Surface Duo(初代)を購入した

何をいまさらと思われるかもしれないが、Surface Duoは結構画期的なデバイスながら Android OSの制限上マイクロソフトがカスタマイズをいくらしても対応しきれない問題が少なからずあるという評価であったからいまいち手が止まっていたのだ。

もちろん、機能を盛りすぎていて高すぎるという問題もあったのだ。

では、なぜ今頃と思うかもしれないが 実はついひと月前ほどにいきなりマイクロソフトからOSアップデートの案内が来たのだ。

テスト的には進んでいたが Duo2に提供されるだろうことは想像が付いていたのだが Duoに提供されたのは予想外という事態だった。

一応、追記するがDuo2があるということは Duoは旧機種です。

 

Surface Duoは2020年末にアメリカで発売されたSuarfaceシリーズでは最も小さな筐体を持つAndroid 折り畳み端末だ。

電話としても使えるのだが どちらかというと2画面Androidとして発売されたものの 多くの折り畳み端末が曲がる有機ELパネルを使って継ぎ目のない折り畳みを選択したのに対して マイクロソフトのアプローチは二つ折りという形だった。

1画面で動画を見ながら 2画面目でブラウザーを触るというような使い方が出来るという意味では非常に有用な端末となる。

何故なら 一つの画面としてつないでしまうと 各アプリケーションのサイズが画面いっぱいという表示がしにくいのだ(実際は勝手に分かれるのですが 継ぎ目がないとどうしても6:4とかにしてみたくなりストレスがたまる程度の違いなのだが)

問題は、Android OSのほうで 画面が大きくなったことで二画面のアプリケーション表示はAndroid10OSぐらいから始まっているのだがそもそも2画面同時実行を想定していないアプリケーションも多くその対応は暫定的なもので まあ使える程度のものだった。

なおかつ、それをメーカー独自のカスタマイズで実用レベルにしたいとなっても 実行するアプリケーション側の対応も進んでいなかった。

例えば二つのアプリケーション実行時に 文字入力が必要になったときにどこにスクリーンキーボードが出るのが正しいと思いますか?と聞いても恐らく答えられる方はいないでしょう。そんなこと考えもしなかったでしょうから。

だとすると、各自が勝手にそれを考えて各アプリケーションに実装したら 組み合わせによって動かないなどは当たり前に出てくるわけです。

その為に、OSのカスタマイズを行うのですが アプリのすべてにおいてテストできるはずもなく 組み合わせとなるとありえない数のテストが必要ですし 当たり前のようにそういったバグは多発します。

歴代失敗してきたモバイルデバイスへの再挑戦だったこともありますし、Surfaceの名前を冠したことからも ペンデバイス対応とかいうように機能を盛り込めるだけ盛り込んだこともあり 日本円で20万を超える端末となったのに一世代前のフラッグシップCPUを使うことなどからも厳しいセールスを記録したわけです。

その後、「価格の割に$100SmartPhoneに比するカメラ」等のユーザーの声に答え CPUも細心に載せ替えた(発売時にはやっぱり1世代遅れになったけど)Duo2も出してみたけど焼け石に水の状況でした。

 

では何故となるわけですが とうとうOSのアップデートでAndroidそのものがこの二画面端末をサポートし始めたわけです。

Android OSの中でも Android12の派生OSとして登場した12Lのバージョンがそれになるわけです。派生なのですが おそらく13のOSでは盛り込まれた形となり 今後の標準となると予想されるわけです。

ということでOSレベルでの対応がなされたことで 俄然魅力が生まれるわけです。

もちろん、だからと言ってアプリケーションがいきなり全部対応するわけでもないので 将来の期待感が生まれた程度なのですが・・・

ただ、それ以上に 少し変な操作やアプリケーションを動かすと一時的に止まって数秒無反応になったり画面が固まったり強制終了したりという そもそも製品レベルとしてはありえないような状況は改善されるのだ(笑

ちょっとほしくなりません?

 

前述通り 改善版として新製品のDuo2が出ているのに何故Duoなのかと思われるかしれませんが Duo2はカメラの高性能化の為 ほかのSmartPhoneと同様にカメラの出っ張りがあるのです。

Surface Duoの良い点として ノートPCのように90度から130度ぐらいに開いた状態で使うことも180度に開いてTabletのように使うことも360度ターンして両画面SmartPhoneとして使うことができるわけですが 裏面にカメラの出っ張りのあるDUO2の場合 微妙に開き切らず 開いた状態で使うときに力を入れすぎずに持つような微妙な気を使いながら使うこととなるわけです。

勿論、ただ強がってるだけで 値段的に新製品が高いというのが一番の理由なのですけど・・・・

たまたま安いメーカリファブリッシュな新品がUS$300未満で手に入るってことから飛びついたわけです。(ついドル建てで考えて 円安を忘れていて Paypalからの明細見て腰抜かすことにはなるのですが)

 

少しフライングだったのは OSアップデートがSIMフリー版のみで 購入時には安価なAT&T版はアップデートしないとかの噂も出たりし肝を冷やしたわけですが 遅い配送のおかげで到着した時にはその問題も解決していたわけです。

で、到着した箱は運送会社の汎用の箱っぽいものでしたが 中身は見た限りの新品で箱も内側の本体の固定をしている樹脂シートの上にはSurfaceDuoの文字がありメーカーリファブリッシュ品であることがわかります。

同梱されるバンパーも未使用品でした。

ガラスっぽい本体は両面とも非常に美しく 画面も流石に価格相応の綺麗な黒が引き締まった画面などはさすがに思われます。

今見るとまるで昔のiPhoneを見るかのような縦画面で見ると上下の画面でない部分のベゼルが大きく16:9に見えた画面は4:3より少し横方向に広い画面で これは後でレビューとして書くことになるのですが PCでも16:9より4:3の方が事務仕事には使いやすいのと同様 横向きの画面として使うときにはブラウジングなどでは見やすくなっているわけです。

動画の再生時には 16:9の画面で上下が余ってベゼルも大きいので 真ん中あたりに小さい画面で表示されるようで悲しい感じにはなるのですが・・・

勿論、昔の4:3のテレビ番組などを見ると なんかすごく大きく見えるのは 横超ワイドな最近のSmartPhoneの場合両端が大きく切り落とされているからだろうとおもいますが。

 

とりあえず、これから使い始めるわけです。