NEC Luiを見てきました。

といっても、実際にはサーバーが駆動していなかったので電気の入る端末だけなので特別なにもできなかったわけなのですが・・・
 
Luiはホームサーバーの一種で、いまのところどのメーカーも同様にデジタルコンテンツの自宅内の頭いうつといったところでしょうか?
NECの他社と少し違う点は、クライアントとなる端末を用意したところでしょう。
もちろん、他社もそういったものを疎かにしているわけではなく、あるところはノートPCなどを端末にするスタイルで、あるところはゲーム機を端末にしています。
専用の端末を用意することで特別な設定もなく動作させるということは大きなポイントとなるのでしょうが そのためのコストがどう評価されるかというのが大きなポイントでしょう。
ただ、私が興味を持ったのは その端末がWindowsCEで動いているキーボード付きの携帯端末であるということ。

 
まずスペックから見てみると
画面 : 800x480 4.1インチ液晶
通信 : Wifiサポート
キーボード : QWERTY 59キー(画面タッチパネル)
外部端子 : USB2.0(100mA迄)、SDメモリーカード、CF Type2
サイズ : 142x80x22
重量 : 249g
バッテリー駆動時間 : 5.4時間
と結構モバイルデバイスよりのもので興味が惹かれるものです。
先に断わっておきますが、ポケットゲーム巣さんのところで書かれていた通りにアプリケーションのインストールはできません。
気になるのは当然サイズですがなんといっても軽くて、そして特筆すべき駆動時間です。
 
サイズは、以前にザウルスのの横型のものを初めて触った時のような感触です。
つまり、手に持った感じが思った以上に軽いということ。
一般的に言うSmartPhoneと同じ感じなのでしょうが 広い液晶とサイズが軽く感じさせるのでしょう。
大きなサイズはキーボードにも余裕を与えます。
 
まず電源を入れると、画面には何の変更もできませんよと 言われているように
大きなボタンが二つ。
ひとつはホストとなるPCをリモートでコントロールするためのボタン。
これはリモートデスクトップと同等のもののようで、試せなかったのですが動画や音でも通りそうな書き方です。
そしてもう一つは、ファイル転送のためのものでおそらくSDなどのメモリーカードからサーバーにファイルを転送したり逆に受けたりのメニューと思われます。
小さなボタンがそれ以外に三つ。
ひとつはInternetExprolerのもので、これは単体でWEBを見るためのもの。
その下が、げーむのもので ソリティアが単体で動くようになっています。
そして、その下に設定ボタンと続きます。
 
この端末をデスクトップのコンソールとして使った場合、バッテリーは5.4時間持つそうです(カタログスペック)
もし、24時間Wifiでネット接続できる環境にあるとすれば、いつでもポケットにデスクトップと言えますし 
動画も写真も表示可能だとすると、おそらくその操作に違和感を覚えることはないでしょう。
そくどは試せなかったのでわからないのですが、それさえ満たされていれば 本当にノートPCがいらないということもあり得るわけでしょう。
アプリケーションを動かすことも、動画を見ることも すべてデスクトップ同様に可能ならなのですが・・・・
 
簡単な操作で使える端末としては優秀なのでしょうが、どういった層の人がこれを買うのでしょう?
たとえば私が自宅にこのPcを持っていて、E-Mobileなモデムでアクセスポイントを作れば・・・
電源を入れればWifiの認証の時間がどれぐらいかわかりませんが、おおよそ3〜5秒で自宅のという意識は必要なくPCが駆動した状態になります。
アプリケーションに制限はなくPCの使えるアプリケーションデータはすべて使えています。
リモートで問題となる データを端末に落としたりする作業や デジカメのデータをサーバーにおいとくためのアプリケーションも付属しています。
デジカメ用のアップロードクライアントとしても利用できるわけです。
もちろん、多くのSmartPhoneにでもできることですが 問題は何の設定もなくかんたんに、今日つかい始めた人からできるという点でしょう。
これは非常に大きな利点なのですが 大きな問題点が一つ。
わたしがSmartPhoneを使っていたりする時にも、驚きの目で「そんなことができるんですね!!」といわれることもあるように
そんな使い方が可能であるという認識が驚くほど多くの人にないということ。宣伝が肝になる部分です。
Wifiルーターに関して言うならこれは専用機器が近い将来出るだろうということがあるのでスキルがいらないとすればなのですが。
 
実際に端末としてのできは正直もう少し何とかならないかという疑いがあるレベルです。
キーボードはフィルムキーといわれる種類のもので ボタンが独立してあるわけではなく 平面のビニールシートの下に押されて反応する電極があるだけで 押したときのへこみ感などが無いタイプで きーぼーどが 評価軸の多くになる人には論外といわれるものかもしれません。
私が気になるのは、このシートがデモ機だからかもしれませんがすでにゆるんできていたこと。
本体の軽さも相まって、もっくとして見ていたからそういった点が気になったのでしょう。
スライドもそういっためでみれば出来の悪いモックだと思って見ていたので より一層かもしれません。
そして、持ち歩きを考えればもう少し薄く仕上げなければ持ち運びに困るでしょう。
ただ、この軽さならUMPCとどっちをもつかといわれればこちらのほうが良いという人も現れることでしょう。
 
あまりにも話題としては埋もれた機械なのですが
さわれるちゃんすがあれば一度持って遊んでみてはと思ったりするわけなのですが・・・・いかがなものでしょう。