ラウンチャーとメニュー

今の、Windowsのメニューはずいぶん変わってきましたが Widnows3.1と言われた頃から継続するメニュー形態です。
プログラムをする人には、ファイルエクスプローラーと呼ばれる、Windowsであれスタートボタン上で左クリックで選択できる ファイル表示形状のエクスプローラーメニューがそれです。
左側にフォルダ名がツリー表示して、右側にそのフォルダ内のファイルが表示されると言う形態です。
しかし、それからプログラムを起動するのは面倒なので、スタートメニューのプログラムの中にショートカット(MACではエイリアス)と呼ばれるアイコンを表示しその選択によってプログラムを起動します。
基本的にはPDAも同様の構造になっています。
もっとも、PCではデスクトップと呼ばれる画面上に ショートカットを沢山作りそこから起動するユーザーも少なくなく 今でこそあまり問題には成りませんがデスクトップに表示するアイテムが多ければ多いほど 画面の書き変わりが遅くなって操作性を悪化させるのですが、やっている当人は気が付いていない一番悪いケースになります。
最近は、それでも機器の速度が上がったのと 画面の解像度が一部の機器を除いて 少なくとも1024x768の解像度がありますので多少のアイコンが並んでいても邪魔になりません。
思い出してください、富士通のPCがNECのPC98を駆逐した頃。
画面サイズは VGAかSVGAと呼ばれるサイズ。
PC98を継承した、ラウンチャーが付いていた頃のことを。
画面を9~12分割ぐらいにして そこにアイコンがありボタンでアプリケーションを選ぶやつ。
勿論、各アプリケーション内でも 機能の選択にいろいろなインターフェースが使われていますが それの基準と成る統合された部分だとは思いますが 多くは現在まで生き残らず結局初心者向きソフトは インストール時に「デスクトップ上にアイコンを作りますか?」と聞いてきてショートカットを置いてゆきます。まあ、聞いてくるだけましで、聞かずに置いてゆくやつも沢山います。
PDAではCLIEが採用しているCLIEラウンチャー(って機種ごとに変わっているから そう呼ぶのも抵抗あるな・・・)があったり、色んな機種で色んな機種なりの表示がありました。
過去に(って現役ですよ一応)京セラから「Pocket Cosmo」というPDAがあって、そのラウンチャーが3Dだったと記憶するのですが・・・勿論CLIEも3Dがありますが あのラウンチャーは半透過式だったと記憶するのですが・・
未来のインターフェースとして登場し、一時期話題になった半透過式インターフェースなのですが 簡単に言うと、バックが透明なところにアイコンを置きそれを何枚も重ねたようなメニュー構成にします。
その一枚一枚(ここではレイヤーという言い方をします)が、完全な色ずけではなく裏側が透けて見えるようにすれば下のものも見えますし、そのアイコンも確認できると言うわけです。
PCでいくつかこのインターフェースのアプリケーションが出てきたのですが、残念ながらどれも消えてしまいました。
原因は、やはり画面が広いと言うことと、解像度がフォントサイズと連動するためにドット密度の上昇が結局あまり上がらなかったために不自然な半透過になる為です。
で、最近HTKというみんなの評価の高いアプリケーションなんて見ていると、突然頭の中にフラッシュバックしてきました。
現在、横画面にしたHTKでの入力はかなりのレベルだと言われていますし、わたしもなかなかの物だと思ってみているのですが、画面の約半分をキーボードが占めるので情報量が大きく下がっています。
まあ、打ち込む下に出るわけですから役に立つか役に立たないかは別として、半透過キーボードになって 何かが表示されているみたいなのは駄目ですかね?
以前に発生した問題は、そのドットを目視で確認できないほど詳細になった液晶が解決してくれますし、QVGAだと思えば少しぐらい詳細なイメージが下がったところでいいような気がしなくもありません。
ソフトウエアーグラフィティでも確か半透過のものがありますがいかんせん解像度が低すぎてかえって視認性が悪化しております。
VGAという表現力を手に入れましたが、多くの人たちにとって朗報だったというわけではありません。QVGAモードで使うのであれば高価な液晶を使った意味がありませんし、PCのように解像度なりに字を小さくすれば あまりにも小さな文字が認識しにくいという問題もあります。
ビューワーとしての機能であれば、大幅に向上した部分でしょうがVGA液晶になった効果がもっと現れるようなアプリケーションが出てくると良いのですが・・・