IP携帯電話

Ip電話は、固定電話では珍しくないのですが携帯電話にも出てきそうな記事が昨日、一昨日のニュースに上がっています。
電話代が安くなる・・・かな?という世界ですが
もともと、電話はデジタルでいまは伝送されていますので 大きく言えばデーター通信の世界です。
ADコンバーターで(アナログ、デジタル変換機)で変換されたデジタルデーターを交換機を通ってデジタル信号で送られる。
これが、Ipフォンになっても 良く似た仕組みで送られることになるのですが、交換機に当る部分がルーターと言う安価な機器を使える所で大きく違います。
回線業者(携帯電話ベンダー、DOCOMOとかAU)は、その回線内を走るデーターを如何に少なくするか、そして設備費用を如何に下げるかによって利益を大きく出来ます。
で、交換機に対する、ルーターは設備費用の低減に大きく活躍します。
で、接続先となるコンピューターを透過するパケットの量で課金すれば良いわけですから回線の利用料の計算も可能になります。
技術的にはいずれそちらに進むと思うのですが、今までと今かけている施設費を回収するまで、いきなり安くしにくい問題があります。
先日、発表されたCFスロットつきのIp電話ですが、現在のパケット作動するCFカードを利用して、Ip電話が出来るとの事なのですが パケットで今のままの音声を送ると、音声通話のほうが安くなる価格設定に各ベンダーはなっています。つまり、割引はあるもののパケットと言うのはベンダーにとってはおいしい商売のようです。
しかし、実際は同じでなく、機器で圧縮して送ればパケットをぐっと減らすことが出来ます。
簡単に比較は出来ませんが、CDをMP3で記録するとCD1枚に10ぐらいのアルバムが記録できるとの事でも解りますが、1/10ぐらいの圧縮は簡単です。
ましてや、ステレオでもなく、音域も喋るだけですからそんなに広く無くても良く なによりずっと喋り続けるわけではないので 息継ぎの時間や考えている時間にパケットは流れない。
かなりの圧縮が期待できるわけです(ある程度の音質を保って)
詳細な仕様は公開されていないのですが、例えば月額の基本料金さえ払えば 同じベンダーのIp電話網に掛けるのは無料とかになれば たとえば、会社に掛ける電話は パケット代以外は無料です。極論ですが、ここに差すカードがDDI−PやFree−Dのつなぎ放題ならば、完全無料にすることも可能です。
改めて、携帯電話の世界の再編が起きる可能性を含んでいます。
一応、現状では やはり仕様が出ていないので詳しくは判りませんが、電池の消費が激しくなることが十分に予想されますので、持続時間等に一般携帯電話以上に問題はあるかと思いますが、いっそのことPDAに一体化してくれるほうが、私はありがたいのですが・・・(二つ持たなくて済む)
回線業者から回線だけ借りて、Ip電話を展開する業者も今後は出てくるのではと・・・
また、混迷の時代に入りそうです。