充電恐怖症

そういう言葉があるのかどうかわかりませんが、充電が切れるかと思うとそわそわしてしまうってないですか?

私はそちら派で、モバイルバッテリーや十分すぎる充電器を常に持っていますし、結構充電はできるタイミングでやっています。

これは、おおよそ2時間を目途に作られていた ノートPCや携帯製品の初期の設定によるものなのですが。

 

空母や潜水艦で「原子力・・・」と謳われているものが少なからずあるわけですが これは燃料の搭載が少なくて済むというメリットと、原子炉と言う制御の難しい放射能を発する設備を搭載することの二側面を比較した結果搭載するメリットがあるという事での搭載となっています。

潜水艦の場合、一度海水内に潜れば 空気のある限り潜り続けることが出来るわけですが それ以前の潜水艦は ディーゼルエンジンだったので人が消費する以上の酸素を消費するために動けば動くほどに酸素が無くなっていって 定期的に浮上して空気を取り入れる必要があったわけです。

昔の潜水艦の映画では、「空気が汚れてきた」なんて表現ですが 要は二酸化炭素が増えて酸素が無くなって来たという意味だったわけです。

ちなみに、日本の最新式の潜水艦はEVでリチウム電池でモーターを回していたりするわけですが また別の話です。

 

で、空母の方ですが 数十機の戦闘機を運用するために 大型のレーダーやエレベーターなどを運用する必要があり 当然ですが普通の戦艦に比べて大量の電気を必要とするため燃料の搭載を考え 原子力一択になっているわけです。

なので、航続距離を伸ばし 滑走路の距離を短くするために発艦装置として「カタパルト」というのがありますが これを搭載しているのは基本的にアメリカ海軍で それを稼働する為の動力を供給できているという事なのです。

最新式は電磁カタパルトなので、一層電気の消費は激しいのでしょう。

 

一般の兵器も同様で 今よくテレビで見る兵器の殆どは電気的で動く部分があります。

例えば追跡型の機器などは 弾頭側だったり発射機側に追跡装置が付いているので どちらにもバッテリーが搭載されていることが多くなっています。

車両で移動する場合にはエンジンで発電しながらと言いたいのですが、音を出せば攻撃される可能性があるので そういった機器にもバッテリーが搭載されていてそれでも使えるようになっているわけです。

勿論、携帯兵器には当然何らかの形で搭載されているわけです。

 

バッテリーには二種類あって 1次電池と2次電池なんて言いますが いわゆる乾電池と充電式電池みたいな使い分けで 使いきりか充電式かという区別です。

使いきりなら乾電池で良いのですが、機器によっては充電式が使われます。

当然誘導兵器などは 通信を続け そういったものはGPSだったり本部からの補正だったりと通信をしていることが多くその為に充電式がよく使われます。

当然最先端のできるだけ小型の電池が使われるとは思うのですが 充電式バッテリーですので当然充電が必要です。

 

昔、モバイルのオフラインミーティングに参加する前日のSNSの定番だったのですが 「充電祭り」というモバイル機器を並べて充電している姿の写真を撮って上がるわけですが 同じように軍の運用直前には当然「充電祭り」が行われるわけです。

機器によってはかなりの電力を使うために 専用の充電設備が必要だったりするのでそういった場所で充電を行います。

それも、運用の日程がわかればその前日に充電して満充電の確認をして当日を迎えるわけです。

前日と書きましたが 2日前化も3日前かもしれませんが、通信する機器などではその間も一部の木の通信機能が動作し続けるので 充電し続けるもしくはできる限り使う日程の直前に満充電にして備える必要があるわけです。

 

と言うわけで

各国政府が 訓練の開始日などを発表しなくても 開始日程度はある程度は想像がつくのでそれが報道されたりするわけです。

各国政府は対抗勢力のそういった動きも監視しているのですから。

今回の騒乱に関しても そういったものはあったようで アメリカは「48時間内の軍事行動が」なんて発表ができるのも 恐らくバッテリーの充電処置から考えるとそれぐらいの間と想像がつくわけです。

 

現在、自家用車は電動化率100%を目指すとかヨーロッパでは言っていますが、軍用の設備はどうするんでしょう?

ガソリン燃料は精製後も半年程度の保管は可能ですし、精製前であれば非常に長期間の保存が可能です。長期保存のガソリンを作ることも可能です。

全てが電動化したとすると、その充電で大規模な行軍なんて簡単に予想が出来てしまいます。もちろん、毎日満充電と言うなら良いのですが それこそ電気代の無駄ですよね。

世界中に戦略的 充電恐怖症をたくさん生み出すんでしょうね!?