頭と体

頭では解っているのに体が動かないって、年のせい・・・・かどうかは置いておいて、
頭で考えているとおりに体が動かずに辛い思いをするのは テレビゲームなんかをやっている時。
でも、逆に体が覚えていて、勝手に動いている時も有ります。
トランプゲームの、SPEEDと呼ばれる 対戦で順番にカードを置いてゆくゲームでも考えるより体が先に動いているように思いますが いくらなんでも腕にカードの番号を覚える機能がある訳ではないので、ちゃんと視覚信号を脳で処理して手を動かしています。
当たり前ですね・・・
つまり、反射と呼ばれる危機回避行為以外は、まず脳が介在していると言えるでしょう。
(勿論、内臓の活動とか 大脳がコントロールしていないものは別としてですが。)
例えば、前を見据えてよーいドンと走り出しても、目はゴールを見て、ゴールを通り過ぎるイメージを追うように走りますが、現実は思ったほど速くなく 下手すると前のめりにこけたりする子もいますよね 運動会で。
コンピューターも同じように、いつも周辺機器が遅くて苦労しています。
代表的なものがプリンター。
最近は速くなりましたが、それでも 印刷ボタンを押してからカラーの写真なんかを印刷したりすると タバコの吸える人なら一本ぐらいは行くんじゃないですか?
でも、コンピューターにとってはただ、遅いだけで 他のものと変わりません。
例えば、メモリーですら、コンピューターにとっては遅いデバイスです。
というかコンピューターのチップの内部と外部ですら違う時間の流れを持っています。
多い場合は、10倍を超える速度で動いています。
どころか、チップの中ですら 一部のキャッシュはCPUのコアの1/2以下な速度でしか動いていないようです。
で、そこからノースブリッジやサウスブリッジと言うチップセットとの接続は外部の速度、チップセット同士も状態によって 1/2.
そこから外部の接続機器。
最も速いもので、ビデオカード
AGPという私的には、出来そこないのその場しのぎと思われたのですが、何より一つのCPUに一つしか使えない、言葉話悪いが 昔のVLバスのように遅延もタイミングミスも力任せに誤魔化したというイメージを持っていましたが チップセット間の転送速度が二本目のAGPを許さなかった事、それよりもそこに差さなきゃダメなカードが他に出なかったこと(AGPはアドバンスド グラフィック ポート つまりグラフィック専用です)という理由で X2 X4 X8と微細な進化をしながら生き長らえてきました。
Hiper Transportの力を得て、ようやく AGPの呪縛から抜け出し(って、今のところは抜け出していません)新しい、BUSの規格を待つことになっているんですが。
10G ネットワーク等 どうしてもその速度が必要なカードが出てきたこともその関係でしょう。
で、追いついてきたとはいえ、未だCPUの速度には満たない。
まあ、機械だから意識する事は無いとは思いますが やっぱり、その遅さにいらいらしているのでしょうか?
実際のところは、あれだけ多くの端子が近接したソケットでは 輻輳する信号を処理できないのではと思うのですが(もしかしたら、チップから信号を引く ボンディングワイヤーがかもしれませんが) そこまで、速くなったら また、違う世界が見えるかもしれませんね。
ミスヒットで、何度も何度も 計算した結果を破棄するCPUは 白熱球ほどのエネルギーを常時消費しています。
あれも、大きな意味で エネルギーの無駄遣いにならないのでしょうかね?
まあ、常時用も無いのにコンピューター3台もつけてる人に言われたくないか・・・