USB充電

人間とは勝手なものだなと思うのだが UMPC全盛のころとかPDA全盛のころには充電がUSBでできるかどうかをレビューに必ず書いたものだが、少なくともSmartPhoneはそれ以外がないほどに充電はUSBで統一されています。

PCはというと 最近はUSB充電のものが増えてきていて ここ数台のノートPCはすべて一部アダプターが必要なものもありましたが USB充電で使えるものでした。

昔あれ程に切望した環境が整って もう書くこともなくと言いたいのですが それでもちょっと気になることが出てきています。

 

ノートPCのほうはハイパワーのゲーミングとかでなければ45WクラスのType-C充電器で使えるようになりました。

ところが、今回のSmartPhoneは67Wという強力な充電器が付帯しています。

勿論、20Wの充電器だと充電できないのかと言うと10Wでも遅くてよければ充電がされるのです。

ただ、精いっぱいの性能を出してほしいと思えば やはり余裕のある充電器が欲しいわけです。

PCの方も電源が切れていれば20Wクラスでも充電が始まり 45Wで高速充電、60Wにするともう少し速いという状況なので二つを持ち歩くとなると そこそこになってしまいます。いくら 新しい小型のものとしてもです。

 

普段からPCとSmartPhone2台とヘッドホンとか小物を持っているので複数の口を持ったUSB充電器を持っているわけですが 以前どこかで書いたのですが 複数ポートがあるのは 各ポートの割り当てがあって65Wだとしても 1ポート当たり最大が20Wだったり 接続が増えると段階的に割り当てられて 総合計が50Wぐらいに落ちてしまうものもあるわけです。

今持っているのも、第一世代の窒化ガリウムのタイプでまだ大容量のものが少なかったので Type-Cポートが2、Type-Aが2なのですが 全部繋ぐと1ポート20W弱になってしまいます。

なので、小型で便利なのですが 低速の携帯電話の充電にしか使えないわけです。

もう一つは61Wの小型1ポートタイプなのでほとんどの物をこれ一つでいけるわけですが ただ、ポートが一つなので1台しか充電できないわけです。

持ち歩くUSB充電器が悩ましいわけです。

 

もう一つ、Type-Cハブです

Charge Inのポート付きのUSBハブは Type-C2ポート以外の外部出力しか持たないGalaxy BookSの外出には必須なのですが Type-CポートからPCに繋いでパススルーで充電されるわけですが USBハブ機能には給電機能があり Type-Cには最大20W、Type-Aにも最大20Wの振り分けがされていますし自分自身の稼働の為にも電力が消費されます60Wの給電があっても 割り当てられた後には40W弱しか割当てられなくなっています。

その際には、ハブの先には5V2A各ポートとなっているようです。

という事は60W以上85Wとか100Wとかほしいのですが USBハブの耐圧が60Wまでという事になっていますのでこれ以上が繋げません。

 

その上、USB充電が過充電にならないように切り替えることのできる機器が登場してきていて 動的にその内部の回路が切ったり入れたりするたびに 給電側は接続と切断の度に全部のポートの給電割合を変更するので 再度1から充電状態になるので充電最適化のロジックがリセットされて探りながらの充電となるのでスピードが出ないわけです。

そういう状態になるぐらいならUSB2.0のAからCに繋がるケーブルで5V3Aぐらいの普通充電のほうが速くなったりとするわけです。

 

結局、規格そのものは統一されて 持ち歩くものも十分に小型化されたわけですが、そのつなぎ方となると 接続する機器と挙動を想像しながら振り分けることになり ケーブルも接続機器数だけでなく繋ぎ方に合わせて持ち歩くことになって 悩みが全て解決したわけではなさそうです。

帰任あらない人は気になってないんでしょうが・・・・