Xiaomi Book 12.4 2in1にペンをつけてみる。

Xiaomi Bookには標準オプションとしてXiaomi Smart Penというオプションが存在する。

これは、Windows Tabletとして使うためのもので 別売りとなっている。

実はなのですが Xiaomi Pad5と呼ばれるAndroid Tabletのオプションでこれを共有するものです。

Suarface でも同様にPenがサポートされていますが同等の仕様のものとなります。

充電式で2ボタンの4096階調の筆圧感知を備えた Pen Tabletのそれと同様のスペックとはなります。

少し違うのは、キーボードに収納スペースがないことと充電方式で ノートPC仕様としたときの画面の左サイドに磁石で貼りつくように作られていることで 貼りついた状態でBook 12.4側から充電されるようになっています。

1度の充電で8時間の利用が可能なので 本体のバッテリーの限界とほぼ同等の駆動時間を持っています。

 

では使ってみましょうとなったときに なんのソフトを入れたらいいのか?

実は何もいりません。

まず、ペンのボタンを押して電源が入った状態にして Book12.4の設定画面のBluetoothの画面から機器の追加を選びペアリングするだけで使えます。

ドライバーが無いためか ただのペンではなくその他の入力デバイスとして認識されるので ペンのボタンはデフォルトではスクロールボタンとして機能します。

なので 近くでボタンを押すだけでスクロール機能が使えます。

ここのアプリケーションが割り当てられないのがどうかということですが わざわざ割り当てるほどでもないかと個人的には思います。

 

ペアリングが終わっていると Windows11の場合 タスクバーにペンメニューが表示されます。

ここに、未インストールアプリも含めて Onenote、Whiteboard、Snippingtool、ジャーナルのアプリが登録されていますので ペンを持ってこのアイコンをタップするだけで使える ペンアプリのラウンチャーとして機能しますのでこれで十分かと思います。

もちろんですが、アプリの追加や削除もできます。

例えば お絵描きしたい人ならClipStudioなんかを入れてここに登録すれば簡単に起動できるようになります。

 

操作感はというと、実に滑らかに動きます。

標準アプリでの使用は 非常になめらかで使いやすいものです。

ペン使用中は画面のタッチを禁じる設定などを行うと 画面に手を置いてまるで紙の上に書くような使い方ができます。

どうしても難を言うなら 画面がガラスなのでつるつる過ぎて 作業中に行きすぎたりしやすいことでしょうか?

この辺りは紙のように表面がざらざらした保護シートなどを張り付けることで対応するのでしょうが そこまで使う用途もないのでそのままで我慢します。

ただ、実際に 前述のお絵描きアプリなどを使った時には少し感心できない動きを示します。

この辺りは ARMプロセッサーにネイティブ対応していないプログラム故なのでしょうが 例えば新しいペンを選んで書き始めると 数秒後からしか書き始めることができません。選択後 書き始めが遅れてしまうのです。

今のところですが こういったアプリケーションの多くがペンの種類などを追加可能な構造としているため 別プログラムの読み込み等をしているのかなとは思いますが プログラム起動時のオーバーヘッドが大きい故に起きるのかなとは思います。

この辺りは対応が進めば、持ってないですがAdobeのアプリなどはネイティブ対応なので使えるのではないのかなと思っています。

 

ではペンとして使わないと見たらどうでしょう?

Tabletとして使っているときに 指の操作とペンとを比べるとなのですが やっぱり指のほうが多彩なアクションが行えますのでインターフェースとしては指が優れていると言えるでしょう。

ですが、例えば寒いときに手袋していたとか指が直接触れられない もしくは片手でしっかり持つために指が画面の上までかぶってしまうような持ち方をしなければいけない時のことを考えてみてください。

700GのTabletを片手で支えるように持つだけだと屋外での作業は不安がいっぱいです。

両手で支えて時折片手となるのなら良いのですが そうでない時です。

ストラップをつけて手に固定したりするときもそうです。

こういった時には Penが使えると効果が高くなります。

本体に磁石でかなり強力に貼りつくのもポイントが高いです。

 

で、写真を貼るので見ていただけると


Xiaomi Pad5を持っている人ならわかると思うのですが SmartPenは 黒色オンリーで 白がないはずなのです。

ですがこのペンは白です。

実はXiaomiPad6発売に合わせて追加発売された SmartPenの二世代目 SmartPen2に追加された新色です。

せっかくならと 新しいモデルを注文したので本体より遅れて着くことになってしまいました。

細かい違いはありますが まあ同じものと考えていいかなと注文してみたのですが ちゃんと認識したのでほっとしました。