電子書籍端末だからと言って・・・・

実は、Amazon Kindle Unlimitedを解約しました。

むっちゃどうでもいいことなのですが 年間契約が終わって勝手に月度契約に切り替わって来月から毎月ねと言われるとなんか気分が悪い。

せっかく年間契約でと 長い付き合いを承諾したのに いつの間にか短期型にといわれると納得いかないのだ。

まあ、そもそも新規追加はあるが読むものをある程度一周したこともあり 変えてみようかと検索してみるとジャンルは偏るものの BookWalkerなんかどうだろうと契約変更してみたのだ。

もちろん、書籍登録なのでAmazonのように全部の種類の書籍がというわけにもいかないがまあ1巻だけの漫画が読めないぐらいは我慢の範囲なのだ。

 

と、なると困るのが端末としてのKindleの問題。

もちろん、SmartPhoneやPCもあるのでそれで読めばいいのだが Kindleの絶妙な軽さ感は秀逸なのだ。

少し前に Butterflyを手に入れて使ってみたが カラーの電子ペーパーはリフレッシュが微妙だったりと言うこともありやはりKindleと戻っていたのだが 残念なことにKindleAmazon専用端末なので Amazonの書籍サービスにしか対応しない。

Galaxy Foldが絶妙なサイズ感であることもあり それでもいいのだが唯一寝落ち時にはいただけない。

寝ながら使っていると 重さ故に 顔に落ちてきてもダメージがでかいことと、尚且つ 落としてバットからそのまま滑落した日には 泣けない金額がお財布から飛んでいくのだ。

で、Kindleの代わりになる端末として探していると出てくるのは わずかに数種類なのだ。

やはり有名なのはBooxでそれ以外にはMeebook(LifeBook)等

先にAmazonで実はMeeBookの6インチモデルを注文したのだが残念ながらストア詐欺で 連絡はない上に 勝手にお金を返金してきて 着払いで送りつけるという詐欺だったようで入手できなかった。

まあ、ほかの方のストアレビューを見ているとみんな同時期に買って 着払いを受け取った人の書き込みでは 大人のおもちゃが届いたようだ。

もし受け取っていたら、家の中で発生する大事件でAmazon対応どころではなかったので胸をなでおろしたわけではある。

 

で、時間があって秋葉原をぶらぶらしている際に見ていて 結果的にBooxを購入することにした。

決め手は 画面の動きが速く 電子ペーパーの端末の中では一番早かったということがある。間違いなくKindleよりもだ。

で、いろいろ探していて 6インチのモデルを買うつもりがなぜか安かったので 7.8インチのBoox Nova Airという型落ちモデルを購入した。

なぜかと言いうと CPUなどは順調に高性能化していってはいるのだが ディスプレイの方は 少量生産のものでもあり 緩やかにしか新しくなってなくて 解像度的にも明るさ的にも同じものだからおそらく変わってないだろうと思うと 用途が用途だけに価格を優先しただけのことだ。

で、7.8インチあるが私のSmartPhoneとは比較にならない軽さは秀逸なのだ。

 

正直新しい期待感はかけらもなかった訳だが どこかで体験できるチャンスがあるならぜひ試してみてほしい。

もちろん、電子書籍の読み具合とかはほかの方のレビューにお任せするが 試しても椎野はペンの具合だ。

現在、日常で持ち歩いているペンは Galaxy Fold3で使う いわゆる SPenのFolding EditionとXiaomi SmartPenの二種類で 今回ので3種類目となる。

GalaxyFold3の方は まず書き心地が悪く(これは画面のせいです 精神的にも物理的にもあまり強く押せないし折り曲げる関係上画面が平らではない)ペンも携帯性重視なのでがっつり書くようなペンではない。だが便利という意味では十分助かる。

XiaomiのSmartPenに関してはほとんどOne noteでしか使わないが書き心地の良いペンで 簡単な図を描いて人に見せながらの作業は非常にはかどるツールなのです。まるで ペンタブのように使えるものだ。これは SmartPenの名前通りのものといえる。

で、Booxのペンなのだが まるで異次元なのだ。

 

シンプルでプラスティックの安そうな軸のペンは まるで子供の頃にみた 木材ではなく樹脂でできた鉛筆が初めて登場した時のような外観で、その時は小学生だったが 先進性はあるものの軸の抑えが十分でなくぽきぽき芯が折れる悲しい鉛筆として 闇の中に溶け込んでいった歴史なのだが それを思い出す安っぽさのある 鉛筆としか言えないものだったのだが 持って書いてみると驚くことに鉛筆だったのだ。

回りくどくて伝わりにくい表現で申し訳ないが 鉛筆の書き心地そのものともいえるものだったのだ。

さっとオブジェクトを囲んで移動させたり 指示したところに色を付けるとかの作業もできるペンではなく 単純に紙にそのまま鉛筆で書いたと指と腕に勘違いさせるレベルの再現性なのだ。

標準のメモアプリで 罫線付きの画面を出して 普通に紙にメモするように書いていくとコントラストの高い電子ペーパーらしいまるで紙のような表示で文字が書かれていくのだ。

 

Butterflyの時に 評価としておまけ機能的なものと表現していて今回も買うときには全く期待値はなかったのだがその感覚がひっくり返された。

だが、あの時と同じ評価軸で評価したら同じ結論にはなる つまり評価軸そのものが違う。

これは まるで普通のノートのような 純粋に電子メモ帳なのだ。

あの時と同じで 書いている最中にキャンバスを動かしたり拡大縮小をしながら 書いた文字を動かしたりという いわゆるSmartな機能は期待しても全く評価できないが 単に会話中の話をちょっとメモするのであれば 間違いなく私はBooxを選ぶのだ。

Smartなタイプのペンはどちらかというとつるつるした画面と相性が良い反面 書いた文字は荒れ気味になる。

跳ねや止めが 画面に抵抗がないので流れてしまうのだが 神のようにざらざらした保護シートが貼られたBooxには書いている際にいい感じの抵抗がある。

まるでペン先が少しづつ削れていっているような 前述通り鉛筆で書いているような感覚となるのだ。

メモの時にこれはデジタルデバイスという 覚悟というか気持ちの切り替えが全く必要ないのだ。

これはカタログに1000ページ書いても伝わらない 書いてもらわないとわからない感覚なのだ。

 

実はつるつる液晶に 紙ライクな保護シートを貼って試したことがあるのだが これに関しては前述のSmartな使い方に実害が出るので メモだけにしか使わない人以外にはお勧めはできないし Booxほどの自然な感じがない。

なまじ非常に精度の高い感圧機能もそれを阻害しているのではないかと思う。

また、ペン先の点を示す精度がそこまで高く出ていない感じがしてしまう。

この域に行かないのだ。

ぜひ試していただきたいと 強く願う限りです。