PalmPilotはPDAと呼ばれる 携帯型手帳端末の元祖といわれる端末のひとつです。
日本の企業ではこのOSを搭載した CLIEという端末が登場して 一時期は先進的な電子手帳としてZaurusと派遣を争ったわけです。
ただ、どちらもマニアのおもちゃで一般的に使われるところまでは行ってなかったように思います。
特にPalmは入力方法が特殊で、Graffitiと呼ばれるアルファベットを一筆書きで表現した少し癖のある文字の手書き入力なのですが なれるとこれが非常に具合がいいのです。
故に、私は現在使っているAndroid端末の中でも小型のものに関してはどうしても QWERTYキーボードでは打ちにくいものに関しては これを使っているぐらい。
結構快適に利用できるのですよ！！
このGraffitiなのですが 入力方式でこれに日本語入力用のIMEが着いて日本語入力となるわけですが 後半はキーボードつきの端末を使っていて ATOKを使っていたのですが実はGraffitiの端末ではPO BOXを使うことが多かったわけです。
現在も Sonyの端末等では使われているIMEなのですが、実はGraffiti用のPO-BOXにはQwerty入力のものと違う特徴がありました。
それが、ローマ字の確定を待たずに予測変換を表示する機能です。
例えば、現在のAndroidで入力をしてみると もちろん辞書が学習しているので
「A」と入力した段階でこれは母音なので「あ」から始まる候補が表示されます。
その後、「S」と入力すると「あｓ」なので候補は変化しません。
で、「A」と入力して おそらく普通の状態の辞書なら「朝」もしくはそれからはじまるような単語が予測変換として登場します。
ところが、Graffiti版のPO BOXでは
「A」と入力した段階でこれは母音なので「あ」から始まる候補が表示されます。
その後、「S」と入力すると「あｓ」となるのではなく「朝」もしくはそれからはじまるような単語が予測変換として登場します。
ここで、入力の際に1文字分少なく入力が出来る工夫がされていることがわかるでしょうか？
「S」の入力ではさ・し・す・せ・そのどれがくるか判りませんが そのなかで最も候補として確率の高いものを表示するようになっているわけです。
今のようにPDAで長文入力というわけでもなく
検索の文字列だったり、予定だった利を入力するのであれば 登場する単語は使われているうちに絞られてゆき
特に予定表入力は PO BOXではわずか数文字で定型の入力が登場しGraffitiの使い勝手を ぐっと押し上げていたわけです。
先日、台湾でLumiaを購入しました。
これはNOKIA製の端末で、OSにWindowsPhone７．５を使ったものです。
コンパクトで軽量ながら １．４Ghz駆動のCPUで非常に快適に動く端末です。
特に用途も無かったのですが、なんか 触っていてWindowsPhoneの端末は嬉しいのです。
moTweetを入れてTwitterクライアントとして設定し
「うれしいな〜」というような入力をしてみると これが思った以上に快適なのです。
私はカーブフリックは使いこなせないので、QWERTYキーでの話し。
画面が3インチ台と Galaxy Noteを常用している身には 画面サイズは半分ぐらいに見えるのです。
でも、入力をしてみると思った以上に快適なのです。
理由は？？ それはOSが良いのでぬるぬる缶が違うから・・・と言いたい所ですがそうではないのです。
よくよく画面を見てみると 画面サイズの2/3ぐらいがキーボードで埋め尽くされているのです。
縦に持つと縦長ながら十分にキーボードサイズの確保されたキーとなっているのです。
Android（Galaxy Note）の場合下の１／４〜１／３の間ぐらいのサイズで 決して画面のサイズ比で言えば大きいわけではないのです。
じゃあ、Twitterではなく 文章を書く場合はどうだというと キー以外の見えるエリアは非常に狭くなってしまいます。
どちらがいいのかというとこれは難しくなってしまうわけです・・・
じゃあどうだといわれると疑問だったのだが それを超えて尚 なんか打ちやすいような気がしたわけです。
で、気がついたのが前述の予測変換の予測の出るタイミングなのです。
「AS」までの入力で「朝」から始まる単語がいくつか並びました。
なるほど、画面が広く余計な情報が少ないから まず予測変換に目が行って その中にあれば選択するというスタイルでの入力がデフォルトになっているというわけですね。
Twitterのような入力の場合そんな難しい入力もしないので この予測変換が良く当たるわけです。
ああ、なるほど 入力しやすいわけだと思ったわけです。
以外に当たり前ながら気のつきにくい点ですが NOKIAのというより WindowsPhoneの良いところですね！！
written by HatenaSync
