Viliv S5にStrokeitをインストールした。

キーボードの無いPCですと どうしても操作がしにくいことがあります。
例えば、全画面に拡大した時の右上の「閉じる」を押すのに液晶画面と本体がフラットなタイプは良いのですが、実用的には液晶パネルの破損のことも考えて少しへこんだところにあるものが多くなっています。
液晶のサイズをいっぱいまで使いたいので 上下左右の四隅は少し押しにくくなっています。
もちろん、ちゃんとスタイラスペンを使うのなら良いのでしょうが もう長らくの経験でどんどん行儀が悪くなった私などはほとんどが「指タッチ」で済ませてしまいます。
経験と生まれ持った細い指の(決して手が小さいとは言わない)お陰でそれなりに使えてしまうわけです。
しかし、前述の右上隅の問題は深刻で いくら細い指でも隅っこにまで指が届かないのです。
尖らせて爪の長い小指をその時だけ使うこととなるわけです。
それでは操作性が格段悪いので、なんとか・・・・と思っているとYoutubeにも上がっていますStroke Itというソフトの利用を考えたわけです。
 
Stroke Itは「マウスジェスチャーツール」と分類されるもので、マウスで一筆書き等の図形を書いて それに操作を割り当てるものです。
今回前述の操作であれば、画面に「C」の字を書くだけでアプリケーションの終了「Alt+F4」と同じ操作をしてくれます。
キーボードの無いViliv S5にとってはすごいツールだと思ったわけです。
まず、ダウンロードです
http://www.tcbmi.com/strokeit/
より、プログラムをダウンロードします。
現在の導入時の 最新のバージョンは9.6となっています。
同時にその下にランゲージファイルもありますので 同時にダウンロードしておくとメニューも日本語化されます。
プログラムをダウンロードしてインストールして、最後にインストール後の起動のチェックがデフォルトでは着いていますが 日本語環境で使う人はここをはずしてインストールを終えてください。
日本語のLangage Fileのインストールはアプリケーションの実行中にはできないのでこの段階で行うことをお勧めします。
ランゲージファイルもインストールするだけなのですが、私の環境だけかもしれませんが
Strokeitはc:\ProgramFiles\TCB Networks\StrokeIt
にインストールされたのですが
ランゲージファイルのインストール先は c:\ProgramFiles\StrokeIt
に適用されました。
これでは日本語環境のファイルを読みだすことができないので 良くチェックしてください。
ちゃんと同じディレクトリーにインストールされたのでしたら
StrokeItを起動してください。
何も起きないと思います(笑)
外付けのマウスが付いていれば既に使えるのですが、Viliv S5のタッチパネルドライバーの特性でボタンを押しながらの操作がうまくいかないのでこのままでは全く使えません。
日本語化も含めて設定の変更を行います。
 
タスクバーの矢印アイコンがStrokeItのアイコンです。
こちらをクリックすると設定パネルが起動します。
「Edit」→「Preferences」を選択しパネルを起動
「Files」のタブを選択しLangueを「Japanese」にしてからStrokeItを再起動するとメニューもすべて日本語となります。
ここでJapaneseが出てこないのであれば、インストールするディレクトリが異なっているだけだと思いますのでチェックしてみてください。
うまくいっていれば設定パネルが日本語のメニューになっているので分かると思います。
 
今度は日本語になっていますので
「編集」→「設定」で設定パネルを開き 
ジェスチャー入力中に線を描画」にチェックを入れ 幅を液晶サイズの小さいViliv S5の為に少し太くします。
私は20を指定しています。
そして、「ジェスチャーを書く時のボタン」に「左ボタン」を指定します。
タッチパネルは分かると思うのですが 触った瞬間に右ボタンを押したのと同様の操作が行われます。
例えばアプリケーションの上でダブルタッチすればアプリケーションが起動する等。
故に、デフォルトの「右ボタン」を指定して 右ボタンを押しながらの描画にしても右左ボタンを押された状態となって反応しません。
ただ、「左ボタン」を指定すると少し問題も。
例えばマウスカーソルでは二を指定するような作業が実質的に不可能になります。
何故なら、ジェスチャーとして認識されてしまって 範囲指定とみなしてくれないからです。
特別なことをしない限りこれで設定終了です。
 
では、まずデスクトップで「W」と書いてみましょう。
そうするとInternet Explorerが起動します。
左下に斜め向きに書き下ろすと 終了します。
大よそのアプリケーションにおいて標準のこういったアクションが利用できます。
もちろん、自分で設定したアクションも使えますし、アプリケーションを登録しそのアプリケーションでしか有効でないアクションも設定できます。
私なら、SlingPlayerに設定したのは 右下のアクションにShift+ALT+Wを設定して4:3モードで表示されるワイド番組を画面最大サイズに引き伸ばして表示するコマンド。
逆に、左上のアクションにShift+ALT+Nで元のもどすアクションなどを設定しました。
もちろん終了は左下に斜め向きに書き下ろすことで終了させることができます。
 
多少、実際の使用で問題はありますが このアプリケーションの停止すらアクションに設定することができます。
使いたいときだけ使うこともできますし、やはりキーの少なさをカバーするのには有効です。
問題は、説明が英語なことで 私もいくつかGoogle先生を経由して教えてもらうことに。
Youtubeで 「Viliv S5」と「StorkeIt」で検索すると操作中の動画も上がっています。
http://www.youtube.com/watch?v=irrw57VSb4g:MOVIE
http://www.youtube.com/watch?v=_QUiFEV0emQ:MOVIE
一度参考にされてはいかがですか?