以前にも書いた通り 本体だけでの利用も考えた場合 WindowsTabletとしての利点も考えてほしい。
この中では二つのアピール点があり 一つは解像度でもう一つはOSだ。
TabletをTabeletとして使うとなるとやっぱり縦長で使うこととなる。
いや、それは使いにくいといわれるかもしれないが ディスプレイ上の2分割キーボードでもない限り12.4インチの画面を横に置いて 手の大きい私でも真ん中に指を届かせることはできない。
何かするたびに持ち替えが必要だとするなら これは使えない。
もちろん、では二分割だとどうだとなるわけですが これは使えそうで使いにくいのです。
そもそも論ですが 小さなPCの最大の問題点はキーボードで キーが小さくなるもしくは一つのキーに複数の機能を持たせた変則キーボードに成るということが ユーザーを選んでしまうわけです。
Xiaomi Bookは 12.4インチの画面に合わせたタッチカバーキーボードによって ようやく通常のキーボードとほとんど同じサイズのキーを用意できたのです。
画面上とはいえ二分割して 真ん中に空白部分を作ると 必然的にその分キーボードの横幅は圧縮されて快適な幅のキーではなくなるのです。
そこまでして横にしたい理由はとなってしまうわけです。
なので 横画面にするのはキーボードのためではないということはわかってもらえると思います。
もちろん、横画面に設計されたプログラムに関してならばおっしゃる通りで業務用アプリケーションなどの多くは画面に対して溢れたりということが発生するので(というかいい加減ユニバーサルデザインに書き換えろよって思うアプリケーションが少なからず存在します)ダメなのですが それ以外は縦画面で制限を受けるということは少ないわけです。
もう一つ、縦画面がだめだと言われる理由でよくあるのは これも前に書きましたが解像度の問題です。
多くのTabletはというかPCはFullHDの1680x1080の解像度の液晶を使います。
これは 汎用化されていて生産数も多くコストが安いからです。
また、ビデオ作品などはテレビ放送などを含めてこの解像度もしくはこの4倍の解像度の4kながら縦横比が同じために視聴するためということでは良いサイズにできています。
ですが、一部のノートPC等では 縦方向の解像度を1680x1200等に拡張したりしています。これは 文章を作ったり表計算の操作などで縦方向への画面への不足があるからです。
iPadが頑なに縦横比を16:9にしないのは 動画視聴だけじゃないとわかっていて 単一商品として製造するためにコスト的にも許容することから可能になっているわけです。
では、なのですが Xiaomi Bookなのですが 2in1らしく 2560x1600の解像度となっています。老眼‘sの 目の性能が許すとするなら 縦においても1600の解像度で通常のPCの横画面と同じ解像度が確保されているわけです。
どころか、画面にソフトウエアキーボードを出したとしても画面の2/3の正方形に近いエリアがアプリケーションの視聴用として残されるわけです。
そして、ここからはOSの問題なのですが 画面にタッチして操作を始めると Windows11は下のタスクバーが 圧縮されて下に隠れる機能が追加されました。
目に優しい倍率にすると やたらに主張が強くなる下のタスクバーですが そーっと小さくなって下に消えてしまうのです。
このおかげで 画面全体を有効に使えるようになったわけです。
小型のUMPCを操作するのか、WindowsTabletを持つのかという選択肢をここで与えたわけです。
これも前述通りですが、Xioami Tabletは画面周囲のベゼルが絶妙な太さで 狭目にできています。そして 左右が均一の幅なので両手で持って親指で使っても スタンドで倒し目に置いて全部の指で入力しても 違和感が少なくできているのです。
もう一つ重要な点は 省電力の部分なのですが ここはバッテリーの持ち時間などを言うわけではなく発熱の問題です。
Intelの省電力チップは確かに省電力に対して高性能になり QualcomのCPUと遜色ない性能に迫っていますが これはCPUの能力をコントロールして 使っていない時には電気を絞って使うときに瞬間的に電力を供給する性能が伸びてきていて 制御で稼いでいる部分かと思います。
程度もんですが、そもそものCPUのピークの消費電力が少なく 当然ながら発熱が抑えられているARM系のチップなので 結果的に熱がマイルドに発生します。
もちろんですが ファンなどなく騒音も振動もないのは当然として 持てないレベルの熱が出ないので持って使うタブレットとして考えるならこの点はこの機種含めARM系の2in1をTabletで使うときの大きな利点となるわけです。
あとは、キーボードとマウスなのですが さすがに物理的端子で接続されるタッチカバーキーボードと違ってBluetoothなどで繋がれるキーボードでの操作感にはもう一歩の感じがします。
当初その利用を考えていたのですが やってみるとマウスはよいのですがキーボードが思ったような動きをしてくれません。
接続がBluetoothがつながったとだけしか認識していないので常時Tabletモードから抜け出せないのです。
なので、タスクバーが出てこなかったりと細かい使い勝手が悪いのです。
もちろん、文章書いたりとかでは何の問題もないのですが やる度に切り替えるのもいかがなものかと思うので この辺りはOSの変更を待たれる所です。
細かい話を言うと Bluetoothのキーボードが日本語でタッチカバーキーは英語なので つなぐたびにキーのアサインも変えないといけないという点もあるのですが。
マウスはcheerpod(https://cheerdots.com/products/cheerpod) というものを使っているのだが このマウスは机があればマウスとして使えますし なければタッチパッド(操作が独特なので 長い時間はちょっと・・・プレゼン用程度です)としても使えてレーザーポインターも内蔵しているので高性能で軽量のお気に入りです。
Tabletとして 机で使うときには 縦画面でかなり横に寝かせる形になるので 今は枕のようなものを下に置いて操作しているのですが ここのスタンドもスタンドカバーでは横方向しかサポートされないので工夫が必要です。
ただ、その程度の工夫で 本体だけの持ち歩きで多くの場面で使えるなら これもありかなと思います。
ちなみになのですが これは実測ですし同じ環境で測ってないので参考程度ですが キーボードを繋がないほうがバッテリーの持ちも少し良いようなのですが気のせいかもしれません。