マイクロソフト OLPC向けに新版のWindowsXPを開発?

EeePCなどと同様フラッシュメモリーベースで動作するPCで
教育を目的とした用途の為に使うPCにマイクロソフトWindowsXPの新版を開発することをアナウンスしているようです。
http://japan.cnet.com/news/biz/story/0,2000056020,20362644,00.htm
UMPCなどで、デスクトップPCと同じ環境を提供する物以外に、用途を限定したPCとしてのOSなどはかなり有効な物かと思います。
最近ではあまり見なくなりましたが、DOSベースで動いている制御機も少なくありませんでした。
Everunが制御機用に開発したCPUをUMPCに流用したように、そういったソリューションが色々な物に形を変えてゆくのもおもしろいですよね。
 
なんとなく、Ghzを軽く超えて進んでゆくCPUのお陰で 使うかどうかの機能全てを盛り込んだOSが、用途を限ったときにあまりにも無駄の多いことに気がつき、少ないCPUパワーで動かそうと思ったときに機能も用途も最適化されてゆく姿。
武術の教えに、「先に開展を求め、のちに緊湊(きんそう)に至る」と言うのがありますが
まず動作を大きく行い威力を増すことに勤め、それを小さな動作で精度(確実に当てること)と威力を落とさずに使えるように修行するといった意味だったと記憶するのですが、正にその段階に至ったのかもしれませんね。

Everun用スクリーンプロテクター レビュー

スクリーンプロテクターは言葉通り液晶画面を保護するためのシートとなります。
ただ、そのプロテクターには幾種類かの機能があります。
貼り付けるプロテクターによりますが、例えば 画面の乱反射を抑えたり、周囲から見られないようにしたり、画面そのものの見た目を変えたりの機能も併せ持ちます。
ところが、Everunのような液晶画面がタッチパネルとなっているモデルにはその存在に大きな役割があります。
画面をタッチするオペレーションがありますので、その際にタッチするためのペンがタッチしやすい つまり撓んだり凹んだりしてタッチを妨げたりすることなく尚且つ、画面の摩擦係数を減らしてペンの滑りを良くする機能も要求されます。
スクリーンプロテクターの良し悪しはそのあたりに性能の違いがあります。
では、今回入手したこの二点に関してはどうでしょう?
もちろん、どちらのモデルも今までに何度も使ってきたものなのですが改めてEverunにとってどうかを見てゆきましょう。
 
Everunの液晶はEM・ONEより僅かに大きい程度の液晶パネルで 800x480というUMPCとしては比較的標準的な解像度のものです。
多くのSmartPhoneでは、携帯電話の画面に毛の生えたようなサイズでVGAだったり、携帯電話そのものがこれよりも大きい解像度だったりとするので極端に詳細なドットピッチの液晶ではありません。
故に、どちらかといえばその性能差をつかみにくいのが実際のところです。
それでも、やはり差はあります。
まず最初に、購入時から使っている電子辞書用のプロテクターなのですが写真は細かく見にくいのですがこれです。

所々に薄い緑色が見えますでしょうか?
所謂、ジッターと呼ばれたり 色にじみというようなものです。
これに対して、貼らない状態はどうでしょう?

多少ましなことが判ってもらえると思います。
Everunの液晶は、恐らくカーナビと同じもの。故に眩しい外でも見やすいように最初からスクリーンにノングレアな加工がしてあります。
故に見てのとおり 少しいろにじみが最初から出ています。
 
タッチペンの書き味は、もともと詳細ながら指で押す程度のオペレーションが想定されて作られているのではと思うように、少し場所によって書き味が変わるタイプの液晶面です。
上記のスクリーンプロテクターを張った状態ではどうでしょう?
電子辞書ではタッチパネルのオペレーションを考えていないので、柔らかめで書き込もうとすると多少の凹みの復旧が遅れるためにまっすぐの線などが何本も引くと蛇行しやすいものです。
どちらも性質上、こちらの要求にあっていないといえばそれまでで 製品としての性格の違いで良し悪しではありません。
しかし、Everunをよりよく使うためにはタッチペンでの詳細なオペレーションにも対応しているのならばもっと使い易くなります。
 
最初に貼って見るのは Easy Protectorです
これはモバイル仕様で、表面加工がノングレアな加工がしてあるものです。
表面加工は非常に透明度が高くて見にくいのですがこんな感じ

非常に細かい起伏があるようです。
外光をここで乱反射させ外からの光の全てが直接目に向かわないように出来ているものだと思われます。
見ていただいたわ判るとおり、あまり輝度を下げているようではないので貼っているかどうかが実感できるようなものではありません。
ただ、起伏があるものの非常に小さいもののようで スタイラスの滑りは全体的に均一になり シートそのものに厚みがあるためにその辺りが非常によくコントロールされています。

ただ、ノングレアな加工がしてあるので画面全体がうっすら見えないような白い幕がかかっているような状態ですので 目が非常によく写真を見るためのビューワー用途に使う人などには向かないかもしれません。
 
次に張り替えて見たのは、Super Protector
こちらは いわゆるつるぴか液晶になるためのシート。

見た感じでは判りにくいのですが、画面全体が明るくなったような感じで ノングレアな上に張っているにもかかわらず画面全体がクリア液晶のような印象になります。

恐らくもともとクリアなタイプの液晶であれば、張ってあることに気が付かないかもしれません。
スタイラスに関しては、実は私はEasy Protectorが好みです。
これは好みの問題です。
というのは、Super Protectorは滑りが非常によく 全くといって引っかかりの無いこと。
これを操作しきれるだけの描画力が私の手に不足しているのが最大の問題。
 
ではどちらが望ましいのでしょう??
Everunをもってはじめて使ったときに、そのイメージが良いと思えるのならEasy Protector。
普通の家のPC等のように鮮やかに見えるのが好みであれば、Sper Protectorを選択するのが良いでしょう。
 
実を言うとEverunの液晶保護シートにはかなり心配がありました。
同サイズの液晶が電子辞書にありますがその液晶保護シートをそのまま使えなかったのは、液晶パネルに被っている本体のベゼルが液晶の表示面のぎりぎりまで囲ってあるのです。
通常の保護シートであればこのベゼルの中には入りません。
大き目のシートを鋏できって入れるときにもいつもなら周囲2mmづつぐらい切り取って作って貼り付けるのですがいつもどおりにやると貼り付けることは出来たのですが、表示面より保護シートが小さく 右上端の×マークがうまく押せなかったのです。
 
今回のEverun用の保護シート、実はかなり貼るのに苦労するかもしれません。
上下のクリアランスがぎりぎり、必ず上か下のベゼルを擦りながら貼り付けるような形になります。
つまり、多少でも斜めに傾いていれば貼りなおしになってしまいます。
左右に関しても両サイドで1mm程度の余裕しかありません。
ここまで思い切ったカットは自分ではうまく行かなかったのです。
歩留まりの問題もあるでしょうに、かなりぎりぎりな設計をされたものです。
もちろん、おかげさまでどなたかも行ってらっしゃいましたがかなり四隅までもスタイラスの精度が下がりにくくなっています。
もともと周囲に関してはあまり精度が高くないEverunですが、それが損なわれたとは思えません。
また少し角度が付いたところからでも、液晶の表示面のエッジが保護シートの過度を光らせるようなことはありません。
 
ちなみに、保護シートを貼る段階で よく埃が混入します。
混入した埃を取るのは一苦労となりますが、香港の店頭で見た話を一つ。
セロテープを最初から5cmぐらい切って貼る前に机の角に貼り付けておきます。
貼っている最中に埃が混入したときにおもむろに取り出し、大胆にシートにも液晶にも軽く貼り付けて滑らすようにします。
そうすれば不思議ですが埃が取れるのです。
薄いタイプの保護シートでこんなことをやればぐちゃぐちゃになりますが、今日のところはうまく行ったようです。
もしも、貼りそこないが発生したら一度お試しあれ・・・
 
二枚の保護シートを交互に貼って試して、結局Super Protectorを選びました。
しばらく試してまた報告できることがあれば・・・・

Everunの動作速度

なんとか人に伝えたいと思っていたのが思った以上に快適なEverunの使い心地。
いつも書くのが、サスペンドからの復帰や、画面の回転、アプリケーションの起動等等・・・・
言葉で言っても伝わらないそれを、動画にとってくれました。
スペックから言えば誰も想像していないと思いますが、いがいにさくさく快適です。
我慢して使っているのではなく、結構楽しくやってるんですよ!!
http://d.hatena.ne.jp/nabe/20071206#p7
みてみて!!
これに モデムが付いたら お外でも〜〜