんありますが QRコード読み出しそのものがリスクだと考えているのではないだろうか?
確かにURLや下手をすればプログラムを仕込むことだってできるわけですから。
 
「立体隠し絵」ってご存知でしょうか?
立体の中に絵が隠れているのですが 見る方向が決まっていてそこから見ると違う形に見えるとかいうやつです。
中には影絵になっていて、光を当てる角度が決まっていて そこから光が当たると影が浮かび上がってくるとかがあるわけです。
明らかに動物の立体の影が 人間の姿だったりと見た目は面白いのですが これが悪用されたとすると話がややこしいのです。
すごく景色が良くて 話題のインスタスポットとかにそういうものが仕込まれていたとするとどうでしょう?
撮影する角度によって QRコードにウイルスが仕込んであったり、夜になって街灯がつくとウイルスの影ができて・・・・
当然見た感じはわからないわけですからたちが悪いのです。
そんなこと言っても、実行しなければと メールのウイルスのようなことを言っていると足をすくわれるかもしれません。
それだけでは済まないかもしれないのです。
 
AIが人の顔を認識しているのと同様 オブジェクトをAIは認識しているのです。
認識するという事は何らかの形で取り込んでいるのです。
ものによってはネットにつないで 認識できないものを確認に行ったりすることもあるでしょう。
そうした場合、どこかに脆弱性が発見されたらそれだけで どこにでもあるもの 例えばポストが写真のどこかに入るだけで乗っ取られたりという事もあるかもしれません。
綺麗な景色の中には 悪意が潜んでいるかもと心配しながら見なければいけないようになったら ちょっと悲しいですよね。