話をしていたら 知らないという人がいてて・・・・
そんなことは無いだろうと あちこちに聞いて回ったら 本当に全員知らなかったらしいので書くのですが・・・・
一般家庭でテレビの配線なのですが 基本的に壁のコンセントに各部屋に出ていたりします。
一回と二階で 二部屋づつとか・・・・
これはアンテナから来た同軸線を 「分配器」という機器で分配して二股とかに分けているわけです。
最近、コンピューターにチューナーカードを付けたり ビデオなどを増設したときに着けたりする人もいるでしょう。
ビデオにテレビのアンテナ線を挿して、そこからテレビのアンテナを取ったら画面が汚くなったという人もアナログ時代にはいたと思いますが これは 一つを二つに分けたので電波の量が減ってしまったという事になるわけです。
テレビの電波は電気信号です。
電気信号なのでいつものように水に例えますが 空を電波として飛んできた霧吹きで細かくされた水が空を飛んでいるのを 大きな内輪のようなもので集めて ホースをつないだものがアンテナです。
細かい粒の水も集めるとちゃんとストローのような配管を通る水になります。
その水を配管を通して各部屋に送るわけですが 途中で二つとか四つとかに分岐のホースをつないで各部屋に割ったわけです。
水なら分けたところで各部屋に蛇口が付いていて閉めておけばこぼれないわけですが 残念ながらここを通ってくるのは集められた電波という名前の電気です。
各部屋のコンセントについている テレビアンテナ用のコネクターは蛇口の付いていないような配管のようなもの(実際は水の量が少ないのでだばーっと漏れることは無いのですが)で 各部屋ではそのコネクターから 少しづつ漏れてゆくわけです。
分岐しているからしょうがない・・・・という訳なのです。
一般的な家庭で 一戸建てであれば4~5か所ぐらいに既に分配されているので アンテナの性能以上に減衰しているわけです。
全く使わない部屋の配線のせいで 自分の見たい部屋の電波が減っているという事になってしまっているわけです。
でも、既に
「家の配線は済んでしまっているのでどうにも出来ないじゃないか」
と、いう事なのですが 少しだけなら改善する方法があります。
勿論、分電盤に行って 線を抜いて分配器を替えるという事が出来れば速いわけですが それも出来ないと思いますので・・・
秋葉原や日本橋なら普通に手に入るのですが 「終端抵抗」という物があります。
F型のコネクターの付いたタイプもあり 各部屋のコネクターの出口にこの端子を付けるだけでOKです。
例えばこんなやつ
- 出版社/メーカー: DXアンテナ
- 発売日: 2008/10/01
- メディア: エレクトロニクス
- クリック: 5回
- この商品を含むブログ (1件) を見る
他にも、BDレコーダーのアンテナ出力端子につけても効果がある場合もあります。
単純に 蛇口というか塞ぐための蓋を付けるだけなのですが それなりに効果があるわけです。
ブースターなどの手段もありますが 出力は足りているが 時折画面が崩れたりという本来の信号が小さすぎると増幅しても元通りにならない事もあります。
簡単で安い対策なので 試されてみてはと・・・・
私的には常識のつもりだったのですが 私の常識は世間の常識ではないと気が付いたので Blogのテーマとは(あるのか?)遠いのですが書いてみました。
written by HatenaSync