Motorola Razr40 Ultraを購入した

Motorolaといえばなのですが 日本ではガラケーが花盛りだった時期に二つ折りの折り畳み携帯で世界的に有名なメーカーです。

独特の形状で 広げたときに完全に平らになるのではなく 通話口などがでつぱった形状をしていて折りたたんだ時にそこに綺麗に収まることで全体的な強度や デザイン性を生み出していた。

また、画面をタッチするのではない時代なので 数字キーが入力のメインだったので それも非常にクールなデザインで日本では通話できないものの購入し海外旅行用に使っていたのを思い出されます。

 

日本国内でも、SmartPhoneの販売時期になってからは、幾種類かの端末が登場し 中でも3D画面の端末など意欲的な端末を出したり Google規格のSmartWatchの発売なども行っていましたが 世界的な時流は安価な汎用端末に流れてゆき多くの欧米SmartPhoneメーカーと同様経営状態が悪化しており その後Googleのグループ会社となりGoogle社製端末となるNexusなども製造してはいたが 現在はLenovoの傘下に入る形となった。

恐らくというか もうかつての企業のプロジェクトを引き継ぐ人たちは残っていないのでしょうが 会社のイメージとしては スタートレックのコミュニケーター張りの二つ折り端末としてのイメージが強く私の中では残っている。

 

2022年に購入したRazr40の前のモデルがより昔の二つ折り携帯に近い形で発売されていたものの懐古趣味だけではなかなか手が出る値段出なかったのですが 今回香港にて実機を見る機会があり購入へと至ったわけだ。

購入時に、数種類グレードがあるのですがまるで 存在しないかのようにストレージ256Gモデルの扱いで 全ての話は512Gモデルに対するものだったのだがお財布が寂しいのでその空気のようなモデルを泣きながら買った。

一応、念のためだが香港で購入する時には 香港限定版と国際版が併売されていて 香港限定版の場合通信のバンドや言語設定が限定されるので比較的安いものの 他で使うなら国際版をお勧めする。

もちろん、私も国際版を購入した。

 

折り畳み端末は現在使っている Galaxy Fold3やもう使っていないGalaxy Flip4等があるが Fold3は重たくTabletに対するメリットがあまり感じられないものですが 8~9インチクラスの軽量タブレットを持ってない事からも使っている。

Flip4に関しては 正直不満がある。

折り畳み端末はどうしても 開くというひと手間が必要で 通知こそ小さなサブ画面で見れるものの SmartWatchを常用している身としてはそれと大して変わらない画面を見るだけならわざわざSmartPhoneを見る必要はないのだ。

アプリによっては・・・・って 違うアプリはダメってことですよねという事でもあるのだ。

ガラケーの頃はどうしてたっけ?って思えば よくよく贅沢になったものだ。

 

さて、Razr40 Ultraなのですが 非常に大きめのサブディスプレイを持っている。

といっても、しょせん折りたたんだ後の片面なので3.6インチといわゆるガラケーの大画面といったサイズではあるのだがその程度だ。

尚且つ、Galaxyでもそうなのだが そのパネル側にはどうしてもメインのカメラが配置されるので穴が二つあり全面を表示画面をとなると丸い穴が二つ空いた 液晶なり有機ELなりを用意する必要があり量産にあたるロットなどからも作りにくい部分ではあるが 個の端末はそれを実現しているのだ。

で、この液晶画面であるが基本的にどのアプリでも動作する。

正確にいうと ほぼ正方形の画面の為 多くの縦長に設計されたアプリでは画面表示がおかしくなったり入力用のキーボードを表示する場所が・・・・とか まあ制約が無いわけでもないがそれでも 殆どのアプリが動くというのは大きいのです。

 

ではサブ画面でどれだけのことができるのか?

例えば Mapの表示ができます。

何をばかなことをと言われそうですが MapのSmartPhoneの画面がそのまま表示されます。道案内中には上には矢印が出て地図上には動くべき軌跡も出ますし もちろん方角も表示されています。

電車に乗っている最中に乗換で 少し買い物したいから降りた駅で乗換える電車の発車時刻の 次の電車や次の次の電車の発車時刻の確認とかも折りたたんだままできます。

何より私の場合掌に隠れるサイズなので 握りこんでいれば 周りからSmartPhoneの道案内が無いと動けないおのぼりさん扱いされずに済むわけです。

もちろん キーボードが検索ボックス以外の画面全部を隠すことにはなりますが 検索もできますし 道案内を出して選ぶこともできるわけです。

同時に、Spotifyで音楽を聴いているときに 次の曲に送ったり戻したりはSmartWatchでもGalaxy Flipの画面でもできるわけですが Dairy Mix1のプレイリストが気に入らないときに プレイリストの切り替えとなるとRazr40 Ultraでとなるわけです。もちろん音楽アプリは YoutubeでもAmazon Musicでも同じことができます。

SNSはどうでしょう?

通知でFacebookにコメントをもらって コメントまでは見れたとして 本文なんだっけ?となった時も Facebookが開くのでその確認も その人の他の発言も見ることができるわけです。

画面が小さく入力には不自由ですが SmartPhoneで出来る殆どの事が端末を開かなくて出来るわけです。

これって、凄くないですか?

細かい気づかいなのですが 閉じたときと開いた時でボリュームボタンの方向が逆になるのです。どちらの状態でも上側はボリューム大で下側はボリューム小ってのも すごくよく出来ています。

 

 

では画面を開いたら、これは普通のSmartPhoneです。

普通っていうのはここでは誉め言葉で よく見ればわからないレベルではないのですが開いたときの折り目の部分の凹みが Galaxy Flip4と比べても少なく見えます。

黙ってこの端末を見せたときに 今まで何人かに聞いてみましたが折り畳み携帯だと発見されなかったレベルです。

「あっ、ほんとだ」って言ってもらったときの優越感を感じるわけです。

本当に、何の制約もない普通のSmartPhoneです。

 

もう一つ、思いのほかバッテリーの持ち時間が長いです。

これはベンチマークや動画再生時間の計測などではなく、普通に使っていての状態です。

ゆっくり座って さあ使うぞって時以外画面を開かない事が増えた事も大きなポイントだと思うのですが 画面が小さい分だけ消費電力が少ないのか バッテリーが長持ちします。

セッティングの問題もあると思うのですが Snapdragon8 Gen1というCPUなのですがどちらかというと爆熱系ですが これが思いのほか温度が上がりません。

その分ということは無いのですが ベンチマークの結果は第一線級と比べると1世代前だという以上に奮いません。が、逆にそのおかげと思われるのがこのバッテリーの持ちにあるのではと思われるところです。

 

そして 例えばYoutubeを見ると思ってください。

普通に考えたらSmartPhoneでスタンドにおいてとなるわけですが 折り畳み端末なので二つに120度ぐらい開いた状態で上側の画面にYoutubeの再生画面を固定すればスタンドいらずで再生できるというのが折りたたみSmartPhoneの利点なのですが これに対してRazr40 Ultraはテント型に30度ほど開いた状態で外画面にYoutubeを表示する事が出来るわけです。

こういうベンチマークはほかに比較する端末が無いので 誰も取らないのですがこうする事で画面サイズが約半分になるのでそれだけ省電力になっているような気がします。

そして、サブ画面側も決しておまけとして設定しているのではなく ピーク輝度を比較してもらうとわかるわけなのですがメイン画面は400cdでサブ画面は1100cdとリフレッシュレートは少し低いもののゲーミング液晶並みの速度で明るくて見やすい画面なので動画再生には実はぴったりの画面だったりするわけです。

もう、そこはぜひアピールしようよと思わせるポイントなのですが 誰も言ってないので勝手にアピールさせていただきます。

 

他にもムービー型の折り畳み固定での撮影スタイルや 撮影中にサブ画面にアニメーションを表示する事で小さな子供にカメラを見てもらう工夫などは細かいながらすごくいい仕事をしています。

是非、といっても試すところないですが 見てもらえばと思う限りですが・・・・