折りたたみ端末の熟成

最近は基本的に折りたたみ端末を使っています。

特にがっつり使おうと思っていなかった Xiomi MIX Fold2ですが、私的ビルドを提供いただいている方がいて Elite ROMを入れてみたら Globalモドキともいえる機能が提供されることからがっつりメイン機として使っています。

 

Mix Fold2は何がいいかというと Mixを関するフラッグシップというか実験的新技術を搭載した端末であり かなり幅の広い電波帯の対応とその時々で最新ともいえる尖った機能を満載している点はそれが空回りだったとしても それだけでご飯が食べれそうなぐらい好きな端末です。

Fold2はとにかく同時期の端末の中では薄さに特徴があり 折り畳みだと言わない限り普通の人にはそう認識されないレベルの薄さと Sonyの端末のように大画面ながら使いやすくするための縦長の画面は手が大きめの私だからかもしれませんが 片手で持ってほとんどの操作ができるという利点があり 私も折りたたみ端末だと忘れるぐらいの使い方をしていたりもします。

利点を限り生かすためにも 最近はデフォルトとなるカーボンアラミドのケースを付けて使っているのでケースを付けてもほとんど厚みを意識することもありませんし 重さも画面の大きいハイエンドはこれぐらいだよねって重さです。

カメラが素晴らしいLenovoの鈍器端末と比較しても・・・・これは余分でしたっけ。

なんとか、Mix Fold3にアップグレードしてみたいと Ebayなどを漁っていると 以外に障害端末が多い。

昔のGalaxy Fold程ではないにしても 微妙な状況の端末が多い。

また、VIVOから超軽量の Vivo X Fold3なんかが出てくると 機能的にも型遅れな気がしなくもないわけです。

カメラはいいんだけど、評判もあまりよくないし・・・・と物色する日が続いていたわけです。

 

で、手に入れたのが何故か Oppo Find N3という端末。

カメラ部分ははるかに大きく出っ張るわけですが 厚さはFold2並みという中々にコンパクトな端末で Fold3とおなじ Snapdragon 8 Gen2とスペックもそれなりで 最小スペックでもストレージが512なので はずれが少ないという利点があったわけです。

気持ち、画面が小さくなるのは気持ち的に後退要因ですが まあ誤差の範囲なので。

で、到着してまずよかったことは デフォルトで日本語を指定できることです。

Google Serviceを有効にできるチェックボックスがありあとはAPKをインストールするだけの簡単操作でGoogleアプリも使えます。

機種以降の人は Googleサービスを有効にして バックアップからレストアすれば黙っていてもインストールされるのでそこの手間は意識することすらないわけです。

あとは、いらなさそうなアプリを消せば出来上がりの簡単設定なのでもいいです。

勿論、Googleの音声操作や、ホーム画面の左側にあるGoogle Discover が使えない点などはマイナスポイントですがそれぐらい。

DUAL SIMが1枚e-simなのもあれですが まあそれぐらいなら・・・・

 

で、到着してみてなのですが

最初はおっきいという印象でしたが 付属していたケースの問題で取ってしまえば 驚くほどに普通の端末です。それも折りたたみなしの。

個人的にあまり好きではないのですが 折りたたんだ画面のサブディスプレイの四隅が丸め処理をされているだけで ここから広げられそうに見えないという効果が抜群にあります。

ほんのわずかなのですが、画面サイズの縦横比が縦方向に縮んでいて それもこの端末を普通のSmartPhoneですよと主張させるのに一役買っています。

もう、広げなくてもいいんじゃない?と言いたげな作りとなっています。

重さも、ほぼFold2と同じで こういうもんだと言えば普及版の端末に比べたらハイエンドは重いよねって感じです。

本当に普通に見えることに技術とデザインの凄さを感じるわけです。

 

また裏返しても、ガラスパネルの背面は落ち着いた深みのあるデザインで デザインの為に厚みが少し増えちゃいましたと言わんばかりの透過感を持ったのは私だけではないはずです(本当は このガラスも薄くて厚みを削るのには無茶苦茶頑張ったんでしょうが そうは見えない主張をするのがいい!)

勿論カメラも と言っても カメラの性能をどうこう言えるほどに詳しくはないのですが 折りたたみ端末はその構造上全体が薄くなって カメラに我慢させるので ヒンジの構造部を避けるために 外側にオフセットする必要があるわけですが まるで普通のSmartPhoneのように真ん丸な3眼カメラの土台を用意して ヒンジ近くまでのOPPOのカメラを強化した端末と同じデザインを踏襲して 両端ぎりぎりに見えるような大きな円形パーツをデザインしているわけです。

勿論、この円形のデザインの張出しも多くてもう少し何とかと思わなくもないですがOPPOのイメージをよく表すデザインは 中々にいいわけです。

カメラのセンサーに関しては このクラスは殆どSonyのセンサーで横並びで各社各様のインターフェースと画像処理能力の差となるわけですが ペリスコープタイプのズームレンズはFOLD3もしくは Find N3だけの装備で、バッジだけでも Fold2のLEICAに対してハッセルブラッドのブランド名は負けていません。

前述のデザインだけであれば 明らかにFOLD2のカメラユニットは普及機のデザインでFind N3のそれはハイエンドって感じなのでこの差は大きいわけですが・・・

まあ、画質で評価しろよって言われそうですが 唯一分かったのは光学ズームを使った 画像処理ではないボケの表現は より自然な処理となっていることだけは付け加えましょう。

スペックだけでみれば かなり明るめのレンズがどのカメラでもついているので 期待はできるだろうとは思えます。

 

そして 開いたメイン画面ですが 家電量販店で見るどの折りたたみ端末よりも開き切った時の折り目が目立ちません。

勿論、手で触れば凹みが分かるわけですが、触らないともうわかりませんよねという感じですし あまり他の人が言ってないので訴えたいのですが 折りたたんだ状態から90度を超えて開いて止めた時、(MIX Fold2は途中で止めれなくて開くか閉じるかだけ)画面のつながりが凄くなだらかで 変なことを言うようですが ちゃんとこのディスプレイはつながって動いていると分かるというか 視野角が広いので少し曲がった状態の違和感がないわけです。まあ、感覚的には曲がっているんだけどまっすぐという感じの気持ち悪さがあるってのが 凄い点なのです。

解像度が高くて輝度が少し上がっているのも その画面のイメージを押し上げているのでしょう。

 

わずか2年ほどですが デザインも技術も進んで 大半は折りたたんだ状態で使うということがすでに分かっていて だから折りたたんだ状態での快適性と 広げて見せたい時の見せ方というものを十分に意識した進歩しているわけです。

勿論、耐久性などを考えると 未だにこの曲がる表示は必ずしも最適ではないと思いますし なにより価格が2~3年で使いつぶすには抵抗のある価格に至っているので 問題は多いわけですが それでも、こういう時代が近づいているんだなという ことは感じさせられました。