フィリップスヘッドフォンマラソン 第四回モニター SHQ4000編

到着して一週間!!
正直これに関しては時間が足りない・・・・
といった内容になることをお許しください。
と、いうのもほかのものと違い 部屋の中で聞いても意味がないかな?と思われるモデルです。

 
オレンジ色のボディーのタイプとなったのですが 正直おじさんには恥ずかしすぎるわけなのですが まっきいろの靴を履いていて恥ずかしいも何もあったもんじゃないのですが・・・
まあ、写真どおりかなりポップな感じの筐体です。
いままでと比較対象を変えて 音はともかくフィット感を
一つはBluetoot ヘッドフォンでMotorola S9(旧)

もう一つは Sony MDR-AS50Gというもの

スポーツモデルとして意識しているというなら評価はほかのヘッドフォンと同じラインでは述べることが出来ないと思う。
一つは外音の問題
ヘッドフォンを音で語るなら絶対に避けて通れないのは外音の問題。
写真を見るのに夏の直射日光下で比較しないのと同様 周りの環境がそのものの評価を大きく変えてしまいます。
せっかく良い音を出しても外のノイズが入ればかき消されたり混ざったりして 必ずしも良い評価とはなりません。
故に本来遮音性は高音質の条件でもあるわけです。
しかし、スポーツヘッドフォンでは遮音性の高さは必ずしも利点にはなりません、というか遮音性が高い事がマイナス評価になるわけです。
体を動かしているわけですから 色々な運動をしているわけです。
例えば表を走っているとなれば 周りには車もいれば自転車もいる。警告音も聞こえない状態で走っていてぶつかったと言えばシャレにならないわけです。
もちろん、周りの声も聞こえる必要があるわけです。
その条件を満たしたうえで音質の議論に入ると 「究極」を求める方向でなく「バランス」を求める方向にベクトルが向いたものです。
それを前提にすると 単純に音がどうとかいうだけの評価はナンセンスなのである。
 
では、付けてみるのですが 正直なところ装着感だけでいうなら Sony MDR-AS50Gに軍配が上がるといえよう。
これは写真で見てもらえばわかるとおり くるくると丸まるような柔らかいボディでインナーイヤーモデルにガイドが付いたような状況でネックバンドの部分は 抜け止めのようなイメージの商品で 故に耳に邪魔にならない装着感です。
それに対してMotorola S9はどうだろう?というのが実際のところ。
私は良いのですが そうでない場合というのはほかの方につけていただいた時に 全く合わないという人がいるのです。
アーム全体で後頭部を巻き込んで押さえているのですが 人によっては頭の形の違い(多くは頭が小さくて つまり女性に多い)で後ろが浮いてしまうわけです。
それに対して このフィリップス SHQ4000は非常に面白いアプローチを行っています。
皆さんメガネをご存じだと思うのですが、これは耳に掛けるだけで実は留まっているのではないのです。
耳の後ろの頭蓋骨の骨が表面に出ている部分(もちろん皮はありますが肉の無い部分)をメガネのツルが押さえているのです。
このヘッドフォンも同様で首の後ろを廻すことで頭を抱えているように見えて実はこの骨の部分を抑えるためのばねの部分となっていてそこから耳までの押さえをかけてイヤーピース部を耳に導いているわけです。
故に比較的ばねの強い筐体ながら 耳への圧迫感が強すぎず比較的快適な付け心地となるわけです。
 
では、動いてみましょう。
これに関しては、SHQ4000が一番良い装着感あると思われます。
Sony MDR-AS50Gに軍配が上がると言っておいてなんだと思うかもしれませんが 結構動くと私だけかもしれませんが 結構ずれます。
これは装着感を増すために、イアーピース部が回転するように作られていて それが非常に高い装着感と音の調整をさせてくれるわけですがそれ故に振動で微妙にずれるのです。
それに対してフィリップス SHQ4000は骨の部分で押さえていて イヤーピースに導いているので ずれに関してはほとんど起きません。
基本的に個人の感覚でという事なのですが・・・・
ただ、ケーブルに関しては 他のヘッドフォンでもそうなのですが どうしてもこすれ音をフィリップスのヘッドフォンは拾う傾向があります。
線の素材の問題もあると思いますし 絡まりにくいという利点はあるもののどうしても探せというのならけっとんとなるでしょう。
 
それでも音は問題なのですが
まず、基本的に装着すると遮音性が意外に高いのです。
それでありながら けっこう人の話す音は聞こえるようになっています。
そのあたりの周波数のぬけの良い構造となっているのでしょう。
音楽を流して尚 外の人の話が聞けるあたりは結構面白い感覚です。
そして、Sonyのヘッドフォンとの比較で見ていただける通り いつもとは逆でドライバー部の直径がどのモデルより大きくなっています。
そのせいなのかセッティングの問題なのか 今までのフィリップスのヘッドフォンとは全然異なる音作りとなっています。
フィリップスのヘッドフォンはイコライザーで1〜2レベル上げているかのように低音がどのモデルも強調されているのですが これはそれがありません。
非常にリニアな感じで 音が再現されます。
フィリップスの音に慣れているなら 少し物足りなさを感じるかもしれませんが Sonyの音に慣れているなら耳慣れた設定という感じなのです。
故にボリュームの上下が 結構感じられた今までと違い 変えても急激に大きくなったりしにくく感じます。
恐らく低音が響けばほかの音が聞こえなくなり没頭しやすいのですが そうならないように考えられているのだろうと思います。
どの音楽・・・・というジャンルを今回は意識させられることはありません。
唯一言えばクラッシックの 管楽器のソロなどは苦手なんじゃないだろうか?というイメージです。
もっとも、スポーツしながら聞くようなものではないとは思います。
 
実はそれでも気になることが一つ
意外に気にならなかったのが風切音です。
と書けば利点となるわけですが、それがその周波数域の外音がどうも聞こえにくいようなのです。
耳に付けているヘッドフォンが発生させる風切音は不快音ですが、風そのものが流れる音は聞こえないと運動中には困ることもあるのです。例えば息遣いなども含めてです。
そのあたりはチューニングの問題ですが、そういった運動をする人には そのあたりは意識して使ってもらいたいと思っています。
逆に、このモデルをぜひ使ってもらいたいと思うのがスポーツジムなどでの運動。
周りを気にせず マシンに向かっているとき。
それでも人の声だけが聞こえるという条件は 恐らく非常に快適なものだと思えます(試せなかったのが悔しい)
コードを途中で服にクリップすることのできるクリップや、ヘッドフォンを収納するチープながらポップなバッグは明らかにそういったものを意識していると感じさせられます。
むろん、普段使いも快適で ディバッグを背負って颯爽と通勤している人なんかにもずれにくいヘッドフォンとして利用するのも良いでしょう。デザイン的にもマッチしたものとなるでしょう。
 
今までのものとあまりにも違うわけですが、デザインで選べば運動しない人でも十分に使えます。
特にヘッドフォンがずれやすいという人なら選択しに入ると思います。
私はメガネをかけていますが、メガネをかけていても普通に出来ました。
メガネをかけたままできるイヤーオーバーなタイプは少ないのですがこれは可能なタイプです(メガネにはよりますが・・・)
コードも背中側に回るようなガイドが付いていて 前に垂れてきたりもしないわけです。
冬場に分厚いダウンジャケット等を着込んでケーブルを中に回して使う時など 外してコードをさばくのに困ったりという理由があってインナイヤータイプが使えない人も このタイプなら安心できます。
これなら後ろに回るだけなので髪型が乱れる心配は少ないのです。
色々な使い方を考えたときに 出てくるタイプの物かと思うわけなのですが・・・・
 
総合評価としては
「着け心地」  ★★★★☆
「音質」    ★★★☆☆
つけ心地の部分には動いても外れない、という部分が利点となります。音に関してはかなりレベルは高いと思うのですが外音も良く入るので 気の毒ですが少し減点気味です・・・

尚、フィリップスのサイトはこちらとなっておりますので 商品情報はこちらから。
http://www.japan.philips.co.jp/?utm_source=blogger&utm_medium=blog&utm_campaign=blogmarathon

技術の進歩って・・・・

PCの世界は停滞しているように思えます。
私の会社にいるPCは5年前の物でも3Gに近い周波数のCPUです。
実際のところ速いとはとても言えませんが 実感上現在の普及機のCore2Duoの2.4GぐらいのCPUでクロックは同等程度とデュアルコアになったものの速くなったのか疑問なところもあります。
ベンチマーク上は速いのですが、実際使ってみるとソフトウエアの豪華装備などで負荷が重くなっていることもありその当時のWordやExcelを使っていると そうそう遅くも感じないわけです。
勿論、予測変換もなければ 動的にビューが出たりもしないわけなのですが。
実際に恐らくWindowsXPを入れてみれば体感できるのでしょうが そうでないので解らないのだとは思います。
 
そんな時に 現在1台のサーバーを入れ替えるべくテストを行っています。
元々は Pentium4ベースのXeon 3.2GのPCサーバーのDBを現行のものに移し替えるという作業です。
今回のサーバーは特に速いものではないのですが 現行Xeonの6コア3Gのものとクロック的には少し落ちていますが 6台分の速度という事となります。
DBサーバーとして使う上で メモリーは重要なファクターですが Windows2000の頃のサーバーですのでメモリーは2G搭載だったのです。
それが今回のものは24Gまで搭載しており 当然OSも64Bitのものとなっています。
DBのサイズは無駄なものがてんこ盛り(笑 でテンポラリーまで含めて9Gぐらいのサイズです。(エクスポートしたテキストでのサイズ)
これを一括で条件立てて更新するSQLを複数回実行して 実業務に近い環境を作ってのテストを行いました。
 
当然古いしいステムで実行すると10数分で結果の返ってくる 営業時間にはとても実行できないヘビーな処理でした。
で、新しいサーバーで実行すると その回答までの時間は僅か7秒でした。
当然、数回実行してキャッシュの効果が確認できる状況での話なので 一概に速度比較というのは正しくはないのですがその時間で実行できたという事実は変わりません。
具体的な結果でいえば、読みだされたDBは一時的にメモリー上にキャッシュとして置かれているものに対して処理が実行されたと推測され メモリー上での処理であれば驚くほど速くなったはずです。
モリーの量から考えても、DBすべてがキャッシュに入ってもおかしくない量だからです。
実業務に移ったとしても、常時更新されるマスター類も 近々のデータなどは間違いなくキャッシュされているわけで それらの処理にかかる次回というのは 秒かかるかかからないかのものときっとなることでしょう。
 
じゃあ、コンピューターが速くなったのか?というと 実はCPUよりメモリーの効果が大きかったのでは??という側面もありますが 基本的に外部記憶装置やメモリーへのアクセス速度が速くなったことも効果を高めているはずです。
もし、このサーバーを入れ替えたら この処理に関しては・・・と楽しみなところではあるわけですが
実際のところこの5年程でやはり 大きく進歩しているのだと感じることが出来た部分です。
一つは技術の問題。
もう一つは、価格の問題で 恐らくどうしてもと言えばその当時も24Gのメモリーを搭載した機器をそろえることが出来たのだとは思いますが 現在のサーバー価格は5年前のそれと同等だという事も大きなポイントです。
知らないうちにというか 知っていたはずなのに 進歩から関係ないと目をそらしていたのかもしれません。