Honor8はハイエンドなんだ

先日、「楽天モバイル 格安スマホアンバサダーのイベントに参加してきました」で 抽選にあたったので 使い始めたHuawei Honor8のことをちょっと書いていこう。
正直、あまり役に立つ話が出るわけではないので 使い勝手などを期待されても困るのだが・・・・
 
Honor8なのだが P9をトップエンドとするのであれば それの廉価版という位置づけになる。
ただ、P9はというと カメラに特化した端末でLaicaの監修の撮影機能が素晴らしいとのことなのだが正直使ったことはない。
それを、普及機レベルにまで持ってきたのが このHonor8の位置づけになると説明員の人が言っていた。
実際のところ、値段はともかくハイエンドであるといえると思う。

Honor8の心臓となるべきCPUは HiSiliconという会社の作った 「Kirin950」と呼ばれるものだ。
あまり聞いたことがないから大したことはないのでは・・・・なんていうのは PC時代の常識にとらわれている人だといえるだろう。
先日、Softbankに買収されたARMという会社があるのだが この会社は少し面白い。
CPUのコアの設計をしている会社で設計後の図面をライセンスとして販売している。
それらのライセンスを受けて 製造しているメーカーがたくさんあるのだ。
QualcomはじめSamsungMediatekなどである。というか、Android SmartPhoneのIntelチップを搭載しないものは大なり小なり ARMのこれらのライセンスを使っている。
APPLEは自社開発となっているが ベースにARMのものを使い そこからの拡張と思われるのだ。

ではKirin950はどういったものだろう?
A72というコアを4つ、A53というコアを4津で構成された CPU的にはハイエンドの部類になるものなのだ。
確かにP9はKirin955という少しクロックの高いCPUが搭載されているが メモリーの搭載量が3Gから4Gになったことで その差はおそらく相殺されることでしょう。
それに、多くの場合処理は下位に当たるA53側のクロックで十分で ハイパワーを必要としないうだんその恩恵をうけることはないのだ。
次のコア A73が発表されたのが昨日一昨日なので 大凡クロック以外の性能でCPUパワーが負けることはないのだ。
 
で、ぐらいフィックはというと T880というこれもARM製のものを搭載していて これはGalaxy7などと同じものであるわけだが 実はここがKirinプロセッサーの弱点である。
T880グラフィックコアは最大16コアを使うグラフィックプロセッサーなのだが Kirin950には4コアタイプのT880MP4が搭載されている。
ベンチマークなどでも CPUスコアはトップエンドと互換ながら 3Dなどのグラフィックとなると かなり差を開けられてしまうのだ。
だが、気にする必要は全く無いと思う。
まず、グラフィックコアに関しては結構各社独自のものを搭載していて得意・不得意が別れることもある。

この効果を比較するためには 3Dでオブジェクトがたくさん動くゲームを用意する必要がある 正直それらを否定するわけではないのだが それには幾つかの問題がある。
まず、そういったゲームそのものがネィティブにこのコアに対応する必要もあるし、それを作り分ける時点であまり作る側にとって現実的でないので メジャーなチップが早いということにしかならない。性能比の問題だけではない。
もう一つ、そこまで負荷が高いとバッテリーの寿命もモバイル端末らしくなくなってしまう。
結果的に評価の分かれてしまうところだが、おそらく95%の人が満足できる速度であるといえる。
Honor6Plusと比べた場合 なんとなめらかだろうと思うレベルなのだ。

現状、ハイエンドと言われる機種の中では上記通り3Dなどが少し弱いかな?程度でそれ以外に関しては性能的にも非常に満足の行くレベルなのだ。

個人的にはP9と同じシステムのカメラが良いのである。
2つのCMOSを搭載している。
1200万画素のモノクロとカラーを2つ持っているのは 色情報とディティールを別に撮影し合成しているからだ。
カラーセンサーを2つでも良いのではと思うかもしれないが カラーでやるよりもモノクロのほうが良い場合もあるのだ。
色というのは色の種類によって明るさに対する変化が違う。
モノクロの場合フィルターを掛けて色別にしないことからも ナマの光をそのまま受けることができるし 結果的に分解像度が高くなるのだ。
実際、かなりシャープな写真が出てくる。
そして、もう一つこれは一部の機種ではあったのだが オートフォーカスにレーザーセンサーを利用していることだ。
レーザーの光は直行性が強く 距離計にも使われるつまり距離の測定はお手のものだ。
自らの光で距離を測るので 誤差が出にくく明るさに関係ない。
故に どんなに暗いところでもフォーカスが合うのだ。
ここから、カメラの性能には・・・と言いたいところだが
正直、私の持っているスマートフォンに比べて 瞬時に感じるほどの差がわからない。
確かに、暗所に強く ノイズも少ない。
シャープでわかりやすい絵作りだ。
だが、それだけに感じてしまうのは ソフトウエアの部分が未だ過渡期だからと思われる。
個人的には望遠と広角を使い分けているAPPLEのやり方は CMOSの解像度を上げるだけで解決しやすい問題だと思っている。
APPLEのものもそうだが カメラに関してはハードウエアをソフトウエアが使いこなしていないと思うフシがある。
ふたつ目でなければできないような 亜らしい写真の価値観を 模索して欲しいと思うし もっと破綻寸前のようなモードを持たせて その中空ユーザーに使い方を模索してもらおうような手法がどうだろうと思っている。
あと、距離計を単独で動かしたいと思ったりもする。
 
で、なのだが 
驚くべきなのは価格である。
現在、楽天モバイル単独の販売だが
いろいろな特化を組み合わせると 32800円にて購入可能だ。
正直、スタイリッシュで美しい端末だ。
自身があると言っていたとおり 最も輝きが見やすいと言っていた青色だからそう思うのかもしれない。
おおよそ、大手キャリアであれば入門機
回線込みの格安キャリアでも中級機の価格だ。
それが ハイエンドでありながら なんのかんので32800円という価格なのだ。
格安として有名なXiaomiのミドルレンジRedmi4ですら 3万円程度であることを思えば国際的価格でも高くはないと思われるのだ。

キャリアを楽天であると縛られたくないというところに抵抗のある人はいるかもしれない。
でも、店頭で見ることができるなら 一度見て欲しいと思う。
安っぽさや普及機クラスのどことない 物足りなさなデザインとは無縁だ。
トップエンドを狙うのでなければ十分満足できる機種だと思う。

でも、正直なところトップエンドを狙ってしまうんですよね 性格上