Sempronプロセッサ

昨日、3100+のプロセッサーの発売記事を読んでいて少し驚きました。勿論、athelonXPで3200+まで来ていたので驚くほどのことではないのですが、そのCPUの内部クロックが1.8Gということです。
Intelが出してきたSLOT Aの事実上の消滅で生まれたSocket370と呼ばれるCPUソケットと同時に近いタイミングで出たSocketA時代で言うと Pentium!!!(3)といわれるプロセッサーが0.5Gぐらいのこと。勿論、この当時としては問題大有り。AMDのCPUを搭載するためには専用の電源が必要だと言わしめるほどの電気ぐらい。電源ユニットのせいで不安定になるコンピューターが多発したのはご愛嬌として・・・・。
現行の、Sempronは2種類のパッケージで提供され その一つは今出したSocketAで提供されます。
何度も出して申し訳ないですが、socketの変更は、ピン数の増加を意識したものが多く 確かに信号線の増加もあります。バスの64bit化、省電力のための信号線の追加、タイミングピン、複数電圧の制御 etc. しかし、その最大の原因はやはり電源の不足ではないのかと思うのですが・・・・
高速化すればするほど、電気の消費量が増えるのですが このSempronは実クロック1.8G AthelonXP 3200+は、2.2G約20%のクロックダウンが行われています。その上、キャッシュメモリーのサイズはぐっと絞られての結果です。コストも下がるでしょうし 生産上の問題も少ないでしょう。Celeronはどうかというと 恐らく、3.2Gのクロックのもので同等ということなのでしょうが、それと比較した場合かなりのクロックダウンになります。勿論、これはIntelに技術力が無いということではなく Centrinoでは、クロック比性能は同等になるだろうと思われるからです。
今回の、Sempronは SSE2(マルチメディアエクステンション命令)や3Dnow!も実装したために CPUの使い方では恐らく不自由することは無いでしょう。勿論、ゲームをしたりしたときなのですが(って一部認識の問題は有りますが)。消費電力もceleronDの68.4Wに対して62Wとベット脇の明かりぐらいの差は有ります。
しかし、チップセットや電源供給ユニットの問題はありますが、ずいぶん昔のマザーボードについていたソケットと同じものが未だに使えるというのはなんとなく得したような気になりませんか?
技術的には、現在のAthlonの64のコアを利用したCPUで、内部処理の複数処理の本数が増えたりと色々あるのですが、昔流に言うと「羊の皮をかぶった狼」というのでしょうか、妙に早い小型車というのか そういった爽快さのある機械に仕上がらないかと?
現在、私の家にはsocket370とsocketAしか存在しません。勿論、SocketAのほうが早いCPUを積んでいるのですが、もし、マザーボードが対応しているのならやってみたいかな? って、1.5万円・・・・つらいな〜