Topjoy Butterfly 7.8インチモデル Review

〇仕様など

7.8インチのE-Paper DESカラー端末で 1404x1872の9:7の比率の画面となります。
OSはAndroid11ですが Googleの機器認証を受けていない為初期状態ではGoogleアプリの利用が出来ません。(内臓の導入ユーティリティとGoogleへの登録でPlaystoreなどの動作が可能)

画面密度は白黒モードで 300PPI、カラーモードで 150PPIとなっており本体の設定アプリにより切り替えて使うようになっています。

CPUはローエンドの 4コアCoretex-A55で最大周波数は1.8GHzとなっています。

GPUはCPU同梱のMailG52となっています。GPU

CPUとGPU、この後のメモリーなどに関してもそうなのですが 画面の書き換えが遅いので早くても画面の書き換え時間を待つ時間が増えるだけなので個人的にはこのスペックで十分かと思っています。

プログラム実行メモリーは 2G(上位モデルは4G)

ストレージは 32G(上位モデルは64G)となっています。

MicroSDなどのストレージ増設機能はありません

6インチモデルにはその機能が無いのですが 7.8インチモデルには4096段階の筆圧感知スタイラスが付属していて メモアプリにて使うことができます。

一部のメモアプリで使える機能と思っていましたが、今回Kindleにもペン対応モデルが発売されたので Android用のKindleアプリでも対応がされるともっと使えるようになるかもしれません。

ノイズキャンセリング機能付きのマイクと6インチモデルにはないスピーカーも内蔵されています。

ネットワークは24Gと5Gのデュアル(6インチは2.4Gのみ)で一般的なSmartPhone同等です。

ネクターはType-Cコネクター一つのみで 充電とPCなどとの接続端子となっています。念のためにType-Cdeヘッドフォンを接続してみましたがちゃんと認識されました。

バッテリーは3200mahですので SmartPhone並みの容量で画面サイズからすれば小さいのですが消費電力が非常に抑えられているのでこのバッテリーで70日間の稼働が可能なようです。

 

開封

最近の省スペース型梱包に慣れている私には かなり大きめの梱包に見えたのですが 本体下に 手帳型のケースが付属として同梱されているのでこのケースが当然本体より大きく箱を大きくしているように思われます。

他にはUSBの充電ケーブルとスタイラスなどが同梱されています。

到着して最初に驚いたのは Sleep画面で本体が届いたことで思った以上に鮮やかな発色にいきなりかなりのテンションとなったのですが 実は本体表面に貼られた保護フィルムに起動画面と同じイラストが印刷されていて艶有のフィルム故に鮮やかな発色でしたが 他のE-Paper端末と同様に画面表面はアンチグレア処理されたものです。

ちゃんと電源は入っていませんでした・・・・・バッテリーは80%ぐらい充電されていましたが。

 

〇電源をいれてみました。

電源を入れると、TOPJOYのロゴの表示後 本から蝶々(バタフライ 機種名ですね)が飛び上がるカラーのイラストが動きます。

表示はオリジナルのラウンチャーが起動します。

左側に4つのタブ項目があり 各自がアプリ、書籍、ノート、設定となっていて それぞれそのアイコンで画面を切り替えます。

それ以外には、画面の上部に ホームボタンと画面のリフレッシュボタンがあるだけです。

よく見ると 最近のSmartPhoneでもよくあるフロート型メニューの丸いボタンが右側にあって このボタンを押すとショートカットメニューでアプリのメニュー起動ができます。

正直起動してすぐは 「これは無い」と思うぐらいに画面がちらつきます。

何か操作をするたびにちらついて これは無いかなと思ったのですが、ショートカットメニューの中にある「パレットアイコン(モノクロカラーの切り替え)」を押すことでモノクロ モードに変更する事で画面全体の書き換えがぐっと減るのでかなりイメージが改善されます。

ちなみに、日本語も対応なので(初期設定 は英語)設定の右下の端末情報の中に言語設定があるのでここで日本を選択すればすぐに日本語になります。

ただ、前述通りGoogleのアプリがインストールされていないので メーカーの指示通りにGoogleサービスフレームワークの導入が必要です。(入れないと日本語入力は選択できるけど 辞書がダウンロードされてこないので漢字打てません)

 

ラウンチャーが特殊なことを除けば 普通のAndroid端末なので特別なルールはありません。

あたりまえですが、E-Paperの書き換えが遅いので 動画を閲覧するようなことはかろうじてレベルなのでそういうアプリは入れてもほぼ使えません。

何度も言うようですが 電子書籍リーダーとして楽しむのがこの端末の用途です。

 

というわけで、Amazonの読書アプリKindleをインストールしてみました。

白黒モードでは 反応の良いKindel端末を使っている感じです。

ただ、Androidアプリなので少しインターフェースが違います。

デフォルトのラウンチャーで画面上から下に指をスライドさせることで出てくるバーを押せばボリューム、フロントライトの明るさ、コントラスト、WifiBluetoothなどを設定する画面が出てきます。

それ以外は画面をタップする事で出てくるメニューからの操作となります。

流石に7.8インチの画面は大きく 文庫本を新書サイズで購入した贅沢感を感じることができます(ささやかな贅沢)。SmartPhoneとはすごく違うという満足感です。

じゃあカラーは何に使うんだといわれそうですが 挿絵や表紙を見るときに ボタン一つでカラー画面に変えれるというのは 実は大きなポイントで 特に旅行のガイドブックや写真入りのHow to本などはかゆいところに手が届く感じで便利です。

操作感は前述通り 普通に文字の本を読むということなら過不足ない感じです。

 

〇ペンも使ってみた。

4096諧調の筆圧感知スタイラスもついているので使ってみました。

まずは標準のホーム画面の「ノート」アプリだが、これはなかなかいいのです。

マルチページで画像貼り付けもできる レイヤーまでサポートした以外に本格的なノートアプリです。

また、E-Paperであることから正直期待薄なメモ機能(今までのものは 画面に書いても悪い場合は1秒ぐらい遅れて画面に表示される)なので 期待せずにやれば さすがに画像貼付けなどはあきれるぐらいの遅さですが ペンでメモを取るぐらいのことは遅延もせずに可能です。

ただ、書いた画面の拡大縮小や移動機能が無いために書けるのは画面サイズで終わりです。

ということで OneoteやGoogleKeepなどを入れてみたのですが 前述通りペンで書いた後かなり遅れて表示されるのであまり実用的ではないレベルになります。

画面サイズに収まる範囲で 絵をかいたりメモを書いたりするには便利な機能となります。

また、書いたものを外に出力する際には基本的にjpeg一択ですので 出力先でイラストソフトなど修正可能なファイルとして書き出すことができません。

健忘禄的若しくはスケッチブックな使い方ですね

 

ちなみに「書籍」メニューは基本的にPDFビューワーですね。

汎用書籍閲覧ファイル形式には対応していますが どう出ようあまり使うことは無いような気がします。

 

本当に標準的なAndroidなのであまり特別な操作とか難しさとかは無いのですが やはりいくつかの注意点があります。

 

〇注意点

まず、電源管理です。

基本的に1分使わないとスリープモードに入ります。

これは多くの電子書籍リーダー同様なのですが、その後30分で端末がシャットダウンされます。

70日の稼働時間となっているのでしょうがないのですが 汎用のAndroidをOSとして利用しているので 定期的に待ち受けを確認できるプログラムがバックグラウンドで動き続けますので消費電力が大きすぎるので強制的にシャットダウンをするのだと思いますが 多くのリーダーは画面の一部を表示したままスリープが続くので その点をどう見るかです。

一応、弁護させてもらうと 電源が入っていない状態からの起動が1分かからない速さなのでスリープから回復して使えるようになるまでに時間のかかる電子書籍端末と比べてもそんなに変わらないとは思うのですが気分的な問題ですかね。作業中が消えちゃいますし・・・・・

 

*追記修正します*

もう一つ、これも電源管理の部分なのですが スリープ画面で良くフリーズします。

私の端末だけかもしれませんが スリープ画面から電源ボタンを押した瞬間に一瞬だけ画面が変わってまたスリープ画面に切り替わり そのまま何の入力も受け付けない状態に・・・・

これは、ファームウエアのアップグレードとかで治ってくれないと・・・・という感じです。

これも起動が速いのでいいといえばいいのですが 気分悪いです。

追記修正:端末を初期化して再設定にてこの症状は改善しました。

バックグランドで動作しようとするアプリケーションによるものとその後のインストールの過程で思われる症状が出ましたが 症状が安定しないためにここでの記載は避けます。

改めて特定できればと思っています。

 

〇総評

1日使っての感想なので 未だ見れてないところ多数です。

でも、読書のお供として考えてた私にはちょっといいかなという端末でした。