IDEOSにかまけていて忘れていたのですが

初代 Pocket Wifiが2月1日にファームウエアのアップデートが発表されていた模様です。
で、アップデートを実行してみました。
ちなみに、起動時の「Wellcom」の言葉の出るときに下にVersion2.0と出ないものはアップデート前のものです。
 
アップデートはPCにアップデートファイルをE-MobileのHPからダウンロードして実行するだけです。
実行するためにはD25HWの電源を入れている状態で USBケーブルで接続されている必要があります
(一部充電ケーブルと言われるデータ線が接続されていないものでは不可、例えば100円ショップで売られているようなもの)
接続した際には CD-ROMとしても認識されるので わ刈ると思います。
実行すると本体ファームウエアの書き換えと、PC側のデバイスドライバーの更新がなされます。
あとは時間の問題で なにごとも手順書通り 進めれば難しい作業ではありません。
 
今回の変更点はかなり気が利いた内容で、D25HWの欠点の一つを改善することとなります。
一点は、データ通信中の充電で 従来データ通信端末として利用しているときには PocketGamesさんが販売しているような特殊なケーブルを利用しない限り充電する事は出来ませんでした。
昼間使って夜PCに繋いで使っていて充電されていると思っても、実は通電されてPCの電源で駆動しているだけでバッテリーへの充電はなされていなかったのです。
それが充電されるようになりました。
勿論、充電時間はかかるのでしょうがされるのとされないのとでは大きく違うわけです。
 
もう一点
本体停止時の充電時間の短縮です。
いままで6時間かかっていた充電時間が4時間に短縮されています。
充電時間の短縮は非常に大きなポイントとなることでしょう。
 
恐らく内容としては、本体内の回路が二系統あったものを両方つながるようにしたという改善ではないかと思います。
ソフトウエアで切り替えていたのでしょうで ファームウエアの改善でよくなったわけです。
それが接続される時間が増えたので 、PC接続時に充電用の回路が開いたのでしょうし
通常の充電中にその回路も開いているので、電流の容量が増え充電時間が速くなったものと想像されます。
 
では、何をするにもよくなったのか??という事なのですが
実は必ずしも良くなった事ばかりではないのです。
例えば、現在外部バッテリーを繋いで使っているような方にとってはなのですが
今までは、外部バッテリーの力で最初は動作して、本体バッテリーがなくなったところで本体バッテリーが利用されていく仕組みだったと思います。
勿論、外部バッテリー利用中にも幾分本体バッテリーを消費しながらという感じだったと思うのですが。
ファームウエアのアップデート後は、本体単体で先に利用しているときなどに顕著に出るでしょうが 利用しながらの充電がなされることと成ります。
当然、充電するという作業は非常に効率悪く 100充電するには150〜200の電気を与えることとなります。
今までは充電が出来なかったので 駆動だけに利用されていた外部バッテリーが充電と駆動の両方に利用され 結果的に全体的な駆動時間が減ってしまう可能性があります。
外部バッテリーを利用しての運用の方は ネットで情報を仕入れてからのほうが良いかもしれません。
 
もう一つ、社外品の大容量バッテリーを利用されている人。
かなり部集めで容量は3倍のセルが採用されています。
簡単に言うと三個の電池を並列で繋いでいるので 電池と電池が並べられています。
今までの充電による発熱に対して1.5倍の容量の電気を与えられるわけですから 最大1.5倍の発熱を起こす可能性があります。
元々の仕様に合わせて作られたものですから こういった事態は想定外の内容かと思います。
ファームウエアをアップデートされた方は どこまでの体制があるかわからないので 他の方の話や温度を測りながらの対応が必要かと思われます。

written by HatenaSync