VGA表示の負荷が

今回、VGAの表示において新しいCPU群が一緒に出荷されています。
チップの出荷の問題かと思っていたのですが、また違ううがった見方でVGAになってその描画に大きな負荷が発生し遅くなる分を、最上位機種が遅いと言うマーケティングを嫌って 発売しなかったのではと考えてしまいます。(あっ、E800を忘れてた・・・)
DELLのX30以外はどうも、VGA機に高速のラインナップを持ってきたようです。
多くの部分で、未だ標準のOSでは、ビデオチップアクセラレーター機能を使いこなせないのか、ビデオを担当するチップとCPUが両方とも電気食いですから 使いたくないのかアクセラレーターの機能が完全に生きてないような気がするのですが・・・・
グラフィックアクセラレーターは、VGAという画面が当たり前に成った時にコンピューターの世界でも脚光を浴びて登場しましたから(実際は、CAD用として現在のものと機能、用途は違うもののかなり前から存在します)何となく、歴史の再来のような。
ただ、この当時のVGAはグラフィッの規格で、今の画面サイズだけではないので 640x480 16色 若しくは 320x200 256色等の選択できるビデオ規格の総称でした。
今の、VGAは640x480の24bitや32bitカラーですから その当時のVGAではなくSVGAの規格範囲となり、その時のコンピューターよりははるかに早くなったということなのでしょう。486CPUの頃だから ついこないだのような・・・(って、ただ年なだけかも)
CPUの速度は上がり続けたが、CPUとグラフィックと言うよりRAMとを接続する道路の太さが決まっていたために 画面を大きく書き換えるソフトウエアーの登場で道路が渋滞続き。その時はバブルで土地の値段が高かったので 新しい道路を建設するための土地が無い・・・・(ってどういう説明だ 信じないで下さいね) で、苦肉の策で、道路の車線の幅を減らして車線を一つ増やす(転送速度のこっそりクロックアップ)とかもしてみたのですが焼け石に水。で、画像データの大半は同色の塗りつぶし(当時ですよ)殆どが黒の中に オブジェクトが動く物だったので いくつかのコマンドを決めて塗りつぶす場所を一つ一つデータで送るのではなく、「ここからここまで塗りつぶし」とか「ここからここまで太さXXの線を引く」とかとデータを解析し、いくつかのコマンドで送る手法を使ったのがアクセラレーターです。そのうち、画面は全てアクセラレーターに任せて、画面上の書き換えた部分だけをグラフィックアクセラレーターに送り描画する方法に変わってゆきました。
これによって、同じ性能のコンピューターの速度が5倍ぐらいに跳ね上がったので一気に商品としてブレィクします。
各社各様、竹の子のように出てきて どんぐりの背比べと言うところまで性能が上がって 残ったところは数社となるのですが・・・・
勿論、最初の320x200の白黒のときであったら 画面サイズが小さいので たった7.8kバイト。ここまで小さいと転送したほうが速かったのですが、時はwindowsの登場でグラフィックインターフェースの世界に入り 全面グラフィックのカラー画面。例えば XGAと言われる 1024x768の256色 で768KのRAMがいります。ちなみに今のVGAと言われる液晶を搭載したPDAの場合2.4Mの表示のためのRAMが必要ですから(本当かな?計算間違えてない? 640x480x65536÷8(ビット→バイト)÷1024(バイト→キロバイト)÷1024(キロバイト→メガバイト))2Mのファイルの転送が画面の一部が書き換わるたびにやっていれば遅いことは火を見るより明らか・・・・。うそだと思うのなら、SDカードからメモリーにデジカメの写真をコピーしてみてください。
こうなってくると、CPUだけでなくグラフィックアクセラレーターの性能が重要なファクターに成る事はわかってもらえると思います。
ちなみに、PCの場合はもっと進んでグラフィックアクセラレーターはMPEGの動画データーを渡すと勝手に再生してくれたり、3次元の座標を送ってその表面に貼り付けるテクスチャーと呼ばれる 皮(3次元で出来たデータに いろんな色のシールみたいなのを貼り付けて本物らしくする技術)を送るだけで3次元のキャラクターを動かしてくれたりします。
ちなみに、東芝のE800及びHPの4700は仲良く ATI Imageon3220。そして、DELL のX50Vはintelの2700Gと成ります。
ドライバーの出来と、性能が同じものとは思えないぐらい違いを見せるのは、E830とHP4700.ベンチマークの結果だけを見るのであれば(もちろん両方持っていません)4700の圧勝でしょう。ただ、CPUの速度だけであればクロックなりと思えますから IPAQ Magicというよりアクセラレーターの利用の仕方に差があるように思えます。
ここで、問題なのは2700Gを搭載された DELL X50V
期待ほどで無いあちこちの海外のレポートですが、このチップだけがMPEG2やMPEG4のアクセラレーターを搭載しており 720x480のDVD画質の映像を30フレーム+の速度で再生する能力を持っていますから ビデオの再生速度での比較であれば再生ソフトがネイティブな対応をすれば、かなりの差を付けられるのでしょう。(いまは、対応する気が無いのかと思える結果のようです)
付属で3Dのゲームが付いて来ているのもその差を見せ付けようと思ってのことなのでしょうが 評判は、家庭用ゲーム機以下の評価しかないようです(当たり前だろう、要求するものが違うって!!)
マイクロソフトがintelに合わせてWMV11なんかをチューニングを始めたら、既に発売して間のあるImageon3220などは敵ではないと思うのですが・・・昨日の話しじゃないですけど、スペックだけでは語れませんね。