Xiaomi TV A Pro 43 2025を購入した

最初の感想は 「ちっさ!」というものだったのですが・・・・

 

買い替えの経緯なども含めて一応説明させていただくと

今までは アイ・オー・データのいわゆる「モニター」と呼ばれるディスプレイを使っていましたが 今回購入したのは チューナーレスのスマートテレビに属するものです。

何が違うのかというと PCの映像を映すための専用のディスプレイに対して、ディスプレイ単体で映像などを楽しむための装置との違いではあります。

ただ、HDMIの入力があって 外部からの入力においても表示する機能があるので変わらないと言えば変わらないとも言えなくはありません。

細かいスペックの話は 私ではなく専門の技術的なことを追求している人にお任せして私の視点ということでレビューを上げていきたいと思います。

 

まず、買い替えのきっかけなのですが 何よりも「安い!」ということが大きいわけです。どれぐらい安いかというと 最新の43インチ スマートテレビが29,800円という価格についてどう思われるでしょうか?

この価格であれば 十分に欲しいから買ってみたと言える価格なのです。

勿論Smart TVなので AndroidTVの機能を持っていての話ですが これに関しては多くのテレビ同様にSmartPhoneなどではローエンドでもこんな性能のもうないよねと言えるレベルの機能しかないのですが、意図的に解像度を落とした表示など(文字とか大きいですよね)でそれなりに速度感を改善してとりあえず使えるようにはしてある程度なので過度な期待はダメですが Youtubeをみたり 動画配信サイトを見るには最低限の性能は持っているという種類のものです。

そして NHKの加入料を払わなくていいということで話題になった チューナーのついていない構成にはなっています。

勿論、チューナー分のコストが下がるという意味もあるわけですが チューナを付けることで各国個別の製品を作り分けるという部分で量産効果が薄れることの方が大きな要因と思われるので まあ良しとしましょう。

テレビも見たいという人は選んではダメなものなのですが 最近は無料のTverなどでいろんな番組が見られるので必須というわけではない人も少なからずいますので・・・・

 

今まで使っていたモニターなのですが これは10年を超える前のものですがちゃんと4Kも表示されるものなのですが 最近グラフィックカードを変えたからか 4Kで60Hzのリフレッシュレートでは動画再生時などにまれに点滅するとかの状況となり どうも電線とかコネクターの劣化が始まってそうな状態なのです。

勿論 リフレッシュレートを30とかに固定すればいいのですが 流石にそこまで遅いとPC用のディスプレイとしてはカーソルが流れたりして使い勝手が悪いので 何かきっかけがあればと思っていたところでの発売記念大特価だったので飛びついたわけです。

 

最初の感想は冒頭通りで 49→43だったこともありますがベゼルがSmartPhoneとかと同様細いくなっているので しっかりベゼルのあった世代のディスプレイと比べると迫力が違うわけです(笑

で、セットアップなのですが 最低限必要なのは単4電池2本となります。

「モニター」は専用品なので 設定ボタンと、上下の選択ボタン、キャンセルボタンぐらいの4ボタンぐらいで設定するようにできているのですが これは「テレビ」なので 電源を入れてネットワークをつないでGoogleのアカウントを登録してAndroidTVを起動してからがスタートです。

それも、上下と決定ボタンだけで操作するリモコンで・・・正直あまり好きな作業ではないのでQRコードを表示してSmartPhoneで設定するのが速いでしょう。

設定すれば一般的なAndroidTVとして起動します。

そこの設定で入力設定でHDMI1につないでいるPCを設定すればようやくPCモニターとして使えます。

 

10年選手のモニターと比べると まず画面が明るいです。

これはちょっと期待値以上だったのですが 文字などのにじみが少ないことに評価がぐっと上がります。

どうしても、動画中心に設定されている「テレビ」としての機能を主目的にすると 各ドットの粒状感が気になったりすることがあるのでちょっとボヤっとした設定にしてきれいに見せているディスプレイもあるのですがこれはどちらかというとくっきり系でした。

グラフィックカードはDisplayPort出力なので変換ケーブルを入れて4K60Hzもちゃんと認識しました。

で、なのですが 遅いです・・・・・なんというか画面が流れます。

あれっと思ってよくよくWEBのあちこちを見てみると どうも「テレビ」としての機能を優先してそういう設定になっているようです。

一旦 ディスプレイの方で入力信号を加工して表示しているようなのです。

前述の粒状感ではないですが 長く表示することで滑らかに見せるような設定になっているようです。これはPC用のモニターとしてはあまりいい傾向ではないので モードの変更で対応します。「ゲーム」というモードが遅延が最も少ない設定のようなのでそちらに変更してようやく準備完了です。

あとはスピーカーがなんとなく音が軽いので 今まで使っていたサウンドバーを HDMI2に ARC接続(ディスプレイの電源を入れたら サウンドバーの電源も入るし ボリュームもディスプレイのリモコンで操作できるようになります)で接続しました。

薄くて軽くて、べセルレスなので没入感も高いPCモニターの出来上がりというわけです。

唯一、欠点ともいえるのが 一般的なPC用のモニターは外部入力しかないので PCの画面出力が停止したら(省エネ設定で 画面出力が消える設定です)モニターもスリープに入るのですが このディスプレイはいつまで立ってもHDMI信号なしを表示し続けます。

設定がないわけではないのですが リモコン操作がないと勝手にスリープに入ったりと使い勝手が悪かったので作業が終わったら明示的にディスプレイの電源をリモコンできる必要があるのはめんどくさいとも言えなくはありませんがそれぐらいで 一度設定すると前回切断した時の接続先を覚えていてそこから起動するので(たまに AndroidTVに戻りますが)そんなに大きな問題とはならないわけです。

 

前述通り、このディスプレイは外部から入った信号をモニター側で加工し表示する機能が色々ついています。多機能な表示はその機能なわけです。

例えば、安価なプロジェクターなどがそうなのですが 「4Kプロジェクター」と書いてあってもネイティブHDとか書いてあって どっちなんだと言えば 実際の出力はHD画質(1280x720の720Pと言われる解像度)で4Kの映像入力を 内部のCPUで加工してHD解像度まで落として表示しているに過ぎないわけです。

他にも壁に投影するのに平行に置けないと 台形に画面が歪むのですが それをソフト的に直せたりする機能がついていたりするわけですが これも 光学的にやっているのではなく入力信号を逆台形に変形させた信号へと加工し表示することで ゆがみがない画面に表示していますが実際は4K→HDにしたのと同様解像度を下げて表示している場所があるというやり方です。

このようにCPUが入力した画像を自由に変形できるようになると より濃淡を強調したりとか HD画質の入力の映像を 4Kにアップスケーリングして表示したりと色々な機能を付けることができるようになります。

色合いを強調した場合 このディスプレイの場合デフォルト設定の場合の遅延はこの加工にかかる時間分入力したものを表示するのに遅れが発生し、その機能をできるだけ削ったモードにするとその遅延がなくなるということになっているわけです。

逆に言うと CPUの性能(もちろん周辺も含めてですが)を上げていくと当然ですがその遅れが少なくなってゆき もっとできる機能が増えていくわけです。

例えば、SmartPhoneのカメラのようにビューティ機能を付ければ画面に映る人の顔の 目が強調されたり 顎が細く映ったりということも可能になりますし 邪魔の背景を消したりも可能になるわけです。

例えば 嫌いなタレントを登録すればその人の登場シーンからはいなくなるような加工もきっと可能にはなるでしょう。AIですし・・・・

 

このSmartTVはコスト重視でしょぼいCPUに少ないメモリーでどこまで出来るを追求した商品で おそらくほとんどの人が満足できるレベルに仕上がっています。

これで十分ともいえるできなわけですが 逆に光学的にはぼちぼちでもCPUの性能を上げてゆくともっと良いものができてもおかしくないという時代に入ったんだなと思ってしまうわけです。なんせビューティ機能のないSmartPhoneがもう殆どないのと同様にです。

もう一つ、テレビは1度買ったら一生とは言いませんが15年や20年使うこともよくある家電ですが このSmartTVの場合 おそらく5~6年でAndroidTVのサポート期限が切れて脆弱性のあるデバイスになるでしょう。

しかし、AndroidTVの機能で入力を切り替えている以上動かさずに使えないわけで 脆弱性のあるデバイスとしてそれぐらいの時期に買い替えが必要なデバイスとなったわけです。

この機能を付けるだけで、買い替え需要を促進できるという意味ではメーカーにとってもよい機能だと言えなくもないわけです。少なくとも モニターなら私のように機能不全や不足が始まらない限り買い替えなくてもいいわけですから。

そう思うとちょっと考えさせられてしまう買い物となってしまいました。

勿論、私的には 買い替え上等と思っているわけですが(笑

 

折りたたみ端末の熟成

最近は基本的に折りたたみ端末を使っています。

特にがっつり使おうと思っていなかった Xiomi MIX Fold2ですが、私的ビルドを提供いただいている方がいて Elite ROMを入れてみたら Globalモドキともいえる機能が提供されることからがっつりメイン機として使っています。

 

Mix Fold2は何がいいかというと Mixを関するフラッグシップというか実験的新技術を搭載した端末であり かなり幅の広い電波帯の対応とその時々で最新ともいえる尖った機能を満載している点はそれが空回りだったとしても それだけでご飯が食べれそうなぐらい好きな端末です。

Fold2はとにかく同時期の端末の中では薄さに特徴があり 折り畳みだと言わない限り普通の人にはそう認識されないレベルの薄さと Sonyの端末のように大画面ながら使いやすくするための縦長の画面は手が大きめの私だからかもしれませんが 片手で持ってほとんどの操作ができるという利点があり 私も折りたたみ端末だと忘れるぐらいの使い方をしていたりもします。

利点を限り生かすためにも 最近はデフォルトとなるカーボンアラミドのケースを付けて使っているのでケースを付けてもほとんど厚みを意識することもありませんし 重さも画面の大きいハイエンドはこれぐらいだよねって重さです。

カメラが素晴らしいLenovoの鈍器端末と比較しても・・・・これは余分でしたっけ。

なんとか、Mix Fold3にアップグレードしてみたいと Ebayなどを漁っていると 以外に障害端末が多い。

昔のGalaxy Fold程ではないにしても 微妙な状況の端末が多い。

また、VIVOから超軽量の Vivo X Fold3なんかが出てくると 機能的にも型遅れな気がしなくもないわけです。

カメラはいいんだけど、評判もあまりよくないし・・・・と物色する日が続いていたわけです。

 

で、手に入れたのが何故か Oppo Find N3という端末。

カメラ部分ははるかに大きく出っ張るわけですが 厚さはFold2並みという中々にコンパクトな端末で Fold3とおなじ Snapdragon 8 Gen2とスペックもそれなりで 最小スペックでもストレージが512なので はずれが少ないという利点があったわけです。

気持ち、画面が小さくなるのは気持ち的に後退要因ですが まあ誤差の範囲なので。

で、到着してまずよかったことは デフォルトで日本語を指定できることです。

Google Serviceを有効にできるチェックボックスがありあとはAPKをインストールするだけの簡単操作でGoogleアプリも使えます。

機種以降の人は Googleサービスを有効にして バックアップからレストアすれば黙っていてもインストールされるのでそこの手間は意識することすらないわけです。

あとは、いらなさそうなアプリを消せば出来上がりの簡単設定なのでもいいです。

勿論、Googleの音声操作や、ホーム画面の左側にあるGoogle Discover が使えない点などはマイナスポイントですがそれぐらい。

DUAL SIMが1枚e-simなのもあれですが まあそれぐらいなら・・・・

 

で、到着してみてなのですが

最初はおっきいという印象でしたが 付属していたケースの問題で取ってしまえば 驚くほどに普通の端末です。それも折りたたみなしの。

個人的にあまり好きではないのですが 折りたたんだ画面のサブディスプレイの四隅が丸め処理をされているだけで ここから広げられそうに見えないという効果が抜群にあります。

ほんのわずかなのですが、画面サイズの縦横比が縦方向に縮んでいて それもこの端末を普通のSmartPhoneですよと主張させるのに一役買っています。

もう、広げなくてもいいんじゃない?と言いたげな作りとなっています。

重さも、ほぼFold2と同じで こういうもんだと言えば普及版の端末に比べたらハイエンドは重いよねって感じです。

本当に普通に見えることに技術とデザインの凄さを感じるわけです。

 

また裏返しても、ガラスパネルの背面は落ち着いた深みのあるデザインで デザインの為に厚みが少し増えちゃいましたと言わんばかりの透過感を持ったのは私だけではないはずです(本当は このガラスも薄くて厚みを削るのには無茶苦茶頑張ったんでしょうが そうは見えない主張をするのがいい!)

勿論カメラも と言っても カメラの性能をどうこう言えるほどに詳しくはないのですが 折りたたみ端末はその構造上全体が薄くなって カメラに我慢させるので ヒンジの構造部を避けるために 外側にオフセットする必要があるわけですが まるで普通のSmartPhoneのように真ん丸な3眼カメラの土台を用意して ヒンジ近くまでのOPPOのカメラを強化した端末と同じデザインを踏襲して 両端ぎりぎりに見えるような大きな円形パーツをデザインしているわけです。

勿論、この円形のデザインの張出しも多くてもう少し何とかと思わなくもないですがOPPOのイメージをよく表すデザインは 中々にいいわけです。

カメラのセンサーに関しては このクラスは殆どSonyのセンサーで横並びで各社各様のインターフェースと画像処理能力の差となるわけですが ペリスコープタイプのズームレンズはFOLD3もしくは Find N3だけの装備で、バッジだけでも Fold2のLEICAに対してハッセルブラッドのブランド名は負けていません。

前述のデザインだけであれば 明らかにFOLD2のカメラユニットは普及機のデザインでFind N3のそれはハイエンドって感じなのでこの差は大きいわけですが・・・

まあ、画質で評価しろよって言われそうですが 唯一分かったのは光学ズームを使った 画像処理ではないボケの表現は より自然な処理となっていることだけは付け加えましょう。

スペックだけでみれば かなり明るめのレンズがどのカメラでもついているので 期待はできるだろうとは思えます。

 

そして 開いたメイン画面ですが 家電量販店で見るどの折りたたみ端末よりも開き切った時の折り目が目立ちません。

勿論、手で触れば凹みが分かるわけですが、触らないともうわかりませんよねという感じですし あまり他の人が言ってないので訴えたいのですが 折りたたんだ状態から90度を超えて開いて止めた時、(MIX Fold2は途中で止めれなくて開くか閉じるかだけ)画面のつながりが凄くなだらかで 変なことを言うようですが ちゃんとこのディスプレイはつながって動いていると分かるというか 視野角が広いので少し曲がった状態の違和感がないわけです。まあ、感覚的には曲がっているんだけどまっすぐという感じの気持ち悪さがあるってのが 凄い点なのです。

解像度が高くて輝度が少し上がっているのも その画面のイメージを押し上げているのでしょう。

 

わずか2年ほどですが デザインも技術も進んで 大半は折りたたんだ状態で使うということがすでに分かっていて だから折りたたんだ状態での快適性と 広げて見せたい時の見せ方というものを十分に意識した進歩しているわけです。

勿論、耐久性などを考えると 未だにこの曲がる表示は必ずしも最適ではないと思いますし なにより価格が2~3年で使いつぶすには抵抗のある価格に至っているので 問題は多いわけですが それでも、こういう時代が近づいているんだなという ことは感じさせられました。

 

Bigme B751C

先日、Kaleido3という表示デバイスというか画面部品を紹介したのですが それを搭載したデバイスとして今回使ったのがBigme B751Cという端末だ。

詳しくは Noteのアジル氏(https://note.com/ajirusi/n/n41e538842b8e)の紹介を見ていただくのが一番わかりやすいと思うのですが(すいません 最後に氏がついているので敬称をどうすればいいかわかりません)なかなかに評価の高い端末のように思えます。

 

今風の感じで AI ChatGPTのアプリが標準実装されていて 文章作ってくれたり絵を描いてくれたりの機能がクラウドベースであったりと面白い機能も満載なのですが それよりもこのKaleid3という電子ペーパーをうまく使いこなしているという印象が強く出ているわけです。

比較対象が少なく 客観的ではないかとは思うのですが 思ったことを書いていくわけです。

 

まず、ファームウエアのアップデートが行われまして、その際の説明が驚くべき表記だったことがあります。

なんと最大リフレッシュレートが21フレームもあるということです。

まず、電子ペーパーの特性上高速の書き換えは得意としてなくて 書き換えの為には一度完全に消してから書くという処理が必要なうえ 物理的な動きの伴う表示の切り替えなので正直 速度が上がりません。

故に、この端末においても 画面の全書き換えボタンを押して書き換えを行うと 書き換えている軌跡が確認できるレベルです。

その状態の表示デバイスをうまく制御して、21フレームものレートを出しているわけです。

全体を書き換えずに、部分だけをそれも完全に書き換えずに部分の中の一部もしくは書き換え処理に必要な時間を全部使わず 途中でも強引に次の書き込みタスクに入り消え切れてなくても表示を優先するというようなこととか それこそ動画ファイルを解析して 圧縮され 変更のある点により多いビットレートを割いていることから その辺りを優先的に書き換えるなど 何らかの細かい努力がされているのではないかと思うわけです。

その制御が より人の目をうまくごまかせているというのが実情で Youtubeなども多少の色や残像問題はあると言え 見られるレベルまでしているのです。

努力の成果は、Youtube再生を途中で止めて アプリケーションの切り替えなどを行うと見るも無残な残骸が画面に残り続けることになるわけです(笑

 

実際にメモを取るときにペンで書いているとか テキスト入力で日本語変換しているときなどに遅延らしい動きを意識せずに済んでいるわけです。

勿論、今までのこういった電子書籍リーダーや電子メモなどはバッテリーの持ち時間を長くし端末を安価に設定し 軽くするために端末の処理速度そのものが遅いことも影響を及ぼしているわけですがその部分でもこの端末は優秀です。

それが、バッテリーの消費電力をAndroid Tablet並みに落としているとしても軽さや薄さなどは保たれているので 十分だと思えるわけです。

また、明示的な白黒/カラー切り替えをする必要がなくなっていることも大きなポイントだと思います。

カラーと白黒が違う解像度だということもあり どちらかのモードを切り替えて使うタイプの端末もあるわけですが この端末はそういった必要を感じさせない仕組みになっています。あるのかもしれませんが 使ったことないです。

知らない人が見たら何を当たり前のことを言っているんだと言われそうなのですが この手の端末では当たり前でないことが当たり前なので ようやく普通の人に勧められる電子ブックリーダーであり電子メモとなったわけです。

 

ちなみに、Bluetoothもついているので Bluetoothキーボード 今回はマイクロソフトのFolding Keyboardをつかったのですが カバーを付けても厚さ1cmない本体に 厚さ1㎝無いキーボードの組み合わせで オフィスアプリは標準ではないのですが Microsoft365アプリ(このアプリは1個で 全部のオフィススイートを使えます)をインストールして使えば 画面大き目ポメラという感じで使うこともできるわけです。

外部キーを使えばより入力専用端末というイメージとなります。

 

でじダルガジェットという言葉が 全てSmartPhoneに付帯の機器の一般名称のようになって久しいですが 正統派のデジタルガジェットと言えなくもないなと 久しぶりに思った商品でした。

ちょっと使ってみたいなと・・・・

Kaleido3

映像表示装置の歴史は、残像との戦いだった。

多くの映像表示装置がその戦いの中で発展していったわけですが、その戦いの岐路にいるのが現在の電子ペーパーです。

ブラウン管やフィルム撮影表示装置、液晶画面などは そもそも技術的にコマ数を増やすことが難しい状況からスタートして いかに技術的に最高のコマ数で我慢できるクオリティが表現できるかを競い その後、後継のメディアは最低限前の表示装置のクオリティと高いハードルを越えることからスタートします。

ブラウン管が液晶に変わった時などがそうで 最近でようやく240fpsなんてのも出てきていますが ここまでには長い道のりがあったわけです。

同時に発色や詳細化、大画面化と要求されるものが多すぎたのもあるわけですが・・・

 

その荒波にもまれているのが 電子ペーパーです。

電子ペーパーに期待されるのは、紙と同じ機能です。

なーんだと思われるかもしれませんが 紙は周りがそれなりの明るさであれば自分から発光しているわけでもなく閲覧可能ですが、液晶ディスプレイはそういうわけにはいきません。

もちろん、デジタル時計や電卓など低解像度の液晶であればバックライトと言われる発光装置がなくても見ることができるわけですが 徐々に暗くしていってもらうとわかる通り 紙に比べるとはるかに暗さに弱いのです、

もちろん、発光装置ぐらいつければいいだろうと言われそうですが、電気の消費がないと発光しないのです。

それぐらい大したことがないと言われそうですが そのためには電線をつないでもしくは電池を付けてと回路が付帯するわけです。

その点、電子ペーパーは周りの明るさのみで紙に近い(もちろんそれでも紙に比べると明るさに弱いのですが)明るさでの視認が可能なわけです。

そしてもう一つ、書き換えるときには電気が必要となるわけですが 維持するための電源を必要としないことから電源を消費せずに表示し続けることができるわけです。

 

最も普及している電子ペーパーは、実はスーパーなどのプライスカードで 無線接続で指示を出して書き換えを行うことができて、コイン型リチウム電池で数か月を超える稼働時間を誇るわけです。

大規模なスーパーなどでは、営業終了後に人海戦術で翌朝までにへとへとになりながら書き換えていたプライスカードがコンピューターの中にデータを用意するだけで瞬時に書き換えることができるようになったのです。

消費税が変わったり、今のようにインフレで価格上昇が続く状況では この利便性が認められているわけです。

ですが、個人的にはまり関係なく やはり不断に使うものということではやはり電子書籍リーダー いわゆるKindle等が最も電子ペーパーを利用している端末かなと思います。

 

ではKindleなのですが 実は7世代目のPaperWhiteまでの体験で最新の機種の話ではないのですが 大まかには変わってないのでその前提で話を進めますが

とにかく目が疲れにくいです。

それこそ紙を見ているかの如くで フロントライトと呼ばれる 画面の上下についたLEDで暗いところ用の照明があるのですが 正直多くの場面で消してもよくわからない程度のものです。フロントライトはどちらかというと 全体の色目を暖色にするとか寒色にするとかの変化の為に使っているような気がするぐらいです。

小説を読んだりするのには非常に良くて、7インチぐらいの比較的正方形に近い画面で驚くほど薄く そしてSmartPhoneほどの重量の為軽く感じるわけです。

こういう言い方をすると時代遅れな感はしますが、画面の周囲にはベゼルが存在し薄いこともありそこを掴めるので持ちやすさが軽さを感じさせている面もあるわけです。

寝落ちしても 痛くないような重さだと思っていただければいいかと思います。

そして、バッテリーが非常に良く持ちます。カタログ表記でも数週間という表記なのは まるでSmartWatchのようです。

 

もちろん、利点ばかりではありません。

まず画面ですが、白黒です。カラーもあるわけですが以前入手したものでも本当に発色が悪く暗くて 色がわかる程度の効果しかありませんでした。

そして画面の書き換えなのですが、全体の書き換えとなると時間がかかるので 部分的な書き換えを行うことからどうしてもゴミが残りやすく しばらく見ているとごみのような点々が画面のあちこちにできていて、我慢ができない頃、数フレーム毎に全体を消して書き換えるという時間待ちを伴う作業が発生します。

この辺り、年々改善していくのですが7世代目においても気になるレベルでした。

価格的なこともあり、バッテリーの寿命のこともあり 動きは非常に遅いです。

専用の単機能OSをして尚なので、Androidを搭載したモデルなどでは何年前の機種?というレベルです。

ここしばらくは Boox Nova Airという端末も 先日でかけた台湾などでも愛用したわけですが やはり遅さと画面のごみは気になると言えば気になるレベルだったわけです(細かく言えば調整で画面をきれいにしたりもできるわけですが そのあたりこの状態で使っているのは後述の理由も・・・・)

 

タイトルにもあるKaleido3ですが、最近採用端末が増えている電子ペーパーなので Booxでも最新のBoox Goとかでも採用されています。

他にはKindleのライバルとなる Koboなどでもカラーの端末には使われています。

で、今回使ったのはBigmeと言われる中国のメーカーの端末で 前述のKaleido3という電子ペーパーを使った端末となります。

 

起動しなくても メーカー名のBigmeのロゴがカラーで常時表示されて箱に入っています。

7インチの画面と 4GのRAM 64GストレージのAndroid11端末でこの手の端末にしては珍しく Googleのアプリケーションストアがプレインストールされた状態で販売されています。

そして、電源を入れると ランゲージの選択とチュートリアルが動作するだけで Googleのアカウントの入力などを強要されることはありませんので、GMSの対応に関しては微妙な感じです。ある日 Googleから規約違反を言われるかもしれませんね。

流石に発色は全体が薄めのパステルカラーというイメージで OLEDのように綺麗を絵にかいたようなイメージはもちろんありませんが それでも十分にアイコンがカラー表示されているのは分かります。

4096色表示なので、色の階調不足で時折粒状感のあるべた表示もご愛嬌というレベルです。

ですが白黒表示となると 一気に紙と見間違えるほどのエッジのきいた表示となります。

全体的に少し黄色めで、フロントライトの寒色100%にしても 他の白黒端末のように白って感じまでには至りません。

なので発色性や色再現性に関してはそれなりなのですが、今までの電子ペーパーとの比較であれば十分に良くなったと言えるものです。

何よりのポイントは その書き換えのスムーズさで 書き換え時に残る点や残像のようなものがほとんど感じられないのです。

この辺りうまい処理だと思うのですが、全体的に淡い色なので 淡い残像が見えにくいという効果もうまく使っているように見えます。この辺りはハードウエアもさることながらBigmeのソフトウエアの技術もあるものと思われます。

ただ、小説など白黒の文章を読み続けていても 全くと言っていいほどに黒い点が発生しにくい点は評価されます。(比較対象が古くて申し訳ない)

そして、驚くことに Youtubeが見れなくはないレベルです。

 

ローエンドSmartPhoneぐらいのスペックもそうで、Boox Nova Airを例に出して悪いのですが 今まで使ってきたどの端末よりもよりSmartPhoneに近い使い勝手で使える端末です。

そもそも、画面の書き換えが遅いのでスペックが必要ないのは分かりますし それゆえにバッテリー寿命が長いこともわかるわけですが 電子書籍の閲覧以外には使おうと思わないレベルなのは非常に用途を限定するわけです。

その点、Bigme B751Cはローエンド並みとはいえそれなりの性能があるわけです。

いや、Kareido3の話じゃないのかと言われてしまいそうですが 今まで店頭で触ってきた他のKaleido3採用の端末の多くが スペックやアプリケーションに制限があり動画を表示したりが画面だけではない部分で厳しいものが多かったからなのです。

 

Firmwareのアップデートで 15FPS程度の表示が可能とのことなので通常の液晶画面の約半分のリフレッシュレートがやろうと思えば可能となり、より液晶端末に近い性能になったわけですが もう一歩で液晶と同様の利用ができるところまで近づいてきているわけです。

 

では電子ペーパーの採用がそんなに画期的なことなのか?と言われたときにどう思いますか?

私は将来に向けて画期的な出来事だと思っています。

例えばSmartPhoneでうまく電子ペーパーが使えるようになったとき

以前にwindowsのアイコンがシンプルなデザインに変わった時期があるのを覚えていますか?

アプリケーションは生産性を上げるためには必要でしかないものだけにすることが望ましく 数量を限定すれば 使うアプリケーションの数は一気に削減されて そうなった場合 派手な色遣いとかは そちらに目がとられてそれ以外のものが見にくくなるのでアイコンは単色でシンプルなものが生産性という観点上はよかったわけですが ぜひ自分の会社のアプリを使ってほしい層にとってはそうでもなかったので立ち消えたのですが その理論にのっとって考えると 多色である必要があまりないわけです。

他にもホームページを見ているときも 写真が混合されてはいるもの ほとんどのページの文章は白黒で値段だけが赤色とかハイライト的にしか使っていなかったりするわけです。

つまり、カラーは必要ですが 常に必要ではなく 白黒の部分が意外に多かったりするわけです。

他にもセキュリティに関する部分に関してはそうではないのですが 例えばPDFの文章を読んでいる最中に別の仕事が入って ちょっと中断してという時に画面が消えずにつきっぱなしにできたらどうでしょう?

液晶画面では表示している間中電力を消費しますが電子ペーパーの場合書き換えの時しか表示されないので 通知なども表示しっぱなしができるわけです。

後はバッテリーが2倍持つとしたら それだけで電子ペーパーを選択したい人も出てくるでしょう。

実際、Gigmeからは HiBrakeという電子ペーパーのSmartPhoneも販売されています。

もうちょっとな感じももちろんあるわけですが 体験という意味ではぜひ試していただきたい何かだと思うわけですが

未来が目の前に・・

 

この言葉、どこかで聞き覚えがないですか?

実はあちこちの企業がよく使う言葉で、新製品の発売時によく使われる慣用句なので一度は聞いたことがあると思います。

目の前に置いた商品が 新しいコンセプトのものだと表現するのにいい言葉なわけです。

ですが、最近 言葉通りの商品が登場しているのです。

それが ARグラスと言われるもので Meta Quest始め最近最も話題になったのは APPLEVision Proでしょう。

今は大きなゴーグル形状なのですが いずれそれこそコンタクトレンズ形状で実現される未来が来るかもしれません。

 

ただ、私個人としては未だに眼鏡をかけていまして ARやVR以前にこれを何とかしろよと思ったりもするわけです。

それに対しても、カメラと目の前のディスプレイを接続したデバイスが登場して どこを見てもちゃんとピントの合う眼鏡なんてのも登場しています。

ぜひ安価で実現していただきたいと思うのですが、残念ながら 「目は口程に物を言う」という言葉があるように目元が隠されることに抵抗があるのも事実でここは技術的だけでない解決策は必要なのでしょうが・・・・

Vivsion Proでも外側に目の映像を映し出すという極めて無駄な機能を付けていることからも必要なのでしょう。

 

じゃあ、未来って何だとなるわけですが それこそ映画の世界で何かを見るとその説明が出たり 通信が目の前に現れたり PCの画面が何もない空中に投影されて操作できたりと色々あるわけです。

ただ、映画の世界を想像してもらうとわかるのですが 実際の現実の画像の上に画像傘なった状態を想像してもらうと当然ARグラスの表示した画像の向こう側が透けて見えているわけなので 表示される画像によっては向こう側の画像が重なって認識しにくいという状態になるわけです。

映画などではそういったときにはAR側の画像の背面に黒い背景を重ねて向こう側が透けにくくなっていたり そもそもそういった場所でない真っ白なオフィスの中で画像を表示してコンピューターを操作したりというのが殆どなのです。

どうやってそれらを解決するかも今後の課題なのだろうと思ったりするわけですが 以外に映画で多いのは 緑だったり白だったりのテキストだけが目の前に表示されて 対象物の詳細を表示したり 道案内をしたりというものだったりもするわけです。

いま、人の想像の世界ではこういったものもありなんだろうと思ったりするわけです。

 

中国の新興メーカーでARグラスがいくつか発売されていて その廉価版としてそういったモノクロ表示のものが登場しているのですが その中でも1社日本語も対応しているものが実はあったのです。

それが 今回購入したInmo GoというARグラスなのです。

見た目はほぼ眼鏡です。

おそらく 漫才師などが顔を覚えてもらうためにする太い枠の樹脂製眼鏡と思ってもらえればいいです。

細かく見れば レンズが二重(正確には私は矯正レンズを入れているので三重)になっているので 瓶ぞこ眼鏡感が凄いのですがそれぐらいのことで 重さも50g程と重めの眼鏡程度に収まっています。

他のAR眼鏡と比較して眼鏡っぽくできているのは カメラがついていないからというのも大きな要素なわけです。

唯一、耳にかかる弦の部分ですがこれは他のものと同様に かなり太目にできていますが ここにロジックボードと電池が入っているのでここはしょうがないところでしょう。

 

では、モノクロにする意味なのですが、まず視認性の問題です。

テキストベースで考えた場合 緑色で表示されるなら おおよそどんな所を向いていたとしても背景に溶けて見えないことはありません。

透過率も高いので 前の景色にほとんど違和感がなくて本当に目の前に文字が浮かんでいる感じです。それこそタイトルの「未来が目の前に」なのです。

そして、モノクロで表現できるものとして アイコンと文字ぐらいというのも理解を高めています。何が言いたいかというとできることが限られているがそのためとするならこれが最適だということは映画の世界でも証明されているわけです。

で、それに伴ってできることが限られたので CPUのスペック及びバッテリーのサイズが小さくできたわけです。なので 多くの軽量な眼鏡型ARグラスがひも付き(ケーブルで外部機器につないだ状態で稼働する)なのに対して このInmo GOは単体稼働が可能なのです。

そして、おおよそ7時間の駆動時間があるので初期のAPPLE Watch程度には使えるわけです。

これって、実は相当に凄いことだと思うのですがどうでしょう?

もちろん、このカラーモデル Inmo AIR2というのもあったわけですが 貧乏なだけではなく積極的にこのモデルを選んだ理由でもあるのです。貧乏だからではないですよ!! 大事なことなので2回言いました。あれ、目からよだれが・・・・・

 

では、何ができるかなのですが SmartPhoneのアプリから転送された文字が見えるというイメージです。

そもそもですがBluetoothで接続されているので 動画再生などはできるほどの速度はありません。

ちなみに眼鏡側の操作は 右側の弦の部分がタッチパッドになっていて そこをスライドもしくはタップすることで操作できます。

でも、双方の機能でまるで眼鏡側で実行されているかのように見せることはできるのです。

まず、最もよく使われる機能として Android SmartPhoneの一番上の行あたりが表示されます。なんだそれはと言われそうなんですが 日付や時間や天気が表示されます。これって 正直地味に便利です。

それに SmartPhone側の通知がそのまま表示されます。

まるでSmartWatchなのですが 見に行かなくても目の前にオーバーレイで表示されます。不自然さなく通知を見られるってすごくないですか?

そして、ナビ機能

自転車ナビに使ってねとなっていますが、Baiduナビと連携し行き先を指定すると 矢印マークで目の前を案内してくれます。

それも目の前を邪魔せずにずっとです。交差点までの距離や 交差点名(出たりでなかったり)なども表示され これってもうすでに映画の世界です。

実は、車にもヘッドアップディスプレイが今ついているので それそのものな感じです。

そして、これが最も感心した 翻訳機能です。

AI翻訳となっていますが それは置いといて SmartPhoneのマイクで捉えた音をリアルタイムで翻訳してくれます。

それも、日本語と英語とか指定すると 聞き取った日本語を 文字起こししてそれに対する英文をそのまま下に表示してくれます。

これで、聞き取ったものが聞き取り間違いかどうかなど文章がおかしい際に直しながら聞き取ることができるわけです。

英語の動画を見ながら作動させると ちゃんと字幕っぽい表示が重ねられるので この機能凄いって純粋に思ったわけです。未来ですよね。

もちろん、文字起こし機能もあるので日本語を聞いてそのままテキスト化したのを見て確認することもできます。

なんかこれも 未来感抜群です。

それ以外は、プロンプター機能という しゃべる原稿をここに映しておいてしゃべりながらスクロールさせてという機能で ぜひ今度の講習会で使ってみたい機能ではあります。

しゃべり始めると楽しくなって 伝え忘れとかやっぱりあるので。

と、AIアシスタントですが これはまあWEB検索のまとめみたいなものを出してくれるのですが それはそれなりでということで。

 

じゃあどうだというと 未来までもうちょっと感があります。

まず、せっかく眼鏡にタッチパッドがあって選択できるものの殆どの機能がSmartphone連携なので SmartPhoneの操作が必要となります。

眼鏡の操作で終わればすごいのですが なんかSmartPhoneごそごそはカッコ悪いです。

それと機能動作中のSmartPhoneの画面が点きっぱなしになるのもちょっと・・・

細かいことを言えば、相手側正面からなんとなく緑の光が漏れ見えるのです。

なんか物珍しい物を使っていることが丸ばれなわけです。これもスマートじゃないです。スマートグラスなのに。

でも、十分に未来感があるわけです。

アプリの問題は近いうちに改修されるかと思いますので もっと使いやすくなることは十分に想像できます。なんか、こんなとがったデバイスを試してみたという人が WEBを探してもほとんどいないということのほうが驚きなわけです。

 

今のところセール中の割引もあって US$349と5万円弱ですが

実はなのですが 右下にLiveChatというアイコンがあって ちょっと質問と思って押してみると いきなりあいさつ文に割引クーポンが表示されます。

なので US$20引きで US$329と4万円だよねと言い張れる値段になるわけです。(終わっていたらごめんなさい)

他のベンダーさんも売っていますが じつは公式から買うと矯正用のメガネフレームとサングラスフレームが同梱されたセットなので この二つでUS$40ぐらいしますので それ以上に安くないと公式から買った方が送料も無料でお得になりますのでお勧めです。

ちなみに、RGBさん所見ましたと言ってもらうと 「ああそうですか」と返事が来る程度なので あまりお勧めはしません。

すこし、目の前に未来を見てみたい人なら お試しください。

ちなみに、矯正用レンズはサンメガさんで 追加料金なしで対応してもらったので5千円でおつりが来ましたので追記しときます。

ブルーライトカット液晶

会社の女の子の携帯電話を見ていると 少し黄色めの色で「ブルーライトカットモードを使っているのかな?」と思ったわけですが 端末が古いのか、それとも安めの液晶の端末なのかかなり黄色みが強い画面でした。

最近のモデルでは、割と意識させないレベルのもので カットされているものも出てきています。

ブルーライトに関しては 個人的にはブラウン管に比べたらはるかにましだろうと思うのですが(電子銃で人に向けて発射しているわけですから漏れたやつぐらい目にも届くよねって思うと)今の子たちは液晶世代なので 昔の話をしてもどうにもならず生暖かい目で見守っているわけですが・・・

 

「おしっこ液晶」って言葉を知っているでしょうか?

ほとんど知られていない死語なのですが、これはSmartPhone創世期ごろに 使われたスラングなのですが 数千円のタブレットや「山寨機」と呼ばれたノーブランドの携帯電話(考えたら凄いことですよね メーカー名すらない携帯電話が横行してたんですから)などで見られたのですが きわめて品質の悪い液晶画面の総称でした。

 

安い液晶画面というのは決して解像度が劣っているとかではなく、単に品質が悪いもののことで スペックを上げるために液晶そのものの表示解像度は上げてはみたがそれだとコストが高くなるのでそれ以外の部品を低価格に抑えたことによる画質の劣化で

偏光板やフィルター、保護フィルムなどの品質の低下で透過率が悪い透明度の低いものを使うし 液晶マスクも安い偏光板に合わせると境界で虹色のジッターが出るので穴を小さめにして暗くなっているとか、そもそもバックライトに使うLEDが安いので 当時の白色LEDの安いものの特徴で 輝度を明るくとると(これって オーバーチャージで寿命が極めて短い使い方でした)青色に傾くというもので 無理やりフィルターで青色を抑えて白っぽく見せているなどいろいろあったわけです。

画面全体が暗めで、汚れもあってなんとなくフォーカスの甘い全体的に黄色めの液晶となったわけです。

なので、「おしっこ」というスラングがあてられたわけです。

これが一流メーカーのものだと、白がクリアで美しい画面だったわけですが 今となってはそんな質の悪い液晶画面の端末を探すことが難しいわけです。

 

で、なのですが 画面が全体的にうっすら黄色い液晶を見るとなんとなく貧乏くさいイメージが強いのですが 前述のブルーライトカットの液晶を見て思い出してしまいました。

青を抑えるあまり 全体的に暗めで黄色側に寄った色の液晶画面なのです。

私の持っているSmartPhoneにも そういったモードはあるのですが 実際のところ使ったことはありません。どうにも色味が気に入らないと思っていたわけですが もしかしたら無意識に貧乏くさいと思っていたので敬遠していたのかもしれません。

歴史は繰り返すといいますが まあ、誰も知らない歴史だから繰り返してもひっそりと気が付かれないんでしょうね・・・・

Mi Mixを手に入れた

何度か書いているが、Xiomiの中でもMIXというブランドのSmartPhoneは特別だ。

いつもその時期の新しいチャレンジを投入した端末で Xaiomiの実験場ともいえる端末だ。

最近では ブランド分けしすぎて無印Xiaomi端末シリーズが 最も性能を追い求めたモデルになったために影が薄くはなっているのですが・・・・

 

現在使っているMIX端末はMix4と呼ばれている 当初は最後のMIXと呼ばれた端末である。

Snapdragon 888+と呼ばれる 発売当初はこの端末専用と言われたCPUを搭載した端末でペリスコープ型と言われる 薄型のズームレンズを搭載し ほとんど発見できない画面下カメラを搭載した意欲作である。

だが、前述通りスペックが無印Xiomi端末で追い続けているスタイルになったので意味があるのかという風潮で消え去る運命かと思われていたのだが Samsunが折り畳み端末を発売したことによって息を吹き返すこととなった。

MIXはMIX FOLDというシリーズとして復活したのだ。

まあ、時系列でいうと Mix FoldとMix4との発売時期は微妙なタイミングではあるのですが・・・・・

 

初代Mix Foldはとりあえずで発売した感がありました。

Samsun含め今に至っても どのサイズが最適かという回答を誰も得られてないからです。

どうしても二つ折りにする手前 厚みや重さが通常のバータイプに対して重くなってしまうし 折りたたんだ際の使い勝手などの問題とどうしても稼働部品が多いことから衝撃に対する対策などもあります。また、今までの端末価格の比較では異常ともいえるほどの高価なラインナップということで メーカーによって操作性のために細くしたり 逆に折りたたみながらの大画面と大きくしたりと各メーカーが試行錯誤を繰り返しているわけです。

すでにSamsungは5世代目のFoldを発売し 一定のSamsungとしての指針を示していますが他メーカーはなかなかのようです。

 

で、私が手に入れたのは Mix Foldの二代目となる Mix Fold2という端末です。

実はすでに3世代目が登場しているのですが 機能面での制約となんといっても発売以来の台数が少ないようでどうしても価格的にも高くて手が出ないという事情が大きな問題であったわけなのですが・・・・・

とりあえず最も大きな問題は 日本語の問題と中国サーバー中心の設計です。

日本語は設定画面が一部中国語やほとんど英語でもいいというなら 簡単なADBコマンドで何とかなりますが、Google系のアプリや PalyStoreからダウンロードされたアプリに最適化されていない。

強引に標準のアプリを変えられるなどの問題は解決できません。

Mix4では中古で買った端末がEU-ROM(有志による 非公式Global ROM)だったので問題がなかったのですが 純正ROMのFold2ではその問題は顕著です。

Googleのサービスがすべてありません。なので設定項目にもGoogleの文字は全く出てきません。

Androidのホーム画面の左側にある Googleニュースとかも存在しませんし Googleの検索画面もホーム画面に追加することができないのです。

日本語入力も再起動のたびに中国語入力になりますし・・・・

もちろん、Rootをとって書き換えるという方法もありますが それは最後の手段というわけなのです。

 

で、なのですが Telegramをベースに活動されている Elete ROMというXiaomi中心のカスタマイズROMが私の知っている範疇では 唯一のカスタムROMかと思うのでそちらを利用することにしました。

今のところ Hyper OSになる前のMIUI14だったこともありBootloader Unlockが日本のアカウントでも申請できるので 申請して1週間待ってUnlockeして PaypayでUS$9のコーヒー代をお支払いして ダウンロードさせてもらったわけです。

 

Elite ROMですが 残念ながら日本語のロケールが入ってなかったので ADBコマンドで入力することに。

当然ながらSettingは英語なのですが(一部日本語)Googleサービスも 最初からPlayStoreが入っています。

設定にも ホーム画面の左画面のキャリアや検索ボックスをXiaomi指定でないものに変えることもできるようになります(当然ですが 切り替える前に Googleアプリや Googleニュースをインストールしておくことが必要です。

ほかにも結構いっぱい機能がついています。

 

話がそれましたが Fold2の話です。

とにかく、画面を開いたら薄いです。

もう、Type-Cのコネクターの厚みぐらいしかありません。

で秀逸なのは 折りたたんだ時ですが、全く普通のSmartPhoneだといえば信じるぐらいの操作感です。

Sonyとかの縦長端末のほんの少し分厚いぐらいの感覚で使えます。

重さも、300gは無いので Tabletとすれば軽いほうというイメージとなります。

片手操作ができるぎりぎりのラインを狙ってきています。

広げれば8インチクラスなので 縦横比の関係で動画再生では 大画面スマホ+アルファ程度ですが テキストを読んだりの事務作業、WEBの閲覧や電子書籍の閲覧に関しては 正方形に近いこの縦横比は非常に見やすいものとなります。

画面は 明るめで、以前Galaxy Fold3を使っていた時に比べて明るく見えますし 何より折りたたんだ状態での操作感が 二つ折り携帯というのはこんなものだというあきらめのようなものを感じずに済みます。

Moto Razer 40 Ultraも小型ながら折りたたんでもそのまま使えるという利点がありますが、こちらは折りたたんだ状態が普通と言ってもよい出来です。

 

とりあえず、ROMの書き換えというか Bootloader Unlockが申請から1週間かかるので その待ち時間があって書き換えたばかりなので 偽中国版を少し使ってみようかなという端末となりました。