ブルーライトカット液晶

会社の女の子の携帯電話を見ていると 少し黄色めの色で「ブルーライトカットモードを使っているのかな?」と思ったわけですが 端末が古いのか、それとも安めの液晶の端末なのかかなり黄色みが強い画面でした。

最近のモデルでは、割と意識させないレベルのもので カットされているものも出てきています。

ブルーライトに関しては 個人的にはブラウン管に比べたらはるかにましだろうと思うのですが(電子銃で人に向けて発射しているわけですから漏れたやつぐらい目にも届くよねって思うと)今の子たちは液晶世代なので 昔の話をしてもどうにもならず生暖かい目で見守っているわけですが・・・

 

「おしっこ液晶」って言葉を知っているでしょうか?

ほとんど知られていない死語なのですが、これはSmartPhone創世期ごろに 使われたスラングなのですが 数千円のタブレットや「山寨機」と呼ばれたノーブランドの携帯電話(考えたら凄いことですよね メーカー名すらない携帯電話が横行してたんですから)などで見られたのですが きわめて品質の悪い液晶画面の総称でした。

 

安い液晶画面というのは決して解像度が劣っているとかではなく、単に品質が悪いもののことで スペックを上げるために液晶そのものの表示解像度は上げてはみたがそれだとコストが高くなるのでそれ以外の部品を低価格に抑えたことによる画質の劣化で

偏光板やフィルター、保護フィルムなどの品質の低下で透過率が悪い透明度の低いものを使うし 液晶マスクも安い偏光板に合わせると境界で虹色のジッターが出るので穴を小さめにして暗くなっているとか、そもそもバックライトに使うLEDが安いので 当時の白色LEDの安いものの特徴で 輝度を明るくとると(これって オーバーチャージで寿命が極めて短い使い方でした)青色に傾くというもので 無理やりフィルターで青色を抑えて白っぽく見せているなどいろいろあったわけです。

画面全体が暗めで、汚れもあってなんとなくフォーカスの甘い全体的に黄色めの液晶となったわけです。

なので、「おしっこ」というスラングがあてられたわけです。

これが一流メーカーのものだと、白がクリアで美しい画面だったわけですが 今となってはそんな質の悪い液晶画面の端末を探すことが難しいわけです。

 

で、なのですが 画面が全体的にうっすら黄色い液晶を見るとなんとなく貧乏くさいイメージが強いのですが 前述のブルーライトカットの液晶を見て思い出してしまいました。

青を抑えるあまり 全体的に暗めで黄色側に寄った色の液晶画面なのです。

私の持っているSmartPhoneにも そういったモードはあるのですが 実際のところ使ったことはありません。どうにも色味が気に入らないと思っていたわけですが もしかしたら無意識に貧乏くさいと思っていたので敬遠していたのかもしれません。

歴史は繰り返すといいますが まあ、誰も知らない歴史だから繰り返してもひっそりと気が付かれないんでしょうね・・・・