泥棒防止??

最近、BLOGのコメントなどを打つときに 画面に出た記号を手で入力しないと駄目なものが出てきています。
これは、機械的SPAMコメントを送り込む技術が進化したためにそういった被害を受けないような技術です。
私のところも恐らくログインせずにコメントをつけようとするとそうなるかと思うのですが・・・
 
先日来社会問題として話題になっているのが、書店でのデジタル盗難というやつ。
携帯電話などのカメラの性能が良くなり、画面を写真にとって持って帰って読んだり出来るというものです。
私たちの世代には、スパイが書類を偽装された小さなカメラで撮影し マイクロフィルムとして髪の毛などに隠して逃亡劇を繰り広げるスパイ映画が頭に浮かぶのですが、完全に現実の世界になっているわけです。
その当時には、夢の技術だったものが民間のそれも一般の人にまで降りてきたのは単純に技術の進歩を喜んでよいのか悲しむべきなのか・・・・
まあ、書籍離れが進んでいるということであれば過渡期の問題とも言えなくも無いのですが・・・
 
最近の携帯電話
私のものでも300万画素のカメラにオートフォーカスとなっており、2Gのメモリーカードまで使えます。
JPEGの圧縮で1枚あたりの画像サイズは数百キロ。
論理的には何千枚と撮影できるので、考えてみれば書籍一冊分の盗難は簡単。
書店では難しくても、図書館なら問題なく・・・・
そのうえOCRの技術があるので、そのままPCのテキストになれば二次利用も簡単です。
あんなカメラでと笑われるかもしれませんが、OCR機能が既に付いた携帯電話もあるのです。
使えないなんて事はありません。
ましてや処理速度の速いPCの世界では当たり前のように行われます。
 
文字の認識は全体の形と、線のベクトルの絶対値と角度を参考にされるようなのですが 故に致命的な弱点があります。
例えば伝票などが印刷されている紙に、PCで印刷をかけたらプリンタで紙が滑って 行を区分する横棒が字にかぶってしまうことがあります。
この伝票をOCRで読み取ると 恐ろしいほどエラーが多発します。
横棒一本増えたことにより、それもつながっているので 下手をすると文字の大きさすら判別できなくなります。
 
アメリカの通過で使われる「$」マークのように どの文字にも縦線が一本加わったフォントなんかがリリースされて OCRでテキスト化されない撮影されても大丈夫なフォントとかって販売されてもおかしくないですよね。
本屋で本を開いたら無軌道に角度のついた線が一文字ずつについている本だったらきっと嫌だろうな〜