未来が目の前に・・

 

この言葉、どこかで聞き覚えがないですか?

実はあちこちの企業がよく使う言葉で、新製品の発売時によく使われる慣用句なので一度は聞いたことがあると思います。

目の前に置いた商品が 新しいコンセプトのものだと表現するのにいい言葉なわけです。

ですが、最近 言葉通りの商品が登場しているのです。

それが ARグラスと言われるもので Meta Quest始め最近最も話題になったのは APPLEVision Proでしょう。

今は大きなゴーグル形状なのですが いずれそれこそコンタクトレンズ形状で実現される未来が来るかもしれません。

 

ただ、私個人としては未だに眼鏡をかけていまして ARやVR以前にこれを何とかしろよと思ったりもするわけです。

それに対しても、カメラと目の前のディスプレイを接続したデバイスが登場して どこを見てもちゃんとピントの合う眼鏡なんてのも登場しています。

ぜひ安価で実現していただきたいと思うのですが、残念ながら 「目は口程に物を言う」という言葉があるように目元が隠されることに抵抗があるのも事実でここは技術的だけでない解決策は必要なのでしょうが・・・・

Vivsion Proでも外側に目の映像を映し出すという極めて無駄な機能を付けていることからも必要なのでしょう。

 

じゃあ、未来って何だとなるわけですが それこそ映画の世界で何かを見るとその説明が出たり 通信が目の前に現れたり PCの画面が何もない空中に投影されて操作できたりと色々あるわけです。

ただ、映画の世界を想像してもらうとわかるのですが 実際の現実の画像の上に画像傘なった状態を想像してもらうと当然ARグラスの表示した画像の向こう側が透けて見えているわけなので 表示される画像によっては向こう側の画像が重なって認識しにくいという状態になるわけです。

映画などではそういったときにはAR側の画像の背面に黒い背景を重ねて向こう側が透けにくくなっていたり そもそもそういった場所でない真っ白なオフィスの中で画像を表示してコンピューターを操作したりというのが殆どなのです。

どうやってそれらを解決するかも今後の課題なのだろうと思ったりするわけですが 以外に映画で多いのは 緑だったり白だったりのテキストだけが目の前に表示されて 対象物の詳細を表示したり 道案内をしたりというものだったりもするわけです。

いま、人の想像の世界ではこういったものもありなんだろうと思ったりするわけです。

 

中国の新興メーカーでARグラスがいくつか発売されていて その廉価版としてそういったモノクロ表示のものが登場しているのですが その中でも1社日本語も対応しているものが実はあったのです。

それが 今回購入したInmo GoというARグラスなのです。

見た目はほぼ眼鏡です。

おそらく 漫才師などが顔を覚えてもらうためにする太い枠の樹脂製眼鏡と思ってもらえればいいです。

細かく見れば レンズが二重(正確には私は矯正レンズを入れているので三重)になっているので 瓶ぞこ眼鏡感が凄いのですがそれぐらいのことで 重さも50g程と重めの眼鏡程度に収まっています。

他のAR眼鏡と比較して眼鏡っぽくできているのは カメラがついていないからというのも大きな要素なわけです。

唯一、耳にかかる弦の部分ですがこれは他のものと同様に かなり太目にできていますが ここにロジックボードと電池が入っているのでここはしょうがないところでしょう。

 

では、モノクロにする意味なのですが、まず視認性の問題です。

テキストベースで考えた場合 緑色で表示されるなら おおよそどんな所を向いていたとしても背景に溶けて見えないことはありません。

透過率も高いので 前の景色にほとんど違和感がなくて本当に目の前に文字が浮かんでいる感じです。それこそタイトルの「未来が目の前に」なのです。

そして、モノクロで表現できるものとして アイコンと文字ぐらいというのも理解を高めています。何が言いたいかというとできることが限られているがそのためとするならこれが最適だということは映画の世界でも証明されているわけです。

で、それに伴ってできることが限られたので CPUのスペック及びバッテリーのサイズが小さくできたわけです。なので 多くの軽量な眼鏡型ARグラスがひも付き(ケーブルで外部機器につないだ状態で稼働する)なのに対して このInmo GOは単体稼働が可能なのです。

そして、おおよそ7時間の駆動時間があるので初期のAPPLE Watch程度には使えるわけです。

これって、実は相当に凄いことだと思うのですがどうでしょう?

もちろん、このカラーモデル Inmo AIR2というのもあったわけですが 貧乏なだけではなく積極的にこのモデルを選んだ理由でもあるのです。貧乏だからではないですよ!! 大事なことなので2回言いました。あれ、目からよだれが・・・・・

 

では、何ができるかなのですが SmartPhoneのアプリから転送された文字が見えるというイメージです。

そもそもですがBluetoothで接続されているので 動画再生などはできるほどの速度はありません。

ちなみに眼鏡側の操作は 右側の弦の部分がタッチパッドになっていて そこをスライドもしくはタップすることで操作できます。

でも、双方の機能でまるで眼鏡側で実行されているかのように見せることはできるのです。

まず、最もよく使われる機能として Android SmartPhoneの一番上の行あたりが表示されます。なんだそれはと言われそうなんですが 日付や時間や天気が表示されます。これって 正直地味に便利です。

それに SmartPhone側の通知がそのまま表示されます。

まるでSmartWatchなのですが 見に行かなくても目の前にオーバーレイで表示されます。不自然さなく通知を見られるってすごくないですか?

そして、ナビ機能

自転車ナビに使ってねとなっていますが、Baiduナビと連携し行き先を指定すると 矢印マークで目の前を案内してくれます。

それも目の前を邪魔せずにずっとです。交差点までの距離や 交差点名(出たりでなかったり)なども表示され これってもうすでに映画の世界です。

実は、車にもヘッドアップディスプレイが今ついているので それそのものな感じです。

そして、これが最も感心した 翻訳機能です。

AI翻訳となっていますが それは置いといて SmartPhoneのマイクで捉えた音をリアルタイムで翻訳してくれます。

それも、日本語と英語とか指定すると 聞き取った日本語を 文字起こししてそれに対する英文をそのまま下に表示してくれます。

これで、聞き取ったものが聞き取り間違いかどうかなど文章がおかしい際に直しながら聞き取ることができるわけです。

英語の動画を見ながら作動させると ちゃんと字幕っぽい表示が重ねられるので この機能凄いって純粋に思ったわけです。未来ですよね。

もちろん、文字起こし機能もあるので日本語を聞いてそのままテキスト化したのを見て確認することもできます。

なんかこれも 未来感抜群です。

それ以外は、プロンプター機能という しゃべる原稿をここに映しておいてしゃべりながらスクロールさせてという機能で ぜひ今度の講習会で使ってみたい機能ではあります。

しゃべり始めると楽しくなって 伝え忘れとかやっぱりあるので。

と、AIアシスタントですが これはまあWEB検索のまとめみたいなものを出してくれるのですが それはそれなりでということで。

 

じゃあどうだというと 未来までもうちょっと感があります。

まず、せっかく眼鏡にタッチパッドがあって選択できるものの殆どの機能がSmartphone連携なので SmartPhoneの操作が必要となります。

眼鏡の操作で終わればすごいのですが なんかSmartPhoneごそごそはカッコ悪いです。

それと機能動作中のSmartPhoneの画面が点きっぱなしになるのもちょっと・・・

細かいことを言えば、相手側正面からなんとなく緑の光が漏れ見えるのです。

なんか物珍しい物を使っていることが丸ばれなわけです。これもスマートじゃないです。スマートグラスなのに。

でも、十分に未来感があるわけです。

アプリの問題は近いうちに改修されるかと思いますので もっと使いやすくなることは十分に想像できます。なんか、こんなとがったデバイスを試してみたという人が WEBを探してもほとんどいないということのほうが驚きなわけです。

 

今のところセール中の割引もあって US$349と5万円弱ですが

実はなのですが 右下にLiveChatというアイコンがあって ちょっと質問と思って押してみると いきなりあいさつ文に割引クーポンが表示されます。

なので US$20引きで US$329と4万円だよねと言い張れる値段になるわけです。(終わっていたらごめんなさい)

他のベンダーさんも売っていますが じつは公式から買うと矯正用のメガネフレームとサングラスフレームが同梱されたセットなので この二つでUS$40ぐらいしますので それ以上に安くないと公式から買った方が送料も無料でお得になりますのでお勧めです。

ちなみに、RGBさん所見ましたと言ってもらうと 「ああそうですか」と返事が来る程度なので あまりお勧めはしません。

すこし、目の前に未来を見てみたい人なら お試しください。

ちなみに、矯正用レンズはサンメガさんで 追加料金なしで対応してもらったので5千円でおつりが来ましたので追記しときます。