香港三日目

出張とは言え旅行に出ると何故こんなにも時間の過ぎるのが速いのでしょう。
気が付いたら三日目で、今日は深浅に向かいます。
今何が驚いたって「深浅」がEM−ONEでそのまま変換された事(笑)
今回は日曜だと言うこともあり結構な人出をを予想し贅沢にもファーストクラスチケットを取ってみました。
空港のトラベレックスがHK$1000なんて訳の分からない紙幣をくれるから取り扱いに困ること。偽札の恐れありと言うところでしょう。私の行くお粥屋さんぐらいでは受け取ってくれずに苦労することに。ファーストの客なら良いだろうと言うことで・・・・
 
一人で動く私は日本語以外が不自由なので危険なところには近づかないのが常です。
それでも予算という物があり、危険とお金のバーターの算段をし バランスの良いと思われるところで妥協するわけです。
お陰様で年々危険センサーは敏感になりできれば近づきたくない所も判ってきます。
前回、ネクタイを締めて出かけたときにはかなり危険な視線を一身に集め出来れば一人で行きたくない場所であることは確かです。
しかし、パーツの品ぞろえはピカイチで、サンプルとして買うなら理想的なこともあり仕事も揃えて考えるとじっとしているわけにも・・・
そして電車に乗っているわけです。
今回は普通の服なので、危険率はぐっと下がるでしょう。
前回は堂々と引ったくろうとして出来なくてにらみ合いになっても逃げもしないというらしい体験をしましたし、いざというときの盗られても痛くない額しか入れないで用意した財布も予想通りと言っていいのか持って行かれてしまいました。体当たりドロというやつです。
明らかな格好は良くないですし、やはりその国の流儀が判っていなければダメだと言うことでしょう。
 
とにかく、比較的目立たない格好でお出かけです。
目立たないのは良いが、中国語で道を聞かれても私には無理です・・・
通関は一杯ですが、中国の人と香港の人が殆どのようで外国人窓口にはいくつかのカウンターに分けて数人ずつのみ。
寂しかったのは見渡す限り日本人がいないこと。
アジアの国で日本人がいないことが判ることはまれなのですが、いくら私でも白人とターバン巻いた人と、額に印の付いた人たちしかいなければ区別は付きます。
日本人の通関のようにスムーズで無いために時間はかかります。
出国と入国で灼く0分を費やしました。
そして、中国です。
ありがたいことに地下鉄が走っているので不安無く目的地に。
ただ、明らかに秋とは違います。看板が殆ど携帯電話なのです。
 
どこの国も例に漏れず電気街は遅くに開店します。
とりあえず開店前にぐるっとこの地区を散策。
誤解しないで頂きたいが、開いていないわけではなく小さな店の集合体のような私の見たい店達は足並み揃わずお昼過ぎてからの開店のようなのです。
とりあえずぐるっと部品屋さんらしい所に目星をつけたらお昼ご飯です。
街が街なのでそんなに沢山の選択はなく、表で食べるかマクドナルドです。
安心して座りたかったのでマクドナルドに行きました。
かなり辛いチキンのハンバーガーは日本でも是非発売してほしい味。
ポテトとコーラを頼むと、メニューを裏返してセットメニューで指さす。
日本とこう言うところも違いますね。日本ならまずセットですから。
作戦を練りながらこうやって文章を書いたりするわけです。
 
例にとって悪いのですが身近で分かりやすいのが携帯電話です。
エスカレーター横のバッテリー屋さんなどは"NOKIA original"と書いた看板を上げて、目の前でバッテリーにNOKIAのシールを貼っています。
NOKIAと書かれたテープをカウンターに積み同じロゴの入ったビニール袋も。
近くでは携帯電話を山のように積み外装の付け換えをやっています。
恐らく何年も使った携帯電話もここでは新品同様もしくは新品として売られているのかもしれません。そして買う方も暗黙の了解があるのでしょう。
旅行者がしゃしゃり出て買えるような所では無いのでしょう。
まあ、おもちゃ程度の物が買うならおすすめでしょう。
そういう光景を見ると私などは遠慮してしまいますけどね・・・・
 
モックも有るようですが、そりゃあれだけ外装交換を並べれば副産物としていくらでも出てくるのでしょう。こりゃおもしろいと少し感心。
どこもそうですが店は判りにくく、恐らく隣同士のビルを打ち抜いたと思われ途中から会が微妙にズレたり強行に増設したために、階の周りを囲むような上層階の建物が有ったりと建築に対してはおおらかな分日本人の感性では全部廻ることも難しそうです。
是非一度誰かに案内していただきたいのですがどう考えても展示会場の数倍の売場を一日かけて一緒に行ってくれる人はいなさそうですね(笑)
もう足も腰もぱんぱんです。

11時前から16時過ぎまで基本的に数分の休憩のみで歩き続けました。
北端まで東側の店を潰しながら上がって西側を帰りながら潰して行きました。携帯関連の店は基本西側で、東側は百貨店だったり家電店だったりが多いようですが日本の例に漏れずやはり扱わずにはいられないと言うところでしょうか?一階はどこも携帯を置いています。
西側は前述の通りの店です。良い悪いで言えば悪いことでしょうが、逆に生きるためにはという力はヒシヒシ感じます。私の感性はこれを怖いと感じたのかもしれません。
取扱説明書しか置いてない店、バッテリーしか置いていない店、スタイラスしか無い店、キートップしかない店、外装しかない店、ICしか置いていない店、外箱しか置いていない店、梱包のビニールやホログラフィシール、本体付属の布袋を売る店、そして修理ばかりを行う店。
全部揃えばぼろぼろの中古なんか無くなるわけです。
今までの感覚で言えば、二個一、三個一の感覚でしたが既に自分で部品を作っているのですから。世界の工場として。
手には入らない物は無いのではと思いました。
 
Bluetoothのヘッドセットなどは既に自己生産でケースとブランドだけが大メーカー等というのも。
展示会で見た驚くほど小さいヘッドセットに匹敵する物もあり両替してしまったお金で購入したかったのですが、よく考えるとバッテリー容量さえ削ればどんどん・・・と思えば手が止まってしまいました。
つくづく買い物の出来にくい性格です。
恐らく香港で購入しても・・・・と思えてくると買い物も出来ませんね(笑)
多分考えすぎです、淘汰されますから日本よりより厳しく。

他には、死にかけている奥さんに募金を迫る人などはこの炎天下に陰も作らず奥さんを連れ出しちゃダメでしょう とか思わせられたり 縁日のような出店でがんばる人もいます。
日本で見ないのは、地面にシールを貼って歩く人。
広告内容は判らないのですが電話番号が書いてある。日本の闇金見たいなもんでしょうか? 日本では地面には貼ってないですよね。
 
それ以外にも深浅に工場を持つメーカーが出している店もあり物色しました。それが楽しくて携帯電話置き去りでした・・・すいません平野さん。メール香港でみましたし・・・実は良く理解できていませんでした。

上記通り、深浅で山根さんに連絡いただき接続可能になり日記を一気にアップ!!
まあ、余り読んではもらえないでしょうけど・・・
とにかく元気に倒れ込みそうです。