未来が目の前に・・

 

この言葉、どこかで聞き覚えがないですか?

実はあちこちの企業がよく使う言葉で、新製品の発売時によく使われる慣用句なので一度は聞いたことがあると思います。

目の前に置いた商品が 新しいコンセプトのものだと表現するのにいい言葉なわけです。

ですが、最近 言葉通りの商品が登場しているのです。

それが ARグラスと言われるもので Meta Quest始め最近最も話題になったのは APPLEVision Proでしょう。

今は大きなゴーグル形状なのですが いずれそれこそコンタクトレンズ形状で実現される未来が来るかもしれません。

 

ただ、私個人としては未だに眼鏡をかけていまして ARやVR以前にこれを何とかしろよと思ったりもするわけです。

それに対しても、カメラと目の前のディスプレイを接続したデバイスが登場して どこを見てもちゃんとピントの合う眼鏡なんてのも登場しています。

ぜひ安価で実現していただきたいと思うのですが、残念ながら 「目は口程に物を言う」という言葉があるように目元が隠されることに抵抗があるのも事実でここは技術的だけでない解決策は必要なのでしょうが・・・・

Vivsion Proでも外側に目の映像を映し出すという極めて無駄な機能を付けていることからも必要なのでしょう。

 

じゃあ、未来って何だとなるわけですが それこそ映画の世界で何かを見るとその説明が出たり 通信が目の前に現れたり PCの画面が何もない空中に投影されて操作できたりと色々あるわけです。

ただ、映画の世界を想像してもらうとわかるのですが 実際の現実の画像の上に画像傘なった状態を想像してもらうと当然ARグラスの表示した画像の向こう側が透けて見えているわけなので 表示される画像によっては向こう側の画像が重なって認識しにくいという状態になるわけです。

映画などではそういったときにはAR側の画像の背面に黒い背景を重ねて向こう側が透けにくくなっていたり そもそもそういった場所でない真っ白なオフィスの中で画像を表示してコンピューターを操作したりというのが殆どなのです。

どうやってそれらを解決するかも今後の課題なのだろうと思ったりするわけですが 以外に映画で多いのは 緑だったり白だったりのテキストだけが目の前に表示されて 対象物の詳細を表示したり 道案内をしたりというものだったりもするわけです。

いま、人の想像の世界ではこういったものもありなんだろうと思ったりするわけです。

 

中国の新興メーカーでARグラスがいくつか発売されていて その廉価版としてそういったモノクロ表示のものが登場しているのですが その中でも1社日本語も対応しているものが実はあったのです。

それが 今回購入したInmo GoというARグラスなのです。

見た目はほぼ眼鏡です。

おそらく 漫才師などが顔を覚えてもらうためにする太い枠の樹脂製眼鏡と思ってもらえればいいです。

細かく見れば レンズが二重(正確には私は矯正レンズを入れているので三重)になっているので 瓶ぞこ眼鏡感が凄いのですがそれぐらいのことで 重さも50g程と重めの眼鏡程度に収まっています。

他のAR眼鏡と比較して眼鏡っぽくできているのは カメラがついていないからというのも大きな要素なわけです。

唯一、耳にかかる弦の部分ですがこれは他のものと同様に かなり太目にできていますが ここにロジックボードと電池が入っているのでここはしょうがないところでしょう。

 

では、モノクロにする意味なのですが、まず視認性の問題です。

テキストベースで考えた場合 緑色で表示されるなら おおよそどんな所を向いていたとしても背景に溶けて見えないことはありません。

透過率も高いので 前の景色にほとんど違和感がなくて本当に目の前に文字が浮かんでいる感じです。それこそタイトルの「未来が目の前に」なのです。

そして、モノクロで表現できるものとして アイコンと文字ぐらいというのも理解を高めています。何が言いたいかというとできることが限られているがそのためとするならこれが最適だということは映画の世界でも証明されているわけです。

で、それに伴ってできることが限られたので CPUのスペック及びバッテリーのサイズが小さくできたわけです。なので 多くの軽量な眼鏡型ARグラスがひも付き(ケーブルで外部機器につないだ状態で稼働する)なのに対して このInmo GOは単体稼働が可能なのです。

そして、おおよそ7時間の駆動時間があるので初期のAPPLE Watch程度には使えるわけです。

これって、実は相当に凄いことだと思うのですがどうでしょう?

もちろん、このカラーモデル Inmo AIR2というのもあったわけですが 貧乏なだけではなく積極的にこのモデルを選んだ理由でもあるのです。貧乏だからではないですよ!! 大事なことなので2回言いました。あれ、目からよだれが・・・・・

 

では、何ができるかなのですが SmartPhoneのアプリから転送された文字が見えるというイメージです。

そもそもですがBluetoothで接続されているので 動画再生などはできるほどの速度はありません。

ちなみに眼鏡側の操作は 右側の弦の部分がタッチパッドになっていて そこをスライドもしくはタップすることで操作できます。

でも、双方の機能でまるで眼鏡側で実行されているかのように見せることはできるのです。

まず、最もよく使われる機能として Android SmartPhoneの一番上の行あたりが表示されます。なんだそれはと言われそうなんですが 日付や時間や天気が表示されます。これって 正直地味に便利です。

それに SmartPhone側の通知がそのまま表示されます。

まるでSmartWatchなのですが 見に行かなくても目の前にオーバーレイで表示されます。不自然さなく通知を見られるってすごくないですか?

そして、ナビ機能

自転車ナビに使ってねとなっていますが、Baiduナビと連携し行き先を指定すると 矢印マークで目の前を案内してくれます。

それも目の前を邪魔せずにずっとです。交差点までの距離や 交差点名(出たりでなかったり)なども表示され これってもうすでに映画の世界です。

実は、車にもヘッドアップディスプレイが今ついているので それそのものな感じです。

そして、これが最も感心した 翻訳機能です。

AI翻訳となっていますが それは置いといて SmartPhoneのマイクで捉えた音をリアルタイムで翻訳してくれます。

それも、日本語と英語とか指定すると 聞き取った日本語を 文字起こししてそれに対する英文をそのまま下に表示してくれます。

これで、聞き取ったものが聞き取り間違いかどうかなど文章がおかしい際に直しながら聞き取ることができるわけです。

英語の動画を見ながら作動させると ちゃんと字幕っぽい表示が重ねられるので この機能凄いって純粋に思ったわけです。未来ですよね。

もちろん、文字起こし機能もあるので日本語を聞いてそのままテキスト化したのを見て確認することもできます。

なんかこれも 未来感抜群です。

それ以外は、プロンプター機能という しゃべる原稿をここに映しておいてしゃべりながらスクロールさせてという機能で ぜひ今度の講習会で使ってみたい機能ではあります。

しゃべり始めると楽しくなって 伝え忘れとかやっぱりあるので。

と、AIアシスタントですが これはまあWEB検索のまとめみたいなものを出してくれるのですが それはそれなりでということで。

 

じゃあどうだというと 未来までもうちょっと感があります。

まず、せっかく眼鏡にタッチパッドがあって選択できるものの殆どの機能がSmartphone連携なので SmartPhoneの操作が必要となります。

眼鏡の操作で終わればすごいのですが なんかSmartPhoneごそごそはカッコ悪いです。

それと機能動作中のSmartPhoneの画面が点きっぱなしになるのもちょっと・・・

細かいことを言えば、相手側正面からなんとなく緑の光が漏れ見えるのです。

なんか物珍しい物を使っていることが丸ばれなわけです。これもスマートじゃないです。スマートグラスなのに。

でも、十分に未来感があるわけです。

アプリの問題は近いうちに改修されるかと思いますので もっと使いやすくなることは十分に想像できます。なんか、こんなとがったデバイスを試してみたという人が WEBを探してもほとんどいないということのほうが驚きなわけです。

 

今のところセール中の割引もあって US$349と5万円弱ですが

実はなのですが 右下にLiveChatというアイコンがあって ちょっと質問と思って押してみると いきなりあいさつ文に割引クーポンが表示されます。

なので US$20引きで US$329と4万円だよねと言い張れる値段になるわけです。(終わっていたらごめんなさい)

他のベンダーさんも売っていますが じつは公式から買うと矯正用のメガネフレームとサングラスフレームが同梱されたセットなので この二つでUS$40ぐらいしますので それ以上に安くないと公式から買った方が送料も無料でお得になりますのでお勧めです。

ちなみに、RGBさん所見ましたと言ってもらうと 「ああそうですか」と返事が来る程度なので あまりお勧めはしません。

すこし、目の前に未来を見てみたい人なら お試しください。

ちなみに、矯正用レンズはサンメガさんで 追加料金なしで対応してもらったので5千円でおつりが来ましたので追記しときます。

ブルーライトカット液晶

会社の女の子の携帯電話を見ていると 少し黄色めの色で「ブルーライトカットモードを使っているのかな?」と思ったわけですが 端末が古いのか、それとも安めの液晶の端末なのかかなり黄色みが強い画面でした。

最近のモデルでは、割と意識させないレベルのもので カットされているものも出てきています。

ブルーライトに関しては 個人的にはブラウン管に比べたらはるかにましだろうと思うのですが(電子銃で人に向けて発射しているわけですから漏れたやつぐらい目にも届くよねって思うと)今の子たちは液晶世代なので 昔の話をしてもどうにもならず生暖かい目で見守っているわけですが・・・

 

「おしっこ液晶」って言葉を知っているでしょうか?

ほとんど知られていない死語なのですが、これはSmartPhone創世期ごろに 使われたスラングなのですが 数千円のタブレットや「山寨機」と呼ばれたノーブランドの携帯電話(考えたら凄いことですよね メーカー名すらない携帯電話が横行してたんですから)などで見られたのですが きわめて品質の悪い液晶画面の総称でした。

 

安い液晶画面というのは決して解像度が劣っているとかではなく、単に品質が悪いもののことで スペックを上げるために液晶そのものの表示解像度は上げてはみたがそれだとコストが高くなるのでそれ以外の部品を低価格に抑えたことによる画質の劣化で

偏光板やフィルター、保護フィルムなどの品質の低下で透過率が悪い透明度の低いものを使うし 液晶マスクも安い偏光板に合わせると境界で虹色のジッターが出るので穴を小さめにして暗くなっているとか、そもそもバックライトに使うLEDが安いので 当時の白色LEDの安いものの特徴で 輝度を明るくとると(これって オーバーチャージで寿命が極めて短い使い方でした)青色に傾くというもので 無理やりフィルターで青色を抑えて白っぽく見せているなどいろいろあったわけです。

画面全体が暗めで、汚れもあってなんとなくフォーカスの甘い全体的に黄色めの液晶となったわけです。

なので、「おしっこ」というスラングがあてられたわけです。

これが一流メーカーのものだと、白がクリアで美しい画面だったわけですが 今となってはそんな質の悪い液晶画面の端末を探すことが難しいわけです。

 

で、なのですが 画面が全体的にうっすら黄色い液晶を見るとなんとなく貧乏くさいイメージが強いのですが 前述のブルーライトカットの液晶を見て思い出してしまいました。

青を抑えるあまり 全体的に暗めで黄色側に寄った色の液晶画面なのです。

私の持っているSmartPhoneにも そういったモードはあるのですが 実際のところ使ったことはありません。どうにも色味が気に入らないと思っていたわけですが もしかしたら無意識に貧乏くさいと思っていたので敬遠していたのかもしれません。

歴史は繰り返すといいますが まあ、誰も知らない歴史だから繰り返してもひっそりと気が付かれないんでしょうね・・・・

Mi Mixを手に入れた

何度か書いているが、Xiomiの中でもMIXというブランドのSmartPhoneは特別だ。

いつもその時期の新しいチャレンジを投入した端末で Xaiomiの実験場ともいえる端末だ。

最近では ブランド分けしすぎて無印Xiaomi端末シリーズが 最も性能を追い求めたモデルになったために影が薄くはなっているのですが・・・・

 

現在使っているMIX端末はMix4と呼ばれている 当初は最後のMIXと呼ばれた端末である。

Snapdragon 888+と呼ばれる 発売当初はこの端末専用と言われたCPUを搭載した端末でペリスコープ型と言われる 薄型のズームレンズを搭載し ほとんど発見できない画面下カメラを搭載した意欲作である。

だが、前述通りスペックが無印Xiomi端末で追い続けているスタイルになったので意味があるのかという風潮で消え去る運命かと思われていたのだが Samsunが折り畳み端末を発売したことによって息を吹き返すこととなった。

MIXはMIX FOLDというシリーズとして復活したのだ。

まあ、時系列でいうと Mix FoldとMix4との発売時期は微妙なタイミングではあるのですが・・・・・

 

初代Mix Foldはとりあえずで発売した感がありました。

Samsun含め今に至っても どのサイズが最適かという回答を誰も得られてないからです。

どうしても二つ折りにする手前 厚みや重さが通常のバータイプに対して重くなってしまうし 折りたたんだ際の使い勝手などの問題とどうしても稼働部品が多いことから衝撃に対する対策などもあります。また、今までの端末価格の比較では異常ともいえるほどの高価なラインナップということで メーカーによって操作性のために細くしたり 逆に折りたたみながらの大画面と大きくしたりと各メーカーが試行錯誤を繰り返しているわけです。

すでにSamsungは5世代目のFoldを発売し 一定のSamsungとしての指針を示していますが他メーカーはなかなかのようです。

 

で、私が手に入れたのは Mix Foldの二代目となる Mix Fold2という端末です。

実はすでに3世代目が登場しているのですが 機能面での制約となんといっても発売以来の台数が少ないようでどうしても価格的にも高くて手が出ないという事情が大きな問題であったわけなのですが・・・・・

とりあえず最も大きな問題は 日本語の問題と中国サーバー中心の設計です。

日本語は設定画面が一部中国語やほとんど英語でもいいというなら 簡単なADBコマンドで何とかなりますが、Google系のアプリや PalyStoreからダウンロードされたアプリに最適化されていない。

強引に標準のアプリを変えられるなどの問題は解決できません。

Mix4では中古で買った端末がEU-ROM(有志による 非公式Global ROM)だったので問題がなかったのですが 純正ROMのFold2ではその問題は顕著です。

Googleのサービスがすべてありません。なので設定項目にもGoogleの文字は全く出てきません。

Androidのホーム画面の左側にある Googleニュースとかも存在しませんし Googleの検索画面もホーム画面に追加することができないのです。

日本語入力も再起動のたびに中国語入力になりますし・・・・

もちろん、Rootをとって書き換えるという方法もありますが それは最後の手段というわけなのです。

 

で、なのですが Telegramをベースに活動されている Elete ROMというXiaomi中心のカスタマイズROMが私の知っている範疇では 唯一のカスタムROMかと思うのでそちらを利用することにしました。

今のところ Hyper OSになる前のMIUI14だったこともありBootloader Unlockが日本のアカウントでも申請できるので 申請して1週間待ってUnlockeして PaypayでUS$9のコーヒー代をお支払いして ダウンロードさせてもらったわけです。

 

Elite ROMですが 残念ながら日本語のロケールが入ってなかったので ADBコマンドで入力することに。

当然ながらSettingは英語なのですが(一部日本語)Googleサービスも 最初からPlayStoreが入っています。

設定にも ホーム画面の左画面のキャリアや検索ボックスをXiaomi指定でないものに変えることもできるようになります(当然ですが 切り替える前に Googleアプリや Googleニュースをインストールしておくことが必要です。

ほかにも結構いっぱい機能がついています。

 

話がそれましたが Fold2の話です。

とにかく、画面を開いたら薄いです。

もう、Type-Cのコネクターの厚みぐらいしかありません。

で秀逸なのは 折りたたんだ時ですが、全く普通のSmartPhoneだといえば信じるぐらいの操作感です。

Sonyとかの縦長端末のほんの少し分厚いぐらいの感覚で使えます。

重さも、300gは無いので Tabletとすれば軽いほうというイメージとなります。

片手操作ができるぎりぎりのラインを狙ってきています。

広げれば8インチクラスなので 縦横比の関係で動画再生では 大画面スマホ+アルファ程度ですが テキストを読んだりの事務作業、WEBの閲覧や電子書籍の閲覧に関しては 正方形に近いこの縦横比は非常に見やすいものとなります。

画面は 明るめで、以前Galaxy Fold3を使っていた時に比べて明るく見えますし 何より折りたたんだ状態での操作感が 二つ折り携帯というのはこんなものだというあきらめのようなものを感じずに済みます。

Moto Razer 40 Ultraも小型ながら折りたたんでもそのまま使えるという利点がありますが、こちらは折りたたんだ状態が普通と言ってもよい出来です。

 

とりあえず、ROMの書き換えというか Bootloader Unlockが申請から1週間かかるので その待ち時間があって書き換えたばかりなので 偽中国版を少し使ってみようかなという端末となりました。

3世代目の8CXを購入した

本当に懲りないと思うが、Windows用であるQualcomのCPU Snapdragon 8CXのCPUの3世代目である Gen3搭載の機器を購入した。

基本的にMi Booksに不満があるかというと実はそうでもなかったのですが 問題はメモリーの量で8GBでは常駐するOutlookやブラウザの負荷に耐えられないので 固まったりアプリケーションが強制的に終了させられたりが増えてきたことから やはり運用上問題があるので16Gメモリーの端末に変える必要があり どうせならとGen3にステップアップした。

 

何度も言っていますが 念のため、QualcomはSmartPhone用のCPUではトップブランドで最も性能の良いものを提供しているメーカーです。

その 派生機種として x86,x64といわれるIntel AMD CPUのアーキテクチャーではないARM64のWindows用のCPUとして発売されたのがこのシリーズです。

それ以前にもありましたが Windows11の登場までは 32Bitアプリケーションのエミュレーションしかできず 販売されているWindows用アプリケーションの半分が実行不能だったわけです。

しかし、登場でほとんどのWindowsアプリケーションが実行可能となり日常的な利用では困らなくなったのです。

 

それでも、やっぱり遅いので わざわざQualcomプロセッサーを選ぶ理由が見つからないのですが ずいぶん緩和されてCoreプロセッサーでない PentiumCeleronクラスよりはまだ早いというところまでは来ています。

問題はそれよりも価格で 販売数が少ないこともあり特価にもならないマイナーPCなので実売価ではIntelのi7クラスが買えそうな価格になってしまっているのが何よりもの欠点となっています。

本当は、Intelなどよりも筐体が軽く バッテリーは長持ちで発熱も少なく 常時稼働でネットワークとの接続性が良いという モバイルのために特化された性能となるはずが 結果的には重量は微妙でバッテリーが長持ちで発熱も少なくはあるけど ネットワークはインフラが微妙で なおかつ高めという積極的に選びたいほどの理由がないのが実情です。

Samusunのように画面の質を落とし価格で勝負するタイプならともかく 8CX Gen3プロセッサーを採用したPCの殆どはハイエンドタイプで価格ももちろんハイエンドとなっているわけです。

で、まれに動かないプログラムがでて対策不能となれば 売れなくてもしょうがないとは思うわけです。

 

それでも、時代の変化の過渡期な気がして 買い続けているわけです。

今回はLenovo Thinkpad x13Sという端末で

13.3インチの標準的なモバイルスタイルで 私の選択したものは タッチ液晶の5Gモデルです。

今回のは5Gモデムのついた WAN搭載モデルなのが非常に新しい選択でした。

 

今回は、英語版を買ったのでキーボードは英語で いつも通り 「ALT-IME-AHK」というアプリで右側のALTキーで 日本語、左側のALTキーで英語モードになるように設定した以外は標準状態で使います。

OSはMi Book Sの場合にはシングルカントリーなOSだったので日本語化不可だったのですが 今回のはマルチランゲージなのでOSの初期設定時に日本語を選べばそれだけで日本のOSとして認識されます。

面白いことにUSモデルながら LenovoのVantageが日本語化したのはロケールの成果とは思いましたが保障の表記までが そのまま引き継がれているのは驚きです。

もしかしたら修理出せるのかしら??

 

では使ってみてですが、さすがにLenovoというかキーボードの安定感が半端ないです。

確かに薄いのでストロークの面では不満がないわけではないですが それでもチャタリングを起こしたりタイプミスを誘発するようなことがありません。

唯一、Fnキーがキーボードの左下にあり Ctrl+のキーを押すときにどうしても押し間違えるのですがこれも実は設定で入れ替えることができるので 入れ替えてしまえばキートップとのずれはあるのですが モバイルノートなので人が使うことを考えてないのでそれはそれでいいかと思ったりします。

さすがにメモリーが8Gではという点で16G搭載というだけで全然動きが軽くなりました。

もちろん、OSのアップデートなどは純粋にCPU依存なのですがこの辺りもIntel i5並みに改善されていますので 遅いと気になることは少ないでしょう。

ほかにも赤外線カメラも搭載したモデルなので Windows helloで顔認識でログインすることも電源ボタンとコンボボタンになっている指紋認証で非常に高速にログインすることができます。

TIPSですが 私は眼鏡をしているので顔認証を 眼鏡パターンと眼鏡なしパターンの二つで登録することで どちらでも認証可能になったので おすすめです。

 

Tabletではないので 持ち出しに気を使わなくなりましたが 180度開くができなくなったので人に見せるときに少し不便になりました。

あと、インターフェースで Type-C一つがType-C二つになったので 充電しながら外さずに機器をつなぐことができるようになったのも実用度はかなり上がりました。

WANに関しては 今回はプリペイド楽天回線を用意したのですが 職場近辺はほとんどの場所で5Gでつながりかなり高速で逆にびっくりしたような状態で 回線に驚けばいいのかX13Sの性能に驚けばいいのか悩ましい状態です。

微妙だったのは CPUの関係でOSの仮想化がWindowsOSで標準ではインストールされていなかったので Androidを動かそうと思ったときに BIOSにそのスイッチがあると思って探し回って余計な回り道をすることに・・・・・

 

とりあえず、本当にバッテリーの持ち時間が良い 普通のノートPCとして 使えそうなのでこれからしばらくは愛機にとなりそうな感じです。

 

Motorola Razr40 Ultraを購入した

Motorolaといえばなのですが 日本ではガラケーが花盛りだった時期に二つ折りの折り畳み携帯で世界的に有名なメーカーです。

独特の形状で 広げたときに完全に平らになるのではなく 通話口などがでつぱった形状をしていて折りたたんだ時にそこに綺麗に収まることで全体的な強度や デザイン性を生み出していた。

また、画面をタッチするのではない時代なので 数字キーが入力のメインだったので それも非常にクールなデザインで日本では通話できないものの購入し海外旅行用に使っていたのを思い出されます。

 

日本国内でも、SmartPhoneの販売時期になってからは、幾種類かの端末が登場し 中でも3D画面の端末など意欲的な端末を出したり Google規格のSmartWatchの発売なども行っていましたが 世界的な時流は安価な汎用端末に流れてゆき多くの欧米SmartPhoneメーカーと同様経営状態が悪化しており その後Googleのグループ会社となりGoogle社製端末となるNexusなども製造してはいたが 現在はLenovoの傘下に入る形となった。

恐らくというか もうかつての企業のプロジェクトを引き継ぐ人たちは残っていないのでしょうが 会社のイメージとしては スタートレックのコミュニケーター張りの二つ折り端末としてのイメージが強く私の中では残っている。

 

2022年に購入したRazr40の前のモデルがより昔の二つ折り携帯に近い形で発売されていたものの懐古趣味だけではなかなか手が出る値段出なかったのですが 今回香港にて実機を見る機会があり購入へと至ったわけだ。

購入時に、数種類グレードがあるのですがまるで 存在しないかのようにストレージ256Gモデルの扱いで 全ての話は512Gモデルに対するものだったのだがお財布が寂しいのでその空気のようなモデルを泣きながら買った。

一応、念のためだが香港で購入する時には 香港限定版と国際版が併売されていて 香港限定版の場合通信のバンドや言語設定が限定されるので比較的安いものの 他で使うなら国際版をお勧めする。

もちろん、私も国際版を購入した。

 

折り畳み端末は現在使っている Galaxy Fold3やもう使っていないGalaxy Flip4等があるが Fold3は重たくTabletに対するメリットがあまり感じられないものですが 8~9インチクラスの軽量タブレットを持ってない事からも使っている。

Flip4に関しては 正直不満がある。

折り畳み端末はどうしても 開くというひと手間が必要で 通知こそ小さなサブ画面で見れるものの SmartWatchを常用している身としてはそれと大して変わらない画面を見るだけならわざわざSmartPhoneを見る必要はないのだ。

アプリによっては・・・・って 違うアプリはダメってことですよねという事でもあるのだ。

ガラケーの頃はどうしてたっけ?って思えば よくよく贅沢になったものだ。

 

さて、Razr40 Ultraなのですが 非常に大きめのサブディスプレイを持っている。

といっても、しょせん折りたたんだ後の片面なので3.6インチといわゆるガラケーの大画面といったサイズではあるのだがその程度だ。

尚且つ、Galaxyでもそうなのだが そのパネル側にはどうしてもメインのカメラが配置されるので穴が二つあり全面を表示画面をとなると丸い穴が二つ空いた 液晶なり有機ELなりを用意する必要があり量産にあたるロットなどからも作りにくい部分ではあるが 個の端末はそれを実現しているのだ。

で、この液晶画面であるが基本的にどのアプリでも動作する。

正確にいうと ほぼ正方形の画面の為 多くの縦長に設計されたアプリでは画面表示がおかしくなったり入力用のキーボードを表示する場所が・・・・とか まあ制約が無いわけでもないがそれでも 殆どのアプリが動くというのは大きいのです。

 

ではサブ画面でどれだけのことができるのか?

例えば Mapの表示ができます。

何をばかなことをと言われそうですが MapのSmartPhoneの画面がそのまま表示されます。道案内中には上には矢印が出て地図上には動くべき軌跡も出ますし もちろん方角も表示されています。

電車に乗っている最中に乗換で 少し買い物したいから降りた駅で乗換える電車の発車時刻の 次の電車や次の次の電車の発車時刻の確認とかも折りたたんだままできます。

何より私の場合掌に隠れるサイズなので 握りこんでいれば 周りからSmartPhoneの道案内が無いと動けないおのぼりさん扱いされずに済むわけです。

もちろん キーボードが検索ボックス以外の画面全部を隠すことにはなりますが 検索もできますし 道案内を出して選ぶこともできるわけです。

同時に、Spotifyで音楽を聴いているときに 次の曲に送ったり戻したりはSmartWatchでもGalaxy Flipの画面でもできるわけですが Dairy Mix1のプレイリストが気に入らないときに プレイリストの切り替えとなるとRazr40 Ultraでとなるわけです。もちろん音楽アプリは YoutubeでもAmazon Musicでも同じことができます。

SNSはどうでしょう?

通知でFacebookにコメントをもらって コメントまでは見れたとして 本文なんだっけ?となった時も Facebookが開くのでその確認も その人の他の発言も見ることができるわけです。

画面が小さく入力には不自由ですが SmartPhoneで出来る殆どの事が端末を開かなくて出来るわけです。

これって、凄くないですか?

細かい気づかいなのですが 閉じたときと開いた時でボリュームボタンの方向が逆になるのです。どちらの状態でも上側はボリューム大で下側はボリューム小ってのも すごくよく出来ています。

 

 

では画面を開いたら、これは普通のSmartPhoneです。

普通っていうのはここでは誉め言葉で よく見ればわからないレベルではないのですが開いたときの折り目の部分の凹みが Galaxy Flip4と比べても少なく見えます。

黙ってこの端末を見せたときに 今まで何人かに聞いてみましたが折り畳み携帯だと発見されなかったレベルです。

「あっ、ほんとだ」って言ってもらったときの優越感を感じるわけです。

本当に、何の制約もない普通のSmartPhoneです。

 

もう一つ、思いのほかバッテリーの持ち時間が長いです。

これはベンチマークや動画再生時間の計測などではなく、普通に使っていての状態です。

ゆっくり座って さあ使うぞって時以外画面を開かない事が増えた事も大きなポイントだと思うのですが 画面が小さい分だけ消費電力が少ないのか バッテリーが長持ちします。

セッティングの問題もあると思うのですが Snapdragon8 Gen1というCPUなのですがどちらかというと爆熱系ですが これが思いのほか温度が上がりません。

その分ということは無いのですが ベンチマークの結果は第一線級と比べると1世代前だという以上に奮いません。が、逆にそのおかげと思われるのがこのバッテリーの持ちにあるのではと思われるところです。

 

そして 例えばYoutubeを見ると思ってください。

普通に考えたらSmartPhoneでスタンドにおいてとなるわけですが 折り畳み端末なので二つに120度ぐらい開いた状態で上側の画面にYoutubeの再生画面を固定すればスタンドいらずで再生できるというのが折りたたみSmartPhoneの利点なのですが これに対してRazr40 Ultraはテント型に30度ほど開いた状態で外画面にYoutubeを表示する事が出来るわけです。

こういうベンチマークはほかに比較する端末が無いので 誰も取らないのですがこうする事で画面サイズが約半分になるのでそれだけ省電力になっているような気がします。

そして、サブ画面側も決しておまけとして設定しているのではなく ピーク輝度を比較してもらうとわかるわけなのですがメイン画面は400cdでサブ画面は1100cdとリフレッシュレートは少し低いもののゲーミング液晶並みの速度で明るくて見やすい画面なので動画再生には実はぴったりの画面だったりするわけです。

もう、そこはぜひアピールしようよと思わせるポイントなのですが 誰も言ってないので勝手にアピールさせていただきます。

 

他にもムービー型の折り畳み固定での撮影スタイルや 撮影中にサブ画面にアニメーションを表示する事で小さな子供にカメラを見てもらう工夫などは細かいながらすごくいい仕事をしています。

是非、といっても試すところないですが 見てもらえばと思う限りですが・・・・

 

 

Xiaomi Mix4を買った

ずいぶん周回遅れなのですが

どうも、RedmiK40 GammingのBluetoothの仕様が気に入らなくて 何とかしたいと思いながらずるずる使い続けて2年。

ようやく買い替えることとなりました。

と、いっても どっちが古いかという話ではあるわけなのですが

 

Xiaomiでは MIXシリーズは特別なラインナップとして存在します。

最初に登場したMIX初代は 全画面携帯の走りで 液晶画面の画面占有率がほぼ画面ともいえる端末でした。

残念ながらこちらは 仕様などで普段使いには難しいこともあり購入しなかったのですが それ以降、MIX2 MIX2S、MIX3とは購入しメイン機として使っていました。

そして それ以降MIX3 5Gは周波数の対応が日本向きではないので使えなく MIX Alpha以降は高すぎて手が出ない端末になってしまいました。

 

このMIX4もそういう端末ではあるのですが 既にCPUは3世代前という事もあり比較的安価で中古端末を入手できたのでそういう経緯で購入する事が出来ました。

 

MIXシリーズはハイエンドとして登場していますので MIX3はどうかと思いますが 全体的にシンプルで高級感の漂う端末となっています。

また、周波数の対応もMIX4は中国国内版しか発売されなかったのですが ほぼ世界全体でも困ることの無い周波数の対応となっています。

もちろん、日本でも困ることの無い仕様になっています。

その時代の最も性能の良いCPUが使われることが多く、MIX4はQualcomのSnapDragon 888 PlusというCPUを使っています。

このCPUもこの時代のハイエンドのCPUのPlus版の少しく機能アップされたものが搭載されています。

残念ながら中国版しかないので 日本語の表示などは無いのですが まあそこはほらあれこれとね~

 

まずこの端末の魅力はシンプルで美しいです。

箱から特別感を感じるパッケージで まるで高級時計を買ったかのような(買ったことないので知りませんけどね)綺麗なパッケージとそこの丁寧に収められた端末にワクワクします。

端末はMIX2の頃の様にロゴに純金を使ってるとかいうほどではなく シンプルにシルバーのロゴには変わっていますが本体背面はセラミック製で非常に光沢感のある仕上がりとなっていて 最も心配になるのは指紋が付いて端末が汚くなることで そのたびに拭いてしまいそうになる自分がいます。

端末は補足縦横比がすこし縦に長い20:9タイプとなっていて 手で持ちやすく画面が大きいという構成になって画面はほぼ全面が表示に使われています。

本体そのものは薄いのですが カメラの出っ張りが大きく 机に置いたらかなり傾いてしまう状態となります。

あまりこだわりは無いのですが 特にここで注目されたいのは望遠カメラで ペリスコープ型という珍しい構成になっていて 外に向いているレンズから取り入れた画像をプリズムで90度曲げて横にレンズを置いてそのレンズが動くことでズームの倍率を変化させています。厚みを増やさず稼働レンズを入れるという非常に凝った作りとなっているのですがおそらくここの厚みはこのレンズが生み出しているのだろうと思われます。

もちろん 1/1.33インチという多きめのメインカメラのせいでもあるとは思いますが

この辺りも持てる技術を全部つぎ込んだ感が凄いのです。

 

最大の特徴はやはり画面で 画面占有率87.6%でほぼ画面とも言える端末となっています。

実はMIX2が93%ともっとすごかったわけですが 画面全体を使ったジェスチャー操作の関係上 それに拘り過ぎるとかえって使いにくいというのと、今回の目玉でもあるのですが画面側のいわゆるインカメラの穴が存在しません。

有機ELの画面内に埋め込まれた形で よっぽど目を凝らして斜めに見ない限りカメラの場所を確認する事も出来ません。

同様にGalaxy Fold3も持っていますが 同じ埋め込み型カメラなのですがこちらのカメラは明らかに判るのに対して完成度の違いは明らかです。

もちろん画面サイズの事やCPUのスペックの関係でMIX4の方がよりきびきびと動いてくれます。

両サイドが裏側に回り込むような局面にまげてある事も持ちやすさや操作にしやすさ、そして そのプリズム効果で画面の両サイドが端まで画面の様に見せてくれます。

正直このインカメラはぼけがあるような気がしますが まあそれも芸の内という事で

どっちかというと、保護シートに困るという事の方が・・・・・ よく保護シート割るのでつけてない運用は怖い・・・・

 

じゃあ使ってみてだが、正直もうAndroid端末は各機種の差はほとんどないと思う。

ハイエンド機なので 数世代前でも十分に快適な操作感です。

なにより所持している満足感が凄い。

最も悩ましいのは MIXシリーズの美しさを壊さないように全体を見せて運用したいのですが そうすると傷つけるのが怖くてできない。

このジレンマに また1~2年悩まされることになるのでしょう。

 

電気自動車にしました

個人的には世界のすべてが電気自動車になったら・・・・と想像すると恐ろしいことしきりですが 一定の割合であればそれもありだと思っていて その一定の割合に自分が含まれていてもいいかなと思うわけです。

 

一つの心配事として、充電の問題

途中で電気が切れたらとか、充電に何時間もかかるのだから現実的ではないと無きにしも非ずですが その点心配がないわけではありませんが ある一定の安心感があるのはその前に乗っていたPHEV(PHV)のおかげかと思う。

毎日の通勤は車なのですが その範囲で言うならばバッテリーの駆動エリアで毎日の自宅充電で十分賄えるのである。

2~3か月に1度のガソリン補充(下手したら半年に一度)でほぼ賄えてしまうからです。

でも、遠出の時は?となるわけですが 比較的電池の大きなものを買いましたので おおよそ400K半ばの航続距離があり少なくとも日帰りで困ることはないレベルです。

先日も、大阪から名古屋までを走る機会があり走ったわけですが 名古屋市内で少し移動するだけでしたがそれでもおおよそ30%半ばの容量を残したまま帰り着きました。

大阪から岡山も同じぐらいで その範囲なら困らないわけです。

それ以上の旅行となると あって年に数回ですし それを車で行くかといわれると少し疑問となるわけです。その時だけレンタカーという選択もありますが SA毎にある充電施設を利用してもいいかなと思うわけです。

もちろん、名古屋から帰ってきて家で充電をはじめる訳ですが 通常の家庭用200Vのコンセントからの充電ではおおよそ70%を回復するのに20時間近い時間がかかります。

じゃあだめだと これも反対派の人の論調なわけですが 毎日400Kも走らないのです(笑 もちろん私だけかもしれませんが。

前述通り、今までおおよそ60Kの航続距離のPHEVで生活していたので 一晩で100K超は優に回復するので 30%残りの翌日も250K~300K近い距離が走れる訳です。まあ、長距離を二日続けたらという話なら別ですが・・・・

 

給電施設についても少しだけ書いておくと 日産、トヨタ、三菱、スバルのディーラーやイオン等にはかなりあります。一部はガソリンスタンドにも併設されています。

ほかには高速道路のSAやPAにもあります。

長距離移動時には高速を使うので まあまあ空いていれば環境は整っていると言えるでしょう。

車には 利用状況もカーナビに表示されるようになっているので かなり少ないながら整備はされてきています。

30分単位となりますが自宅充電一晩から二晩程度の充電がだいたいされます。(ただし、2度しかしてないので想像も含んでいます)

充電中の30分が待てないという人は別に15分で切り上げてもいいので トイレと水分補給の時間だけの充電でも数十キロは回復します。

実際に乗ってやってみないとわからないことも多数あるわけです。

 

バッテリーの寿命について

今日はテスラの航続距離偽装のニュースが出ていたりするわけですが、テスラのバッテリーとか日産のリーフのバッテリーがダメになって超高額の修理費で泣く泣く手放したような話も出ていますが 嘘ではないのですがそれが今となっては大多数ではありません。

まず、この手の話の基準点がおかしいことが二点あります。

 

生産が古く経験値が不足していたという点が一つ目で 日産のリーフしかなかったので話題にはなりやすいのですが 特に急速の充電中にバッテリーの温度が上がりすぎることによる劣化などは長期間の運用を行わないと分からないことで その問題が出たのが特に初代のリーフです。

現在の電動車の多くは 液冷でバッテリーを冷やす仕組みができていて そういった影響を抑えるようになっています。

これはわずか2台な経験値ですが 8年目まで乗ったPHEVでバッテリーの劣化具合は10%台に収まっていましたが これも2世代前の冷却システム搭載車です。

いまならもっと うまく制御できるでしょう。

 

二つ目が急速充電による劣化の問題。

通常が3kWの電気を毎時に供給して充電するわけですが、90kWとかいう速度で充電する急速充電もあります。

30倍の電気を流すわけですから いかにうまい制御をしようとバッテリーへのストレスは少なからずあるわけです。

テスラのように家に充電施設を持っていなくても選択できる電気自動車として本国では販売しているので 日常から急速充電を使う前提の車で性能評価しても10万キロ走行で70%以上を保証できるわけですから そういう使い方をしも損耗率は20%程度で それ以外の部分でのダメージと同じレベルなわけです。

 

唯一、発展途上のジャンルであるために リセールバリューに不安があるわけですが そういった方は残価設定ローンという手もあります。

現在は販売促進のために 基準となるローン後の残価設定が高く設定されているために その心配を無くすことができるわけです。

まあ、私は残価設定型はあまり好きではないので・・・・

 

じゃあ、ガソリン車と何が違うというと まず重いです。

でも、それ以上のパワーがあるので走りに関しては問題がありません。

というより 遅い速度の時に常にフルトルクが出せるモーターの特性で坂道発進を緩やかにすることができたりというメリットがあります。

それでも、重量分の重さがかかっているのできっとですが タイヤの減りはガソリン車より早いと思われます。

床が少し高いです。これは床下にバッテリーがあるので まあ大体の傾向ですがRVタイプが多く背が高いのでおおよそは問題にはなりにくくはなっています。

何より大きいのは 値段が高いことです。

これはしょうがないですよね まあ補助金もたくさん出ますので 安いモデルであればガソリン車のハイブリット車並みにはなるわけですが 高いことには変わりないです。

ただ、比較的高い車にはガソリン車より高級な装備がついていることが殆どです。

なぜなら高い車しか成立しないので そういった装備車種しかラインナップができないというのが現状だからです。

あとは ハイパワーで速いというテスラを筆頭とするイメージがあるわけですが 実際のところ高速走行はあまり得意ではありません。

もちろん、ポルシェを含めスポーツカーが沢山あるのでそれらが遅いという話ではなく 仕組みとして得意ではないという話です。

パワーは正直いくらでもといってもいいぐらいすごいパワーの車が沢山あります。

ただ、モーターで直接タイヤを回転させる構造のため いわゆる変速機というものが基本的に存在しないものが殆どです。

低回転でもトルクが出る仕組みのためにそれでも問題がないわけですが もーとにも回転数の上限があります。

ガソリン車で例えると 真ん中の3rdギアしかない状態と考えてもらえばわかりやすいと思います。前述通り低回転でもトルクが出るので発信には不自由しないわけですが アクセルを床まで踏んでも回転巣が上がりすぎて130kぐらいしかスピードが出なくなります。

もちろん、モーターのパワーを上げて減速比を変えればもっとワイドレンジにすることもできますがそれにも限界があります。

そして、ピークはあるものの回転が上がるほどにトルクの上昇するガソリンエンジンと異なり トルクが一定なので回転数が上がるほどに上昇する各所の抵抗にだんだんトルクが削られてゆくわけです。

最も大きな抵抗が風の抵抗で 高速道路でも120kの巡航と80Kの巡航では大きな電機の消費の差となってしまうわけです。

もちろん、バッテリーなどの熱も高くなるので エンジンほどではないのですがそれらの冷やす仕組みも必要になります。

これは 日産のeーPower等でも同様ですが 電動車ならではの仕様なのでおそらく簡単には解決しないだろうとは思います。力業でバッテリーを大きくもーとのパワーを上げるという解決策で出てくるとは思いますが 貧乏性な私は少し遅めに走るかなとは思ってしまいます。

 

これもよくある話なのですが 冬が苦手って話

これに関してはその通りです。

ガソリンエンジンのように駆動している間中 ガソリンに含まれる多くのエネルギーを熱として放出するので 熱源が常にある車と違い、必要以上には熱を発生させない電気自動車は 再利用可能な熱が無いために 人の暖房の為には別の熱源が必要となります。

今の技術レベルでは 無駄な熱を発生させない状態でようやくガソリン車とトントンな状況なので ヒーターなどを動かすとそれがマイナス側に触れてしまうわけです。

また、ヒーターなどの消費電力が多いために 航続距離に大きな影響が出てしまうわけです。

なので、半電動車に乗っていた間ガソリンスタンドに行くのが嫌だったので 毛布にシートヒーターとハンドルヒーターで耐え忍んでいました。

それ以外にも電池は化学反応なので 温度が低いとそれだけで化学反応は能力が低下するのです。充電時にも極寒地ではヒーターでバッテリーを温める機能の付いた電動車もあるわけですから。

この辺りは真実ですが ヒートポンプなど家庭用エアコンが10年で半分近く電気の消費が減っているので 同様に一昔前との比較であれば ずいぶんましになってはいるわけです。今の車は夏購入なので どうなるかは楽しみです。

ちなみに夏はですが、ガソリン車と違いエンジンの動力を借りている訳ではないので 燃費を悪化させないために アイドリング時などは冷房の能力を下げて低回転のトルク不足をカバーしているので利きが悪くなってしまうわけですが 電動車は嫌でも冷房専用動力なので そういったことを考慮しない 家庭用エアコンなみの人にやさしい冷却を行ってくれます。車に合わせてではなく 人に合わせた仕組みなので効き始めなどが違うように思われます。

災害時なのですが バッテリーとして考えたらなのですが さっきの毛布とシートヒーターで車の中でうずくまるという前提なら 排気管に雪が詰まる心配なく数日は眠り続けることができます。以外に 雪道に閉じ込められても何とかなるスペックなのです。

 

問題はやっぱり自宅の充電設備があるかどうかがポイントです。

集合住宅の多い日本の住環境で自宅に充電設備が用意できるかが最も大きなポイントです。

それがあるなら、電動車は普段の生活であれば困らないレベルになってきています。

未来というなら私の車は 18分で約300Kの充電が可能な350kWの充電器に対応しているようなのでそういったものが日本国内に普及すれば 充電環境のない人でも購入を考えられるかもしれません。

 

いまなら、潤沢な補助金と 各メーカのEVの主権をとるためのシェア合戦の販売政策の恩恵を受けることができるって点も大きいわけなのですが。