実は、東京にいました

23日の金曜日より、飛行機に乗って東京に出かけました。
RFIDのセミナーを聞きに。
RFIDというのは、聞きなれないかと思いますが 無線ICタグとでも言いましょうか・・
バーコードのように、商品に貼り付けて 無線の端末によってその商品の価格や種別を読み込むような用途に使おうとするのが一般的です。
しかし、印刷ベースのバーコードに対して 情報量が圧倒的に多く、無線を利用しているのでラベルの向きがどうあっても(ということは無いのですが)読み取れると言うのがメリットです。
幾分、問題があります。
やはり最大の問題は価格でしょう。
いま、ナイキかなんかの靴にも そういったICタグを仕込もうと(偽物を発生させないように)してたり、ブランド バッグなどにも入れたりしようとしているのですが近々、そう遠くない未来にデジタルグッツにも採用されるかもしれません。
つまり、いつ工場から出荷されて、いつユーザーの手に渡ったかと言うような事が記録される時代が来るかもしれません。
そうすれば、リコール等が起きたときにも 連絡を追跡させて告知したりのサービスの向上に努められるとメーカーは言いますが・・・・
さて、ここで問題です。
例えば、PDAを買ったときにも、中に約款などが入っていて このシールを破くと使用許諾を認めたことになるとかどうとかってあります。
で、勿論使うために購入したのですから(飾っとく人もいるみたいですが)破いて 使用許諾を認めて使い始めるのですが、使っているうちに時が過ぎて新しい機種が1世代か2世代来ると(0.2世代ぐらいで次のに手を出したり 複数台所有する人も知っていますが)そろそろ、買い換えの事を考え出したりします。
で、古い機械を下取りに出して 新しいのを購入します。
で、古い機械を中古として買った人が 既にシールを破かれた機械を使い始めます。
勿論、それすらも無く本体だけということもあるでしょう。
じゃあ、中古を使う人たちは使用許諾を認めたのでしょうか?
ソフトウエアーのライセンスには、その機械に使用許可を与えるもの、所有者に使用許可を与えるもの、そして両者そろったときに使用許可が出るもの等多くのパターンが存在します。
で、最初に戻って どのパターンにしても中古を買った人には使用許可が出ないと考えられるパターンが沢山あります。
じゃあ、どうしましょう?!
「中古が買えないじゃないですか!!」
という問題が発生するのですが、大手を振って中古品は販売されています。
解釈上の問題で、大丈夫という考え方もありますが それ以上に法的に誰かが訴えようとしても、追跡できないという問題が発生してしまうのです。
ゆえに、今は野放しで大丈夫なのです。
しかし、今のICタグのように、機器に固有の情報を入れられたりすると 明確にその許諾に関する点に追尾が(まあ、一般的にはトレーサビリティという言い方をします)できるようになります。
ただ、これにも大きな弱点があります。
個人情報をメーカーが握る点にあります。
いまも、登録しないと保障が聴かない程度のものはありますが マイクロソフトのwindows XPのアクティベーションのように登録しないと使えなくなる仕様のものもありますが それを選択しない方法もあります。(LINUXを入れたり)
しかし、PDAのような機器は非選択を選ぶことができません。
必ず登録を強いることができます。
その行為が、強制力を持ったときに 個人情報の強制的な収集にあたる可能性があります。
ブランド品のかばんにタグを付けて管理しようとしたときに、個人情報の漏洩を最も嫌う金持ち層の圧力で廃止させられたように この状況が先に進んでしまう前に 行動を起こさないとえらいことになる可能性が・・・・
さて、実際はどうなることでしょう?