入力として

キーボードが不要かどうか?
PDAでは、多くの方がこれでキーボードが付いていたら、とか キーボードの使い勝手がという話題を口にされますが 今回VAIO Uがキーボードなしモデルが出て、タブレットPCがopen noteの勢いを借りて売れ始めたことからももうそろそろと考えてられる方も多いようで。
私は、幾分の入力は グラフィティで出来ますが 多くをフルキーボードで行います。
理由は、話が長いから・・・・ではなく、親指で押すようなキーボードが使いにくいからです。
手の指が長くストロークがどうしても大きめになりますので、フルキーでもストロークの深いメカ式のようなタッチのしっかりした物を好みます。
導電ゴムという便利な素材が発明されてスイッチの概念は大きく変化し 今のキーボードは圧力で入るようになっている物が多くなっています。
キースイッチのチャタリング(一度押したつもりでも 二文字とか三文字とかかってに入る奴です)が少なく 流し込み成形一発で出来るのでコストも キー一つ一つのスイッチを作ることに比べれば かなり安くなります。
PDAもその作動厚みの小ささから、これ若しくは 近い方式を使う場合が多いようですね。
コンピューターのデータの入力は、最初はトグルスイッチから始まり、プログラムの記憶装置としての意味も持つ、カードやテープになり その内 入力と出力が完全に分かれて 入力装置はキーボードだけと思われるほど当たり前に成ります。
これは、タイプライターの文化があったからでしょう。
日本では、恐ろしくキーボードの導入が遅れましたから。
で、MAC(というよりLISA)で GUIが導入され マウスという入力機器が付加されましたが キーボードの存在は変わらず今まで同様利用されました。
限定された用途では、タブレットデジタイザー タッチパネル等がありましたが 一般的な入力用途への普及は見込まれません。
唯一、タッチパネルを標準デバイスとして採用しているのが、民生機ではPDAだけのような気がします(冷蔵庫や 洗濯機は必須では無いので)
マウスというデバイスが一般化し、GUIと言われるグラフィックインターフェースが必要になると どうしてもポインティングデバイスは必要になります しかし、机が必ずあるわけではないので こういった対応も必要だったのでしょう。
また、画面も小さく 解像度も低いPDAであればコストもそんなに高くは無かったからです。
じゃあ、それでキーボードがなくなったのか?
恐らく手帳型PDAの世界では、キーボードは一時期駆逐されていたのですが最近では復帰しています。
どれも、出来る限り大きな液晶を置きたいこと、出来る限り小さいサイズにしたいことと相反する要件の中で面積の広いキーボードを配置するのは至難の業。
折りたたみ式を採用してみたり 指より小さいキーボードを密度の高い配置にしたりします。
それ以外のデバイスでは、ジョグダイヤルと呼ばれる物 8wayキーであったり ただ、どれもメーカー固有の入力形態を持っていて 一般性が無くうまく浸透しないようです。
勿論、多くのPDAでは液晶画面上に字を書き入力するのですが 私にとっては元々が間違えていて 字を書くのが嫌でPDAとかを使っているのに なんでこれを使ってまで書かなければいけないんだ!ということで 優れた認識をするらしい documaは本体をリセットしたときに見るぐらいになってしまってまいす。
予測変換や推測変換がかなり進んできた今、そろそろ新しいデバイスに移って行かないかなと少々思い出して来ています。
私は勿論出来ませんが、女の子の入力を見ていると 私がグラフィティで入力する数倍のスピードで 携帯電話でメールを打っています。
それも、変換対象にならない絵文字まで入れて
ポケベルの時にも、恐ろしいスピードで入力している子がいましたが 今も同じなんでしょう。ちゃんと、漢字変換までしています。
貰ったメールも、ちゃんと文章になっていて 多少 言葉遣いがおかしいのとボキャブラリーが少ないのは入力デバイスのせいではないのでしょう。
彼女たちに、私の電話で入力してもらっても同様に近い速度で入力していきます。(勿論、あとで 学習が足りないと怒られましたが)
PDAはどちらかというと現在は未だ趣味のガジェットです。
長文を打つのが、PDAにとって必要なのかどうかというのは個人の問題なので解りませんが 携帯で満足している一般の人が持つようになるのならそれに近い入力になるような気が・・・・
私には、不幸ですが