Surface Duoを使ってみた

Surface DuoはAndroid端末なので ほかの機種に比べて特別な何かはない。

基本的な設定も 起動時にほかの端末からのコピーが用意されているので 私の場合はType-C↔Type-Cのケーブルを持っていたので 接続して画面表示通りに進めば アプリケーションやWifiのアクセス情報やドキュメントや画像など普通にコピーされて用意してくれるので簡単に作業は済んだ。

ただ、起動時の設定で多くの端末でアップデートがかかるため 10分から15分程度の間アップデートの為の時間が必要になる。もちろん バッテリーも半分以上はないとアップデートそのものがなされないので注意が必要だ。

それ以外は 本当に普通のAndroidマイクロソフトを意識することはない。

 

初期登録が済めばアカウントの登録です。

PCとの接続などの機能を使わなければマイクロソフトのデバイスとしての魅力が半減なので PCに設定されているマイクロソフトアカウントを追加します。

基本的に機種に依存しない(移行元の機種がXiaomiでその端末指定のアプリの意味)アプリで移行できなかったアプリがないことから アプリの互換性は高いように思えます。

二画面で使うにあたり画面の構成などが崩れる可能性はありますが。

 

まず、スペックなのですが ノートPCのように置いたとしたら 4:3より少し高さのある画面が二つで 一つはキーボード側となる方になります。

双方の画面が1892x1344とFull HDより縦が長くて横が短いというものになります。

現在のSmartPhoneの多くがFullHDの画面の横を広げた11:9などのサイズが多いのとは相反するわけですが これは片手で持つ端末として考えた場合画面サイズを大きくしたいというのと握りやすい横幅とのバランスでこうなっているので これを横画面にしてWEB画面などを見たときに横中心にリサイズされるので見にくくなるので ノートPCでも縦に拡張されたモデルが多いのはそのためです。

片手で持つことを半ばあきらめているSurface Duoは通常のSmartPhoneとは解釈の違うレイアウトとなっているわけです。

世が世ならなのですが テレビが4:3の時代であればベストサイズと褒めたたえられたのでしょうが 時代が変わって横長の動画が普通の時代となると動画再生を行うと上下に表示されないあまりが出来てしまって 画面サイズの割には動画表示が小さいとなってしまいます。

ただ、前述通りこれをWEB閲覧やドキュメントを読んだりするために使うのは非常に良いサイズです。画面を90度回しても A4のPDFなどが画面サイズ丁度に縦横比も合わせた状態で表示されるわけですから その有用性は言うまでもないでしょう。

 

2画面の使い方なのですが マイクロソフト的な使い方をするなら結構いけてます。

ZoomなどでWEB会議やセミナーを聞いているときのことを想像してみてください。

PCで見ていても 別にメモを用意して見るわけですが その際にSurface Duoなら片方の画面にZoomの画面を もう一つの画面にWhiteBoardOnenoteのようなアプリを起動してペンでメモすることができます。

小さな画面に何をメモすることはと思うかもしれませんが 多分こういったものを使ったことのない人にはわからないと思うのですが メモでいっぱい書いた後ですが そのまま指で動かすだけでキャンバスが移動してそこに続きを書くことができるのです。

つまり大きなノートを窓越しに見ていて その中に書き込んでいる感覚です。

勿論、拡大縮小もスムーズに行えますし 紙のノートと違うのはくるっと範囲選択してその部分を移動したりできるので 例えば3項目の要件を欠いている最中に4項目目が増えたときなどその下の文章をごそっと動かして挟み込んだりも自由自在にできます。

キーボードで文字入力したらと言われそうですが 図や絵も混ぜないと表現しきれないことがあるので手書きの利点も少なからずあると思っている人は私だけではないと思うのです。

あとは、私のようなながら族の場合 Yotubeや動画サイトを見ながらだらだらとWEBのページを見ていたりするのですが そういう際にもお手軽なわけです。

 

この独特のヒンジスタイルもこの端末の特徴です。

どうしても ノートPCのように置いて使うのがデフォルトと古いタイプの私は考えるのですが もちろんブックタイプと呼ばれる 文庫本のように120度ぐらい開いた本のように持って使うこともありです。

この場合は携帯電話などの縦動画を見ながら 文字を書いたりという事も出来ますし この状態でアプリを両画面まで広げて タブレットのように使うこともありです。

対応アプリが極めて少ないので 二つの画面だから便利だという事は少ないのですが 数少ない対応アプリとしてOutlookがあります。

私のメインメーラーがこれなのですが Suraface Duoで全画面のOutlookを表示すると左側にタイトルで右側に本文という フォルダーウインドウと閲覧ウインドウの二列表示ができるようになります。

PCで操作するときのような画面で使えるのが私の中では なかなかにうれしい機能です。

他にも 一定角度以上に開くと どちらかの画面だけに選択される画面になります。

ノートPCの裏返し状態で外側に液晶が出ている画面として使うのか Lenovoで言うところのテントビューと言われる「A」の形に置いて使うという ほとんどの用途は動画再生用のモードもあります。

このまま 360度展開すると両面が液晶の普通のSmartPhoneのようなモードで使うこともできます。

ヒンジがダブルヒンジで裏面が平なので自由に角度を設定できるのが一番の利点ですね。

 

SmartPhoneを持ち歩いているときに スタンドを持っている人などもいますが この端末の場合置き方が変えられますのでそういったものが必要ないというのはいい点ですし 通常のスタンドでは無段階の角度調整ができないのでその効果は大きく出ます。

この置き方での使い方として カメラの運用でも大きな利点となります。

自撮りカメラで 自分に向けて固定するとなると 自撮り棒に三脚などを使うのですが テーブルのようなものがあるとSurface Duoの場合角度調節がかなり細かくできます。

また、自撮り側にあるカメラの横にはフラッシュもあるので 照明付き撮影も本体だけでできます。

ライトな用途だと追加の機器が必要ないのです。

外観だけで結構Blogの文章的に遊べる端末です。