何度か書いているが、Xiomiの中でもMIXというブランドのSmartPhoneは特別だ。
いつもその時期の新しいチャレンジを投入した端末で Xaiomiの実験場ともいえる端末だ。
最近では ブランド分けしすぎて無印Xiaomi端末シリーズが 最も性能を追い求めたモデルになったために影が薄くはなっているのですが・・・・
現在使っているMIX端末はMix4と呼ばれている 当初は最後のMIXと呼ばれた端末である。
Snapdragon 888+と呼ばれる 発売当初はこの端末専用と言われたCPUを搭載した端末でペリスコープ型と言われる 薄型のズームレンズを搭載し ほとんど発見できない画面下カメラを搭載した意欲作である。
だが、前述通りスペックが無印Xiomi端末で追い続けているスタイルになったので意味があるのかという風潮で消え去る運命かと思われていたのだが Samsunが折り畳み端末を発売したことによって息を吹き返すこととなった。
MIXはMIX FOLDというシリーズとして復活したのだ。
まあ、時系列でいうと Mix FoldとMix4との発売時期は微妙なタイミングではあるのですが・・・・・
初代Mix Foldはとりあえずで発売した感がありました。
Samsun含め今に至っても どのサイズが最適かという回答を誰も得られてないからです。
どうしても二つ折りにする手前 厚みや重さが通常のバータイプに対して重くなってしまうし 折りたたんだ際の使い勝手などの問題とどうしても稼働部品が多いことから衝撃に対する対策などもあります。また、今までの端末価格の比較では異常ともいえるほどの高価なラインナップということで メーカーによって操作性のために細くしたり 逆に折りたたみながらの大画面と大きくしたりと各メーカーが試行錯誤を繰り返しているわけです。
すでにSamsungは5世代目のFoldを発売し 一定のSamsungとしての指針を示していますが他メーカーはなかなかのようです。
で、私が手に入れたのは Mix Foldの二代目となる Mix Fold2という端末です。
実はすでに3世代目が登場しているのですが 機能面での制約となんといっても発売以来の台数が少ないようでどうしても価格的にも高くて手が出ないという事情が大きな問題であったわけなのですが・・・・・
とりあえず最も大きな問題は 日本語の問題と中国サーバー中心の設計です。
日本語は設定画面が一部中国語やほとんど英語でもいいというなら 簡単なADBコマンドで何とかなりますが、Google系のアプリや PalyStoreからダウンロードされたアプリに最適化されていない。
強引に標準のアプリを変えられるなどの問題は解決できません。
Mix4では中古で買った端末がEU-ROM(有志による 非公式Global ROM)だったので問題がなかったのですが 純正ROMのFold2ではその問題は顕著です。
Googleのサービスがすべてありません。なので設定項目にもGoogleの文字は全く出てきません。
Androidのホーム画面の左側にある Googleニュースとかも存在しませんし Googleの検索画面もホーム画面に追加することができないのです。
日本語入力も再起動のたびに中国語入力になりますし・・・・
もちろん、Rootをとって書き換えるという方法もありますが それは最後の手段というわけなのです。
で、なのですが Telegramをベースに活動されている Elete ROMというXiaomi中心のカスタマイズROMが私の知っている範疇では 唯一のカスタムROMかと思うのでそちらを利用することにしました。
今のところ Hyper OSになる前のMIUI14だったこともありBootloader Unlockが日本のアカウントでも申請できるので 申請して1週間待ってUnlockeして PaypayでUS$9のコーヒー代をお支払いして ダウンロードさせてもらったわけです。
Elite ROMですが 残念ながら日本語のロケールが入ってなかったので ADBコマンドで入力することに。
当然ながらSettingは英語なのですが(一部日本語)Googleサービスも 最初からPlayStoreが入っています。
設定にも ホーム画面の左画面のキャリアや検索ボックスをXiaomi指定でないものに変えることもできるようになります(当然ですが 切り替える前に Googleアプリや Googleニュースをインストールしておくことが必要です。
ほかにも結構いっぱい機能がついています。
話がそれましたが Fold2の話です。
とにかく、画面を開いたら薄いです。
もう、Type-Cのコネクターの厚みぐらいしかありません。
で秀逸なのは 折りたたんだ時ですが、全く普通のSmartPhoneだといえば信じるぐらいの操作感です。
Sonyとかの縦長端末のほんの少し分厚いぐらいの感覚で使えます。
重さも、300gは無いので Tabletとすれば軽いほうというイメージとなります。
片手操作ができるぎりぎりのラインを狙ってきています。
広げれば8インチクラスなので 縦横比の関係で動画再生では 大画面スマホ+アルファ程度ですが テキストを読んだりの事務作業、WEBの閲覧や電子書籍の閲覧に関しては 正方形に近いこの縦横比は非常に見やすいものとなります。
画面は 明るめで、以前Galaxy Fold3を使っていた時に比べて明るく見えますし 何より折りたたんだ状態での操作感が 二つ折り携帯というのはこんなものだというあきらめのようなものを感じずに済みます。
Moto Razer 40 Ultraも小型ながら折りたたんでもそのまま使えるという利点がありますが、こちらは折りたたんだ状態が普通と言ってもよい出来です。
とりあえず、ROMの書き換えというか Bootloader Unlockが申請から1週間かかるので その待ち時間があって書き換えたばかりなので 偽中国版を少し使ってみようかなという端末となりました。