ステルスマーケティングなど 可愛いものだ・・・・

先日、台湾に行ったときにはたと気がついたのですが・・・
 
海外に出かけるとテレビをつけても実際のところ言葉がわかるわけもなく たんに流れる画面を楽しむだけなのです。
そうしてみていると普段気がつかないものに気がついたりするわけです。
ニュース番組を見ていると 基本日本と同じスタイルというかあまり課等と同じスタイルの番組が殆どとなってきています。
最近で言えば 今まではアナウンサーの顔と 画面が切り替わるだけの画面構成でしたが 天気予報あたりから微妙に変化が始まって
背景となるべき壁に画像が映し出されていて、その壁をアナウンサーが触って操作するタイプの インタラクティブな天気図などが増えてきています。
ニュースもそれにあわせて そういったものも増えてきました。
 
これはWEBの影響ではと思うのですが ニュースが始まった最初には 目次となるべき「ヘッドライン」と言われるいくつかの今日のテーマを順番に表示するようになっています。
これで見たいニュースがあるかどうかが最初にわかるわけです。
逆に言えば今日の特集などがピックアップされるので この時点で目を引く企画でなければチャンネルを帰られてしまうという憂き目に会ってしまうわけです。
ここの力の入り方は結構半端ではなく ニュースによって色々と工夫を凝らしてあるわけです。
画面に同時にいくつかの項目を流して キャッチーなコピーだけがかろうじて読める程度に並べてみたり
最近で言えば「災害」などをテーマにした企画で 今日でなければ二度と見られないようなキャッチも踊るわけです。
もちろん、海外で見ている限り 何を言っているのかは判らないのですが 汚職がどうやらというのは漢字なのでなんとかそれっぽいのではないだろうかと思い見ている程度です。
そして、街中には大型テレビ(60インチ程度の 縦横比が極端に縦に長い液晶パネル等)の看板があふれ 画面を切り替えながらの表示となっています。
モニタ^というかテレビなのだから「動画」でのプレゼンかと思うと 多くの場合静止画のコピーのほうが長いのです。
一つはコンテンツの作成にかかるコストが 高すぎるという理由。
もう一つは、目を引くのは確かに動画だが 目を引くタイミングでお客が見てくれていたら良いのですが どのタイミングで見ても商品の特徴や利点を相手に投げかけられるわけではないのです。
待ち合わせ場所に良く使われるような場所ならともかく 道路や廊下に出された看板では静止画を上手く切り替えて使う看板が多いことを 注意してみると気がつくことと思います。
 
で、気がついたのですが この看板にはやはりベースとなるものがいくつかあって そのパターンで構成されているのですが
動画を織り交ぜる際に動画をクローズアップするように あまり色を使わないどころか全体も含めて単色で構成されているものが多いのです。
いくつかのキャッチが目立つように色が着いたり 二コマや5コマぐらいの 明らかに切り替えて表示しているような構成のアニメなどが使われます。
そして、画面構成を綺麗にするために 一マスのサイズを決めて注目を集めたいものには二マス若しくは4マスの場所をとって表示するという組み立てです。
それが、画面に対して左右に動いて その中のひとつが選択されると全画面化されて そのテーマが始まるというような感じなのです。
と整理してみると「ん!?」となったわけです。
皆さん なんか思い当たるもの無いですか?
 
実はMetro UIの基本的な構造がこういう形で構成されているのです。
つまり、WindowsphoneやWindows8のOSの基本UIなのですが これがこういったルールに基づいて作られているわけです。
と、思って 桃園機場のフードコートの看板を見ると マスそのものが2色使いで1色多いものの 構成的には 手に持っていたLumia 710に近いものだと思わさされるものでした。
もちろん、意図して作ったとかではないのかもしれませんが Microsoftは依然として高額の広告主です。
Pc本体に「Windows」シールを貼るだけで、広告の中にマイクロソフトWindows採用の・・・と入れるだけで 一部広告料を負担しているわけです。
単独の広告だけでなくそういったものを含めると 本当に大きな広告主のひとつな訳です。
APPLEの広告はAPPLE単体ですが、マイクロソフトの広告はNECでありHpでありDELLであり・・・・なのです。
もうひとつ、こういった看板や画面構成を作成するツールもWindowsベースのものがあり有名メーカーのものは 自社のOS向けの開発を促進するための補助金等も結構惜しげなくつぎ込んでいるわけです。
APPLEADOBEの関係等も、当初Windows用ツールを出していなかった時期に初めてWindows向けのアプリケーションを出したときに敏感に反応しましたから。
こうやって間接的にマイクロソフトからの資金が流入しているところに対して マイクロソフトの力が本当に働いていないのでしょうか?
 
ベースとなるテンプレートに Metroライクなものを多く用意したりすることで、Metroライクなものを顧客が見慣れて
日本などではわずか市機種しかない現状のMetroデザインの端末が(Windows8が出るまでは・・・)いつの間にか 「見慣れないものではない」という感覚にされているかもしれません。
それが おおよそ正しいとするなら2年ほど前から進んでいたといえなくも無いのです。
「使ってみたら以外にすぐ馴染んだ」ではなく二年がかりで違和感がでないように実は教育されていたということなら・・・・
 
因みに、これを裏付ける証拠は全くありませんので 推測すらもおき得ないわけです。
おおよそ全てといえるほどの人たちが それは無いだろう・・・なんて思うところに至ることでしょう。
ただ、本当にそうだったら・・・・ マイクロソフトの底力は恐ろしい・・・なんてなるかもしれません。
海外に行って、意味もわからずテレビの画面をただのレイアウトと思って考えると へんなことを考えてしまうわけですが・・・・
日本で話題になったステルスマーケティングなんて 可愛いもんだなと・・・・
 



written by HatenaSync